
質問力という言葉に漠然とした疑問を抱いていたことがこのコースを作ったきっかけです。
調べていくと気づいたことが3つありました。
1つ目、世の中で言われている質問力は本当の質問力ではなかったこと。
2つ目、私たちが質問下手な理由の闇が深いこと
3つ目、本当の質問力とは問題解決までのプロセスだったと言うこと。
世の中で言われている質問力は本当の意味での質問力ではありません。
それは質問力のごくごく一部で、「人に正解や答えを求めるための礼儀力」という、かなり限定された条件下における質問力に限られた話です。
この一般的な認知が広まっている理由 に、生存者バイアスというものがあります。
講師紹介と、コースの全体像を把握していただきます。
世の中で言われている質問力の常識には、コミニケーションに偏った認知があります。
しかしその中でもおかしいと思われる常識がはびこっています。
例えば「最近どう?」と言う質問です。
あなたがこの質問に質問力がないと感じているならば、すでに生存者バイアスによって偏った認知の影響を受けている証拠です。
質問力とは抽象的で曖昧な言葉の定義です。
例えるなら、「スポーツ力」
様々なジャンルや環境のあるスポーツに必要な力を「スポーツ力」と言っているようなものです。
このレクチャーでは本当の質問力とは、ということでこのコースにおける質問力を定義します。
しっかりとここで質問力の定義を固めることでコースの内容をスムーズに理解することができます。
ここまでで、質問力の固定観念を取り払っていただけたと思いますが、私たちが質問下手な理由も理解しておく必要があります。
その理由が社会構造や過去の教育、現代の社会にあります。
質問というと攻撃の手段や主導権を握る手段という思い込みがあるのには理由があります。
あなたも、会社で先輩や上司に何か質問を要求されたことがあると思います。
「何でも質問してね」
この言葉をそのまま鵜呑みにして何でも質問するとおそらく会社では無能の認定をされるでしょう。
他にも会社で質問しにくい理由があります。
お子さんをお持ちの方は、この学校教育の弊害を知ることで家庭で何かできることを思いつけるきっかけになると思います。
知らないことを知らないと質問などできるわけもなく仮にできたとしても良い質問ではありません。
このような状態で無理に質問をひねり出すからインフルエンサーが怒り出すのです。
自分が質問をそもそもできない理由というものがあることを知る必要があります。
現代の悪影響で好奇心がなくなり見たいものしか見なくなり質問ができなくなる体質が出来上がってしまっています。
このような現状を把握することで質問力に対する考え方が変わります。
便利すぎるツールの弊害を掘り下げます。
歴史的に問題を解くよりも問題を提起する方が、偉いとされてきました。
問題を選定する作業の価値を知ります。
質問をきっかけにして視点を変えることができます。
自分に質問することで視点を変えることもできますし、誰かに客観的に見てもらい問いを投げかけてもらうことで視点を変えることができます。
問題提起は思考停止を解きます。
この問題提起を人にしてもらうのか、 自分でするのか。
自分ですることができれば自分の足で歩き出せます。
自分で自分に質問を投げかけて、自問のスキルを身に付けることができれば、過度に人に頼ることもなく依存することもありません。
正解を求める質問をすることもなくなり、的確な質問を人に投げかけることができるようになるでしょう。
こちらに保存用の補助教材をまとめてあります。
自問をするときに「なぜ」から始めてはいけません。
何故から始めてしまうとネガティブになり問題の根本を見逃してしまう可能性があるからです。
「なぜ」から質問してはいけないからといって、「どうして」から質問を始めてしまうとさらに難易度は上がります。
なぜなら、どうしての場合はネガティブにはなりませんが、問題の根本が置き去りになっているため解決策ばかりを求めて方向性を誤ってしまうからです。
ここまでの話でなぜやどうしてから始めると問題が起きる事は理解していただけたかと思います。
なので正しいステップを踏んで質問までの道のりを示しました。
この順序を踏んで質問まで至るもよし、至らずに自分の中で解決するもよし、仮説検証した後にまた振り出しに戻るもよし。
とにかくそのプロセスが質問力を鍛えます。
質問までの6ステップをクリアしていざ質問をする前に確認するべき12のことがあります。
1つ目が自分に質問して答えを想像したか、と言うことです。
ここで自分が想像できるような答えが生み出せるならば、その質問はするべきではないかもしれません。
質問する場と言うことを把握する必要があります。
その場に適した質問の仕方と言うものがありますので、TPOを把握しましょう。
質問をする相手との関係によって自分の立場が決まります。
立場によっては質問の仕方が失礼に値することもあるので注意しましょう。
丸投げの質問になると相手は困ります。
相手への配慮が良い質問への道です。
質問をする際、相手に責任を押し付けている形になっていないかを確認する必要があります。
正解を求める質問はしてはいけません。
その人の経験や、経験からくる考察、その人からしか見えない視点や視座を聞く質問になっているかどうかも確認する必要があります。
行動した後の質問になっていない場合、相手はやってみなければわからないとしか答えようがありません。
先程の質問までの6ステップを踏んでから質問をしましょう。
質問の先にえたい未来やできるようになりたい事を述べないとその質問を何のために答えるかが相手は分かりません。
さらに今の自分がどういう状況なのかやどういう知識を持っているのかと言うことも併せて伝えないと前提条件がわからないので答えようもありません。
自分の価値観を前提にして質問してしまうと、相手はその前提の定義から入らなければいけません。
聞き返せない場合はごく一般的に広く解釈して当たり障りのない回答をしなければならなくなります。
お互いのためにならないので自分の価値観を前提にして質問してはいけません。
質問には収束型と拡散型の2種類があります。
どちらにも向き不向きがあるので状況にあって使い分けましょう。
ここまでの確認するべき12の事の内容は総じて相手の労力に対する配慮が前提になっています。
この最低限の「礼儀力」が一般的に質問力と定義されていますが、このような次元の低いことを質問力と定義するにはあまりにももったいなすぎます。
質問力を鍛えるためには、自分への質問を繰り返すことが一番のトレーニング方法です。
相手に質問をすると仮定して質問を作ることで思考力や問題提起力が鍛えられます。
問いの場所を設ける事は非常に重要です。
現在目に見えている製品やサービスを生み出した本となる問いはなんだろうと言う視点で世の中を見てみましょう。
するとそれがヒントになって質問力が鍛えられます。
本やデジタルコンテンツはそれを作った人の視点からものを見ることができます。
自分1人だと偏った視点からでしかものを見れないので自問する際その質問も偏ってしまいがちです。
なのでさまざまな視点から物事を見る訓練をすることが質問力の向上につながります。
あなたはこれまでに「質問力」という言葉に疑問を感じたことはありませんでしたか?
・「なんでも質問してね」というくせに、何か質問すると不機嫌になる会社の上司や先輩
・「答えや正解を求めるな」と言うわりには「ググレカス」
・世の中で言われている質問力に対する謎の定義
このコースでは、シンプルに質問力と向き合いました。
【質問力=問題解決スキル】
今までの私は、「質問」というと誰かに正解や答えを求めることや、何かの秘訣とか裏技を教わるためのものだと思っていました。
そして痛感した結論があります。
「人に尋ねる」という行動は、問題解決に向かうプロセスのごく一部だったということ。
問題提起や自分への質問抜きに質問力を語ることはできないからです。
もちろん、誰かに質問する時のために「質問チェックリスト」はコース内にご用意しています。
とはいえそれは総合的な問題解決スキルの中でも最終段階で使用するものです。
問題と向き合い、自分の力で歩くためのプロセスに質問力の価値はあります。
ぜひ、この機会に「本当の質問力」を知ってください。