【翻訳の基礎】さまざまな条件表現の訳し方を身につけよう!【練習問題&添削サービス】【翻訳者・翻訳家・翻訳講座】
What you'll learn
- 実務翻訳で役立つテクニック
- 英日翻訳の条件的表現
- トライアル合格レベルの訳文を作る方法
- 原文の意図に忠実で、かつ自然な訳文を作る方法
Requirements
- 翻訳を初めてみたいと考えている方
- 資格試験などの目安は特にありません
Description
【概要】
皆さんこんにちは。翻訳ジャーニーの五野上(ごのかみ)です。今回は「条件表現」をテーマに取り上げてみたいと思います。実務翻訳に限らず、あらゆる翻訳、あらゆるジャンルで、翻訳をする上での基本です。英文の条件的な意味合いをくみ取ることはもちろん、日本語にはどのような条件表現があるかという点についても考えてみたいと思います。
まずは、「If」から始めて、不定冠詞、動名詞、前置詞へと進みます。原文の状況を想像しながら、最適な訳文を作る練習をしていきたいと思います。最後には添削課題を用意しています。よろしければご自身で訳出して、提出してみてください。講師が内容を拝見して、添削&フィードバックいたします。
【目次】
全体の説明(無料プレビュー)
翻訳ジャーニー全体の流れについてお話しします。
このコースの概要説明(無料プレビュー)
このコースの概要を説明します。
課題文1「If」(無料プレビュー)
- まずは条件表現の基本「If」を見てみましょう。
課題文:If you wish to continue reading, click the link below to purchase this novel!
実際に目にしそうな原文です。「If」だけでなく「wish」との組み合わせについても考えてみます。
また、To不定詞を訳出する際の語順についても考えます。
課題文2「不定冠詞」
- 実は、不定冠詞にも軽い条件的な意味合いがあります。
どのような理由で条件的な意味となるのか、どのような訳出パターンがあるかを見てみます。
課題文3「With」
- 学校文法でも取り上げることが多い、With を使った条件表現を見てみます。実務翻訳で頻出するパターンですのでしっかりと押さえておきましょう。
課題文4「動名詞」
- 意外に思う方もいらっしゃるかと思いますが、動詞に ing をつけた動名詞にも軽い条件的な意味合いがあります。翻訳をしているとさまざまなところに登場しますので、注意してみてみましょう。
課題文5「before」
- 少し複雑な条件表現です。義務的な表現と before one can の組み合わせが条件表現を作ります。誤訳したり、ぎこちない訳文になったりすることが多い表現です。
課題文6「その他」
- 上記以外にも、さまざまな条件表現があります。頻度が低いことを示す条件や、省略された疑問文なども条件的な訳し方が必要です。翻訳を始めたばかりの方は訳し方がわからず戸惑ってしまうかもしれませんが、パターンを押さえておけば難しいことはありません。
【受講に当たってのご注意とお願い】
本講座は、翻訳経験15年の現役翻訳者が「実践力と応用力を身につける」ことを主眼に置いて企画した翻訳講座です。毎回、特定のテーマを取り上げて、そのテーマを集中的に攻略していきます。1つの課題文に対して3種類ほどの訳文を用意して、それぞれを比較検討しつつ、よくできた点と、改善できる点について探っていきます。
今回は条件的な表現を扱います。主にこれから翻訳を始める方や、トライアル合格を目指す方を対象としていますが、すでに実務に入っている方にも参考にしていただけるかと思います。
翻訳ジャーニーのシリーズ全般に関する紹介はプロフィールページに記載しています。そちらも合わせてご覧ください。
Who this course is for:
- プロ翻訳者を目指す方
- トライアル合格を目指す方
Instructor
皆さん、こんにちは!
英日翻訳者の五野上 良(ごのかみ りょう)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
Udemyで公開している「翻訳ジャーニー」は、「これからプロの翻訳者・翻訳家になりたい!」、「実務翻訳のプロとして活躍したい!」という方を全力でサポートするオンデマンド型の翻訳講座です。
以下に、講師の経歴やこの講座の特徴についてご紹介します。
[講師紹介・経歴]
翻訳歴20年弱
海外で日本語教師を経験し、国内では一般企業2社で社内翻訳者、大手翻訳会社Welocalize Japanでリードリンギスト、そして専業フリーランス翻訳者として10年以上の経験があり、現在は翻訳会社の代表、翻訳の講師。YouTube、Instagram、ストアカ、noteでも活動中。
トライアルをゼロから作成したり、提出されたトライアルを評価したりしてきたほか、多くのレビュー(他の翻訳者が訳出したものをチェックするお仕事)も担当させていただきました。
このお仕事を始めた頃は、「翻訳はセンスとフィーリングが重要な職人技」というイメージがありました。しかし、翻訳の世界で経験を積めば積むほどその考えが変わり、「翻訳とはセンスよりもコツである」と考えるようになりました。
パターンに分類する、手持ちのカードを増やす(講座の中で詳しくお話ししています)といったアプローチで、応用しやすい翻訳技術をご紹介します。
[講座の目的と特徴]
この講座「翻訳ジャーニー」では、毎回特定のトピックを取り上げ、講師がiPadとスタイラスペン(Apple Pencil)を使って様々な訳文に赤ペンや蛍光ペンを入れて、試行錯誤、推敲、取捨選択する様子を受講生の皆さんと一緒に見ていきます。
なぜこのようなスタイルを取るかと言いますと、皆さんにも訳文作りの途中経過を一緒に体験していただきたいからです。単に、原文と、それに対応する上手な訳文を並べるだけ、あるいはそこに多少の解説を付けるだけ、というのでは、翻訳スキルはなかなか上達しません。
たとえば、ベテランの翻訳者が原文を読んで訳文を1つ作ったとき、実はその翻訳者の頭の中では膨大な数の試行錯誤が行われていて、たくさんの組み合わせが試されて、たくさんのボツ訳が生まれているのです。翻訳技術を身につけるためには、こうした取捨選択のプロセスを追体験することが大切です。
最初はゆっくりでもかまいません。そして、何回書き直してもかまいません。ご自身で作った訳文を少しずつでも改良していく技術を磨くことが大切です。
[講座の対象者]
・これから翻訳者を目指す方(英日、産業翻訳、実務翻訳)
・トライアル合格を目指す方
・日々の翻訳で訳しづらい単語や構文に悩んでいる方
・もっと翻訳スキルを高めたい方
・在宅のお仕事に興味がある方
・翻訳会社や一般企業の社内翻訳者を目指す方
[さいごに]
「プロの翻訳者になる」、「活躍できる翻訳者になる」、という皆さんの目標達成に向けて、一緒にジャーニーを歩んでいきたいと思っています。
それでは、本編でお目にかかりましょう。