【短時間で学ぶ】実務上のつまづきポイントと対策を徹底解説!プロジェクトスコープマネジメントの勘所
What you'll learn
- スコープとは何か、スコープ管理とは何かを学びます
- 戦う前から負けないように、スコープマネジメントを考える上での開発アプローチの種類と特徴を学びます
- 予測型(ウォーターフォール)のプロジェクトにおけるスコープマネジメントの勘所を学びます
- 適応型(アジャイル)のプロジェクトにおけるプロジェクトマネジメント文脈でのスコープマネジメントの勘所を学びます
Requirements
- プロジェクト型の業務に従事した経験があることが望ましいです
- プロジェクトマネジメントの文脈からスコープマネジメントを学ぶコースのため、プロダクトマネジメント文脈でのスコープマネジメントについては対象外です
Description
このコースに含まれている主な学習キーワード!
スコープマネジメント、開発アプローチの選択、予測型(ウォーターフォール)、適応型(アジャイル)、WBS、変更管理、コミュニケーションマネジメント計画書、プロジェクトマネジメント、プロジェクト管理、PMBOKⓇ Guide、PMPⓇプロジェクトマネジメントの超重要スキルであるスコープマネジメントを学ぼう!
スコープマネジメントが上手くいかずに大変な目にあった経験はありませんか?
プロジェクトを円滑に運営するにあたり、スコープは超重要なマネジメント要素です。
このコースでは、予測型(ウォーターフォール)アプローチ、適応型(アジャイル)アプローチ双方の進め方において、スコープを適切にマネジメントするための要点を、プロジェクトマネジメントの文脈から学びます。
システム開発に限らず多くの業界や組織のプロジェクトマネジメントに共通する学習内容ですので、IT以外のプロジェクトを担当している方も安心してご受講いただけます。スコープってそもそも何?なんでマネジメントしないといけないの?
スコープとは、プロダクトやプロジェクトとして対応が必要な範囲や領域のことです。
スコープマネジメントが適切にできないプロジェクトは、変更の多発、コストやスケジュールのオーバーラン、品質レベルの低下、チームのモチベーション低下などの不の側面が如実に表れます。
適切なスコープマネジメントはプロジェクトの成功に不可欠な要素です。それ、戦う前から負けてませんか?適切な開発アプローチの選択をしよう
適切なスコープマネジメントは、プロジェクトの開発アプローチの選択から始まります。
開発アプローチ(development approach)とはプロジェクトの基本的な進め方のことです。
プロジェクトが持つ特性に合わせた開発アプローチの選択が、プロジェクトの成功につながります。
このコースでは、一般的な4種類の開発アプローチ(予測型、反復型、漸進型、適応型)に触れつつ、スコープマネジメントの切り口から開発アプローチの選択方法について学びます。
漫然といつも通りの開発アプローチを選択するのではなく、プロジェクト特性に即した開発アプローチの選択しましょう。予測型(ウォーターフォール)プロジェクトにおけるスコープマネジメントを標準ベースで学ぼう!
伝統的なプロジェクトの進め方である予測型プロジェクトについて、プロジェクトマネジメントの世界標準であるPMBOKⓇガイドをリファレンスとしつつ、スコープマネジメントの勘所について学びます。
ただ、ガイドをなぞるだけではなく、何に気を付けなければいけないのか、気を付けないとどうなるのかについて、実務的な注意点と対策を学びます。適応型(アジャイル)プロジェクトについても要点を網羅!
このコースでは、適応型プロジェクトにおけるスコープマネジメントについても学びます。
適応型プロジェクトではプロダクトマネージャーがスコープ決定の主体となりますが、実はプロジェクトマネージャーの支援や協業が成功のカギになります。
適応型プロジェクトにおいて、プロジェクトマネージャーはどのような働きかけや動き方が必要なのかを、プロジェクトマネジメントの文脈から学びます。コースの全体構成
1.はじめに
コースの全体感を説明します。
1)コースの概要
2)受講に関する注意点
2.スコープとは
そもそもスコープとは何でしょうか、スコープマネジメントは何故必要なのでしょうか。
まずは基本を抑えていきましょう。
1)スコープとは
(1)プロダクトスコープ
(2)プロジェクトスコープ
2)なぜスコープマネジメントが重要なのか
3)プロジェクトマネジメントのQCDS
3.開発アプローチの選択
スコープマネジメントを考える上では、実は開発アプローチの選択が極めて重要です。
プロジェクトが始まる前からスコープマネジメントは始まっています。
ここでは、開発アプローチ選択の重要性や、開発アプローチの種類を学びます。
1)プロジェクト特性を考える
2)開発アプローチの選択
3)開発アプローチの種類
(1)予測型(ウォーターフォール)
(2)反復型
(3)漸進型
(4)適応型(アジャイル)
(5)ハイブリッド型
4)開発アプローチまとめ
4.予測型(ウォータフォール)プロジェクトのスコープマネジメント
予測型の開発アプローチにおけるスコープマネジメントの方法について学びましょう。
世の中の標準に則した知識習得のため、このセクションはPMBOKⓇガイドをリファレンスに解説します。
1)PMBOKⓇガイドとは
2)第6版までのPMBOKⓇガイド
3)補足:PMBOKⓇガイド最新動向(2024年)
4)予測型におけるスコープマネジメントの要点
5)予測型のスコープマネジメント
(1)スコープ・マネジメントの計画
1】概要
2】スコープ・マネジメント計画書
3】要求事項マネジメント計画書
4】考慮点
(2)要求事項の収集
1】概要
2】要求と要件
3】考慮点
(3)スコープの定義
1】概要
2】プロジェクト・スコープ記述書
3】考慮点
(4)WBSの作成
1】概要
2】WBS
3】考慮点
(5)スコープの妥当性確認
1】概要
2】考慮点
(6)スコープのコントロール
1】概要
2】考慮点
(7)統合変更管理
1】概要
2】考慮点
5.適応型(以降、アジャイル)プロジェクトのスコープマネジメント
アジャイルにおけるスコープマネジメントの方法について、プロダクトマネジメントではなくプロジェクトマネジメントの文脈から解説します。
アジャイルではスコープ決定の主体はPMではなくPdMにあります。
しかし、PMとしてスコープ決定に対して働きかけをすべきことは多分にあります。
ここではPMの立場から見るアジャイルのスコープマネジメントについて学びましょう。
※PM:プロジェクトマネージャー、PdM:プロダクトマネージャーと記載
1)解説の前提
2)PMとPdMの役割の違い
(1)責任範囲
(2)代表的な役割
(3)期待される振る舞い
3)PMとPdMの協業
4)PMへの期待値
(1)サーバントリーダーシップ
5)アジャイルの全体感
(1)スコープマネジメントが介在するプロセス上のポイント
6)アジャイルのスコープマネジメント
(1)プロダクトロードマップ作成
1】概要
2】考慮点
(2)プロジェクト計画作成
1】概要
2】考慮点
(3)バックログ作成
1】概要
2】考慮点
(4)バックログの優先順位付け
1】概要
2】考慮点
(5)バックログの詳細化
1】概要
2】考慮点
(6)作業
1】概要
2】考慮点
6.おわりに
最後に講師からひとこと。
※PMBOK Guide、PMPはプロジェクトマネジメント協会 (the Project Management Institute, Inc)の登録商標です。
【更新履歴】
2024/07 新規レクチャー:『補足:PMBOKⓇガイド最新動向(2024年)』を追加
Who this course is for:
- 主に以下に該当する中堅社員~管理職の方を対象にしています
- 初めてのプロジェクトやチームの管理で、スコープマネジメントの勘所がわからないプロジェクトマネージャー、チームリーダー、組織の管理職
- これまでのプロジェクトでスコープマネジメントで苦しんだため、何をすべきだったのかを振り返りたいプロジェクトマネージャー、チームリーダー、組織の管理職
- 予測型のスコープマネジメントはイメージがつくが、適応型におけるスコープマネジメントの勘所がわからないプロジェクトマネージャー、チームリーダー、組織の管理職
- スコープマネジメントとは何かを基本から学びたいプロジェクトマネージャー、チームリーダー、組織の管理職
Instructors
経歴
2011年に外資系IT企業の日本IBMに新卒で入社。
主に銀行などの金融領域におけるシステム開発を行う組織にて、システムエンジニアとして上流工程から下流工程までを担当。
またプロジェクトマネージャーとして小規模から大規模までのプロジェクトマネジメントを経験。
2018年に株式会社リクルート(旧リクルートテクノロジーズ)に入社。
リクルートグループの大規模プロジェクトをマネジメントする専門組織にて、IT系大規模プロジェクトのマネジメントや新規事業検討プロジェクトに参画。
上記組織が担当する全プロジェクトのプロジェクト監査も歴任。
2021年に呼び戻される形で日本IBMに戻り、金融系のDX案件を担当。
2024年に日本IBMを退社し、株式会社kurogo worksを設立。
論文
プロジェクトマネジメント学会 2018年春季研究発表大会
『機能組織がプロジェクトを救う〜マトリックス型組織における機能組織の立場から実践する横断的なプロジェクト活動支援〜』(2018年、共著)
プロジェクトマネージャーを目指す人に向けた専門的なコース
専門性を活かし、プロジェクトマネジメント系のコース提供を考えています。
学びたいコースが選べるよう様々なテーマ別にコースを作成していきます。
とっつきやすくわかり易い入門的コース
専門的なコースだけではなく、経験の少ない若手ビジネスパーソンや学生でも理解できるような、入門編のビジネスコアスキル系のコースもご提供できればと思っています。
社会人向けの動画研修コンテンツ開発を行っています。
プロジェクトマネジメント、リーダーシップ、品質管理、業務改善を中心に研修コンテンツを提供しています。
課題や悩みを抱える現代のビジネスパーソンが、「次の日から実践できた」「明日仕事に行くのが少し楽しみになった」と感じていただけるコンテンツの開発を目指しています。