
コースの目的と全体像を確認します。また、コース成功の条件について、以下の点をお伝えします。
楽しく取り組むこと
大きなところから押さえること
実際のビジネスを想定しながら考えること
財務会計の意味について、教科書的なものと実践的なものに分けて説明します。多くの私たちビジネスパーソンにとって財務とは何のためにあるのか、財務分析は何をすることなのかについて考えましょう。
財務三表の大枠を説明します。財務三表についてまず、
貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の関係
キャッシュフロー計算書(C/S)の役割
を押さえましょう。
財務の勉強を始める人はまず簿記から入る方が多いものです。一方、だからこそ財務嫌いや苦手意識が付いてしまうことも多いもの。ここでは財務の勉強に簿記は必要か?というテーマについてコメントします。
損益計算書の基本的な構造を押さえ、重要な用語を理解しましょう。売上原価と販管費の割合から大きな収益構造を捉えるということで、グラフ化しながら分かりやすく考えます。
■扱う企業
資生堂
出光興産
補論として、京セラの稲森和夫さんが言う「売上最大・経費最小」について紹介します。日本企業はコスト削減の努力は行いますが、売上単価を上げることは非常に苦手です。日本企業の抱える最大の課題とでも言ってよい「値付け」の重要性について説明します。
損益計算書を見るうえで、昨対比ということで数年間しか見ない人も多いものですが、損益計算書は長期的なトレンドを押さえることが重要です。ここでは実際の企業の事例を見ながら分析する期間によって見え方がすっかり変わってしまうということを実感しましょう。
■扱う企業
東洋製罐
アシックス
セグメント情報の扱い方やルールについて説明します。また、事業セグメントだけでなく地域セグメントについても学びましょう。ここでも企業の事例を扱いながら、どのようにセグメント情報を見ていけばよいか、イメージが湧くようにします。
■扱う企業
花王
デサント
貸借対照表の基本的な構造を押さえましょう。ここでは「資金の調達と運用」という切り口から大きく貸借対照表を理解します。また、流動と固定という考え方についても正確な理解をしましょう。
■扱う企業
資生堂
出光興産
バランスシート(貸借対照表)が大きいとか小さい、あるいは重いとか軽いということがあります。多分に感覚的な話ではありますが、よく言う言い方でもありますので、簡単に説明しておきます。
■扱う企業
NTTドコモ
ソフトバンク
貸借対照表の右側の理解を深めるため、自己資本比率について考えます。一般的には「自己資本比率は高い方が良い」といわれることが多いですが、それは本当でしょうか?これは答えがない問いではありますが、だからこそ皆さん自分の頭で考えてみましょう。
自己資本比率は高い方がよいのか?低い方がよいのか?それはなぜなのか?
ここでは最近の会計の流れも踏まえてファイナンス的な解説を試みます。上場企業を前提にしていますので、その点はご了承ください。
自己資本比率はあくまで「割合」です。これだけで企業の安全性を図ることはできません。ここでは絶対額の重要性について考え、「額」と「率」の両方を見ることを学びます。
■扱う企業
・家電3メーカー(シャープ/パナソニック/ソニー)
再度、資金調達に関する演習問題です。ベンチャー企業のような将来性が不確実な事業を始めるときには負債が良いのか株式がよいのか!?そしてそれは何故なのか?借入と株式の違いについて具体的な事業を想定しながら理解を深めましょう。
ここでは今まで学んだB/SとP/Lの理解をさらに深めるために、実際の企業の財務データを見ながら演習を行います。名前を伏せてある企業を5社紹介しますので、その財務の構造を見て、どの企業かを当ててみましょう。
■扱う企業
武田薬品工業
ローソン
三越伊勢丹
三菱倉庫
DeNA
ケーススタディ(1)の解説です。どういう点に着目するのか、各業種の特徴なども踏まえて説明します。皆さんの思考プロセスと比較しながら聞き、理解を深めましょう。
実際の企業の決算書を見てみます。どのように読んでいくのか、貸借対照表と損益計算書の見方のイメージを持ちましょう。
■扱う企業
三菱倉庫
DeNA
次に、実際の決算書を見て自分で構造を把握し、そのうえで企業の名前を考える演習を行います。手書きで構わないので、自分で財務データの構造を見抜き、事業構造を想像してビジネスの内容とつなげましょう。ここでも5社を扱います。
■扱う企業
ソフトバンクグループ
オリンパス
JR東日本
イオン
大和ハウス工業
ケーススタディ(2)の解説です。実際の決算書をグラフ化し、ケーススタディ(1)と同様に構造を考えていきましょう。どこに着目するのか、ビジネスの内容などともリンクさせながら説明をしていきます。
最後に、B/SとP/Lについてのまとめもしておきます。
遂に最後の財務三表、キャッシュフロー計算書の説明に入ります。ここではなぜキャッシュフロー計算書が必要になるのかを理解し、その基本構造を学びます。グラフ化についても2種類紹介しますので、ご自身が理解しやすい方で作ってみましょう。
■扱う企業
大塚家具
サムスン電子
営業CFがなぜ利益額とズレるのか、その大きな原因は2つ、運転資金の増減と減価償却の存在です。言い方を変えれば「信用取引」(掛けでの売買)と「設備投資」ということですが、このせいで会計上の利益とキャッシュフローに差異が生じてきます。ここではまず運転資金の増減に関して、運転資金とは何かから説明をしていきます。
運転資金のコントロールは事業運営の基本でもありますので、是非どういうときに運転資金が発生し、増えてしまうのかを理解しておきましょう。
利益とキャッシュフローがズレる第2の要因、減価償却について説明します。設備投資を行った際に、その効果が長期にわたることを反映して費用を期間按分していく処理のことですが、実はキャッシュに影響を与えません。定額法と定率法という2種類があるということも知っておきましょう。
実際のキャッシュフロー計算書を見ていきます。特に営業CFに関してはやや注意が必要なため、営業CFについて説明しています。
■扱う企業
三菱倉庫
ここでは具体的にキャッシュフロー計算書の分析演習を行います。ファミリーマートのキャッシュフロー計算書を見てどのようなことが考えられるか、検討してみましょう。なかなか最初は難しいと思いますが、是非何度も前の動画の説明を見返しながら、「利益とキャッシュフローの差異」が何を表しているのか理解していきましょう。
■扱う企業
ファミリーマート
ローソン
最後に調整弁としての財務CFについて説明を加えておきます。財務CFは調整弁ではありますが、ここで資金調達ができなければ事業の拡大が難しくなるという意味で、企業を支える黒子として大変重要なものです。貸借対照表の説明を合わせて是非理解を深めておきましょう。
また、最後にキャッシュフロー計算書に関するまとめもしておきます。
ここからは財務会計をベースにしながらも少し違う分野について簡単な紹介をしていきます。
まずは管理会計ですが、これは企業内部で経営管理のために使う会計ですが、簡単に言えば「今期は予算達成できそうか?赤字にならないか?」というようなことを考えるものです。財務会計は外部に対して報告するので過去の実績を正確にとらえることを基本にしますが、管理会計は未来に向けていかに数字を作っていくのかを考えます。興味のある方は是非こちらも勉強していってください。
コーポレート・ファイナンスという分野について簡単に内容を説明します。事業において資金調達・投資・そして分配政策について理論的に最適な意思決定をしていこうという分野です。最近ではますます重要性が高まっていますので、興味のある方は是非こちらも学んでください。
最後に税務会計について説明しておきます。税金は利益の額をベースに計算されますが、純粋に会計上の利益をベースにするわけではありません。納税額を恣意的に変えることができないような仕組みがあり、詳しくは税理士や会計士といったプロフェッショナルの世界になります。ただ、会社内で税務に関する仕事をされる方や、ご自身で会社を運営される方など、税金に関しての簡単な知識はあった方がよいでしょう。興味のある方は是非この分野もイメージをつかんでおきましょう。
このコースの最後のまとめをします。財務は使うもの、そういう心意気でどんどん今後の取り組みを行っていただければと思います!
※本コースは2024/5月に全面リニューアルし、2024/5月時点での最新データを使用しています。
1.【受講者の悩みや問題】
財務データの必要性は分かってはいるが、数字が苦手/財務データを見ると眠くなる/イライラする/意味が分からない…と感じてしまう
基本的な財務の勉強をしようと思って簿記から始めたら挫折してしまった…
営業活動や個人投資で企業分析をしたいと思っていても、財務諸表のどこから見たらよいかわからない/着眼点が分からない/取引先のデータを見ても、どう理解したらよいか分からない
そんなあなたのために、このコースを作りました!
2.【このコースの特徴】
たった4時間の動画コースで財務三表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の構造をつかみ、シンプルに理解することができる
簿記の知識不要で理解できる
グラフ化を意識しており、数字が苦手な人でも抵抗が少なくすんなり学習できるように設計
たくさんの有名企業の事例を紹介、演習も踏まえて実際にどう財務を見るのかイメージが湧く
財務会計だけでなく、ファイナンス/管理会計/税務会計との違いまで「次のステップへ」ということで紹介している
※逆に言うと、会計の細かい説明はほとんどありません。会計のルールを学びたい方は本コースの購入はお控えください。
※財務三表にフォーカスしているので、○○比率などのような経営指標は扱いません。経営指標については別途の映像を準備していますので、そちらを是非ご期待ください。
→ 詳しくは補足事項をご参照ください
3.【カリキュラムの概要】
第0章:はじめに
第1章:財務三表の仕組みと考え方
第2章:B/SとP/Lから会社の全体像をつかむ!~ P/L編
第3章:B/SとP/Lから会社の全体像をつかむ!~ B/S編
第4章:ケーススタディ(企業あてゲーム)
第5章:キャッシュフローから利益の質を見る ~ C/F編
第6章:財務会計とその他の諸制度との違い
■ 補足事項
基本的に決算書は2024年5月時点での最新情報を使っています
財務三表の基本的な理解にフォーカスしていますので、経営指標の読み方などは扱いません。経営指標の読み方にフォーカスした財務分析は別途の映像を作成予定です(2019年4月現在)。
「決算書の読み方」、「財務分析の基礎」になりますので、会計上の細かい説明は致しません。
加えて、基本的に「上場企業の決算書の読み方」になります。特に非上場企業(中小企業など)に関心が強い方は本コースの購入はお控えください。