Tableauは、ビジネス・インテリジェンス（BI）に役立つ分析ソフトウェアです。データフィールドを素早くビジュアライゼーションできるツールで、ダッシュボードやストーリーを作成して、分析結果を表現することもできます。 無料版のTableau Publicでは、作成したデータをインターネットにアップロードするなど、分析機能が充実しています。ただし、ローカルドライブやネットワークドライブにファイルを保存することはできません。公開したファイルは誰でも見ることができるため、無料版は機密データや個人情報を含む分析には適していません。 ローカルにファイルを保存するには、Tableau Creatorのサブスクリプションが必要です。これには、Tableau Desktop、Tableau Prep Builder、Tableau ServerまたはTableau Onlineのいずれかのライセンスが含まれており、セキュアな環境での共同作業が可能になります。

簡単な分析を行うのに、コーディングのスキルは必要ありません。フィールドを行や列の欄にドラッグしたり、フィルタやページを追加するなど、ドラッグ＆ドロップでほとんどの機能を利用できます。また、任意のフィールドを右クリックしてコンテキストメニューを使用することで、プロパティを調整することができます。 データに含まれていない計算が必要な分析の場合は、数式を使ってフィールドを作成する必要があります。数式はシンプルで、例えばあるフィールドから別のフィールドを引きたい場合は、マイナス記号を使うだけで済みます。Tableau の基本的な数式は、IF、LEFT、DATEADD などの数式で、Excel のような構文を使用します。なお、FIXEDやINCLUDEなどの高度な数式は、Excelとは異なる構文のため、わかりにくいですが、非常に有益です。

Excelなどの他のプログラムと同様に、Tableauも時間と労力をかけて独学できます。似たような分析ソフトを使った経験があると使いやすいです。ただし、Tableauは独自の環境を使用しているため、ある程度のサポートがあれば、より簡単に習得することができます。例えば、「表示」ボタンを使って素早く分析結果を作成するなど、便利なショートカットがあります。日々アップデートのあるTableauを学ぶには最新の情報を学べるオンラインコースがおすすめです。