
リスキリングってそもそも何?ただの自己研鑽じゃないの?
リスキリングは、単なる個人の興味や関心に基づく自己啓発とは異なり、「企業の成長戦略」と「個人のキャリアアップ」を両輪で進める戦略的な取り組みです。
デジタル化の加速や働き方の多様化などの変化の激しい現代において、企業が競争力を維持・向上させるためには、従業員一人ひとりが「変化に対応できる新たなスキル」を習得し、それを「企業や組織の成長」に繋げていくことが不可欠です。
同時に、終身雇用が崩壊しつつある時代において、個人としても自身の市場価値を維持・向上させるために、「自ら学び、成長し続ける」姿勢が求められます。
このコースでは、企業と個人、それぞれの立場から、リスキリングを成功に導くための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
リスキリングは何故上手くいかないのか
多くの企業でリスキリングが上手くいかない原因は、「場当たり的な研修の実施」や「従業員のやらされ感」にあります。
企業は目指す未来の事業の姿から逆算し、「どのような人材が必要なのか」、「その人材を育成するために、どのようなスキルが必要なのか」を明確に定義する必要があります。
そして、従業員に対して「なぜ、今、このスキルを学ぶ必要があるのか」を丁寧に説明し、「学ぶことへの納得感」と「将来への希望」を持ってもらうことが重要です。
また、学んだことを「実践できる場」を用意し「継続的なフォローアップ」を行うことで、初めてリスキリングは成果に繋がります。
このコースでは、リスキリングを成功させるための具体的なステップを、一つずつ丁寧に解説していきます。
企業・組織として、どのようにリスキリングに取り組めばよいのか
まずは、経営戦略と連動した全社的なリスキリング戦略の策定する必要があります。
「デジタル化の推進」「新規事業の創出」「既存事業の変革」など、企業が目指す姿を明確にし、その実現のために必要な人材・スキルの要件を定義します。
次に、従業員のスキルを可視化し、現状を把握します。
そして、「育成すべき人材」と「習得すべきスキル」を明確にした上で、「具体的なリスキリング計画」や「KPI」を設定します。
計画に基づいた「研修」や「eラーニング」などの学習機会を提供し、「実践の場」を用意することも重要です。
さらに、「1on1ミーティング」や「メンター制度」などを通じて、従業員の学習を継続的にフォローアップし、「効果測定」と「改善」を繰り返していくことが、リスキリング成功の鍵となります。
このコースでは、これらのプロセスを一つずつ丁寧に解説し、具体的な実践方法を提示します。
社員・個人は一人のビジネスパーソンとして、どのようにリスキリングに取り組めばよいのか
まずは、リスキリングに取り組むマインドセットが必要です。
このコースでは2つのマインドセットについて学びます。
次に、企業が示す方向性や提供する学習機会を参考にしながら、「自身のキャリアプラン」と「習得すべきスキル」を明確にしましょう。
そして、「計画的な学習」と「積極的な実践」を繰り返し、「継続的なスキルアップ」を目指しましょう。
このコースでは、これらのステップを具体的に解説し、あなたのリスキリングを強力にサポートします。
コースの全体構成
1.はじめに
コースの全体感を説明します。
1)このコースで学べること
2)受講に関する注意点
2.導入:リスキリングとは何か
まずはリスキリングとは何かを学びます。
1)スキルとは何か
(1)ソフトスキル
(2)ハードスキル
(3)スキルのポートフォリオ
2)スキルの寿命
(1)時代やテクノロジーの変化
(2)デジタル化による仕事の変化
(3)環境への適応
(4)普遍的なスキル
(5)ポートフォリオの見直し
3)リスキリングとは何か
(1)時代の変化に適応と企業の生存戦略
(2)リスキリングは業務活動の一環
(3)社員にとってもチャンス
4)リスキリングと混同されがちなもの
(1)アップスキリング
(2)アウトスキリング
(3)リカレント
(4)アンラーニング
5)スキルベース
(1)スキルベース採用とは
(2)特徴
(3)従来の採用方式との比較(メンバーシップ型、ジョブ型、スキルベース)
(4)スキルベースが広まっている背景
(5)スキルベース組織とは
3.導入:上手く行かないリスキリング
日本におけるリスキリングの状況と、上手く行っていない場合の代表的な理由を学びます。
1)リスキリングの現状
(1)日本企業と個人の現状
2)リスキリングが上手く行かない理由6選
(1)必要性が理解されていない
1】企業・組織・社員にとっての必要性
2】情報感度の低さ
(2)新しことを学ぶことに慣れていない
1】日本の雇用・労働環境
(3)企業の戦略と紐づいていない
1】経営・組織トップの理解不足
(4)社員の意思と紐づいていない
1】会社・組織・社員のすり合わせ不足
(5)取り組む時間が捻出できていない
1】社員の自主性に依存している
(6)学びを実践する機会がない/少ない
1】学習だけさせて満足している
4.リスキリング実践:企業・組織編
会社・組織として、どのようにリスキリングと向き合い、施策を計画・導入・実行すればよいのかを学びます。
0)企業・組織のリスキリングプロセス全体
(1)プロセス全体像
(2)リスキリング推進体制の座組
1)企業・組織の戦略を立案する
(1)製造や金融の例
(2)リスキリングの必要性(事業の新規性×仕事内容の変化)
2)現在のスキル保有状況を整理する
(1)スキル定義を作成する
1】スキル定義の作成方法
2】既存の枠組みを活用する例(デジタルスキル標準)
【1】DXリテラシー標準
【2】DX推進スキル標準
3】テーラリングの必要性
4】システムの活用
【1】タレントマネジメントシステム
【2】スキルマネジメントシステム
【3】ラーニングマネジメントシステム
(2)社員のスキル保有状況を可視化する
1】情報収集
2】集計と可視化
3】よくある失敗事例
【1】評価結果が実態と乖離する
【2】評価結果が人によってバラバラになる
【3】収集したデータが陳腐化する
3)リスキリングの計画とKPIを設定する
(1)スキルの移行計画
(2)実現するためのKPI
1】KPIとKGI
2】学習状況(施策プロセス)
3】学習成果(業績アウトプット)
4】その他
4)リスキリングの実施方法を決定する
(1)学習方法
1】集合研修
【1】講義
【2】ワークショップ
2】オンライン研修(リアルタイム)
【1】講義
【2】ワークショップ
3】e-Learning(オンデマンド)
【1】講義(長時間)
【2】マイクロラーニング
4】実践・体験学習
【1】OJT
【2】プロジェクトベース
【3】ジョブローテーション
【4】シミュレーション/ロールプレイング
【5】コーチング
5】相互学習
【1】勉強会
【2】コミュニティ活動
【3】ピアラーニング
(2)実践方法
1】実践・体験学習の活用
2】社外OJT
3】社内副業
4】社外副業
5】現行社内制度の見直し
(3)フォローアップ方法
1】相互学習型の活用
2】1on1
3】メンター制度
4】表彰制度
5】異動制度
5)リスキリングの目的や進め方を社員とすり合わせる
(1)会社・組織の目的や施策を共有する
(2)社員本人にやりたい事が無い場合の対応
(3)進め方のすり合わせ
6)実際に学習してもらう
(1)会社・組織としてはフォローアップが中心
7)学びを実践する場を提供する
(1)会社・組織としてはフォローアップが中心
8)状況を確認しPDCAを回す
(1)状況確認の観点
(2)問題が発生していた場合の対応
5.リスキリング実践:社員・個人編
社員・個人のビジネスパーソンとして、どのようにリスキリングと向き合い、施策を活用すれば良いのかを学びます。
1)リスキリングに取り組むマインドセット
(1)キャリアオーナーシップ
1】キャリアオーナーシップとは
2】特徴と具体的な行動例
(2)グロースマインドセット
1】グロースマインドセットとは
2】フィックスドマインドセットの違い
3】特徴と具体的な行動例
2)リスキリングとの向き合い方(企業・組織のリスキリングプロセスと対応するよう解説)
(1)企業・組織の戦略や方向性を理解する
1】なぜ理解する必要があるのか
2】主な情報源
(2)自分自身のスキルを棚卸しする
1】職務経歴を書き出す
2】スキル定義を元に評価する
3】他己評価を活用する
4】生成AIを活用する
5】良いスキル定義が無い場合
(3)なし
(4)なし
(5)ー1.自分のやりたい事やキャリアプランを明確にする
1】明確な目標がある場合
【1】目標実現に必要なスキルを洗い出す
【2】目標まで距離が遠い場合のロードマップ設計
【3】何年後の目標を設定するのか
2】計画的偶発性理論と5つの行動特性
3】明確な目標が無い場合
【1】手持ちスキルの寿命を整理する
1〕長寿スキルと短命スキル
2〕スキルの抽象度を変えてみる
3〕長寿スキルを維持 or 向上
4〕短命スキルは更新 or 捨てる
5〕アンラーニングの実践
【2】活かしたい自分の手持ちスキルから次の目標を逆算する
1〕活かしたい手持ちスキル
2〕次の目標を探すアプローチ
3〕今の軸を伸ばす
〔1〕既存スキルの向上+少しの新規スキル
4〕軸を少しだけずらす
〔1〕スキルの組み合わせを考える
〔2〕スキルの足し算で軸を変える
〔3〕考え方の具体的な例
(5)ー2.上司との面談の場を積極的に活用し意思を伝える
1】伝える事の必要性と重要性
2】会社と自分の意向をすり合わせる
3】意向をすり合わせつつ計画を立てる
4】あまりにも会社・組織が意向を尊重してくれない場合
(6)-1.目的に適した学習方法を選択する
1】様々な学習方法(再掲)
(6)-2.社内外の学習リソースを活用する
1】書籍・外部研修
2】セミナー・学習コミュニティ
(6)ー3.学び方の学習:メタ学習
1】十分な睡眠
2】気が散るものを排除する
3】ポモドーロテクニック
4】適度な休憩
5】習慣化
6】スモールステップ
7】if-thenプランニング
8】相互学習(コホート学習)
9】アクティブリコール
10】分散学習
11】メタ認知
12】人に教える(ラーニングピラミッド)
(7)-1.業務で実践する機会を積極的に作る
1】計画の段階から実践の方針を織り込む
2】実践方法の例
3】改善活動
(7)-2.社内副業や社外副業を活用する
1】社内副業
2】社外副業
(8)-1.定期的に成果を振り返り目標や計画を見直す
1】計画の進捗や成果を振り返る
2】計画を是正する
3】必要な支援を会社・組織に求める
(8)-2.積極的にフィードバックを得る
1】日頃からフィードバックを貰うクセを持とう