だれでも使える6つの人材育成スキル | リスキリングからジョブ型まで、人事担当者・管理職・リーダーの役に立つ定番スキル!
What you'll learn
- 人的資本経営における人材育成スキルの重要性について説明できるようになる
- 人的資本経営において人材育成スキルに求められることが理解できる
- 人的資本経営において人材育成スキルを活用する上で必要な工夫が理解できる
- 人的資本経営において人材育成スキルの重要性や内容について自身の状況で振り返りできる
Requirements
- 人材育成への関心があれば、他には特にありません
Description
人的資本の重要性が叫ばれる中で人材育成をどのように進めていけばよいのか迷われていませんか?今の人材育成の方法がうまくいっているのか不安を感じていませんか? 社員の育成を外部のトレーナーやコーチに頼り過ぎてはいませんか?
人材育成は、企業価値向上や人的資本開示の観点から「なくてはならないもの」になっています。「あったらよいもの」という程度の取り組みでは社内からの企業価値向上への期待に応えられないだけでなく、社外の様々なステークホルダーからの期待に応えられなくなっています。
加えて、伊藤レポートで人的資本経営への認知が一気に高まり、コンソーシアムもつくられた今、人材育成は人事担当者だけが取り組めばよいものではなくなっています。管理職やリーダーなど人事を通じて事業に貢献することが期待されている役割も含めて広く取り組まなければ、そもそも社員が集まらない、集まっても定着しない、定着しても成長しないというように、会社の存続を根底から揺るがすまでになっています。
しかし人的資本経営時代の人材育成にはこれまでと全く異なることが求められるわけではありません。必要なのはこれまでも定番的に使われてきたスキルに人的資本経営時代に合った一工夫を加えることです。そうしたスキルをこれまで身に着けていない場合でも、細かなステップに分解して理解すれば、誰にでも実践できます。
人的資本経営という言葉が注目され始めたのはつい最近ですが、ひとり一人の個の強化が人材育成に強く求められるようになってきたのはここ十年ぐらいのことのように私は感じています。その中で私もこれまで諸先輩に教わったやり方や会社の方法論が通用せず戸惑いを感じることも多々ありました。厳しいお叱りの言葉を頂いたことも正直あります。しかし、いまもお客様から仕事の依頼を頂けているのは、お客様に多くのことを教えられ、時代にあった一工夫を加えた形で再現可能な人材育成スキルを身に着けることができたからです。
そして私は人材育成の仕事に関われることにこの上ない喜びを感じています。たとえばあるお客様からこんなメッセージをもらったことがあります。
「自分で話す中で、いろいろ整理が出来たことに少し驚きましたし、こういう機会を与えて頂き非常に良かったと思います。今後の自分の人生をどうしていくのか、大きな機会になるかもしれません。誠にありがとうございました。」
こんなグッときてしまうメッセージをもらうことができる仕事って素晴らしすぎないでしょうか。
そしてこれは私が特別な能力や経験を持っているからできているわけではありません。私を知っている方ならうなずいて頂けると思いますが、わたしは生まれついてのリーダータイプで人に影響を与える圧倒的なオーラをまとっているタイプというよりは、明らかに内気で昔の同級生には顔すら忘れられてしまっているタイプです(実話)。
また、コンサルティング会社に所属しているから様々なツールや方法論、データなどの特別な武器があるからできているわけでもありません。もちろんコンサルティング会社には特別な武器がたくさんありますが、会社を飛び出してそうした武器なしでも実践することもできました(実話)。
人材育成にまず必要なのはスキルなのです。生まれついての才能でも肩書でも所属組織でもありません。人材育成スキルさえ身に着ければ、こちらが必ずしも答えをもっていなくても相手の中に眠る可能性を引き出すことで成長のお手伝いができ、なにより自分が仕事を通じて喜びを感じることができます。そんなスキルがあれば、身に着けたいとは思いませんか?
私はそうしたスキルを身に着けるために人材育成に関する様々な国内外のトレーニングを受け、関連しそうな本をかたっぱしから読み、実務を通じて試行錯誤を繰り返すなど、かなりの回り道や苦労を20年ほどしてきましたが、知ってしまえばどうということはない考え方や枠組みや質問だけで、身に着けるのは決して難しいものではありません。
この講座ではそうした人的資本経営時代に求められる人材育成スキルを6つ紹介していますが、すべてを一気に身に着ける必要はないと思います。いま皆さんが取り組まれていることに最も関係あるものから身に着けて頂ければと思います。一つのスキルはワークも含めて1時間以内で受講できる内容になっています。
すでにこれまでも活用しているスキルであれば特に人的資本経営に求められる一工夫に着目して頂ければと思います。またこれまで活用したことがないスキルであっても具体的なステップに分けて解説しているので細かな手順をひとつずつ追うことですぐに実践することができます。
講座を受講いただき、人的資本経営時代に求められる人材育成スキルを身に着けることで、私が感じているような人材育成の仕事を通じた喜びを皆さんにもぜひ感じて頂ければと思います。
Who this course is for:
- 人事部門において人材育成に関与している方
- 営業・製造・開発・研究企画部門など現場において人材育成に関与している方
- 管理職やリーダーとして部下やメンバーの育成に関与している方
- 人的資本経営において全社的な人材育成の強化・変革を進めている方
- 人事サービスを提供している方
Instructor
こんにちは、人材育成コンサルタントの柏倉です。
Udemyをはじめとしたデジタルスペースのおかげで、仕事だけでは出会うことのできないステキな方々との接点が生まれ、人材育成に関する多くの刺激・学び・喜びを頂いています。
私自身もそうしたステキな方々に刺激・学び・喜びを提供できるように40歳を超えても成長し続けるために常に新たな挑戦をしようというやる気にもつながっています。
こうした双方向の刺激により様々な方々のお力とお知恵をつむぎながら、人材育成を通じて日本社会、日本企業、日本人の可能性を開放していくことに関わっていきたいです。私にとってはそうしたことに関わること自体が一番のご褒美になっているようです。
現在は外資系の組織・人事コンサルティング会社のコーンフェリーという会社に勤務し、経営幹部とその候補者を対象としたアセスメント、コーチング、トレーニングが主な仕事です。
仕事の傍らで人材育成に関する研究も続けており、一橋大学で人材育成をテーマに経営学博士号も修了しています。担当教官は人的資本論を確立したゲイリー・ベッカーに直接指導を受けた小野先生という、これ以上望むものはないような恵まれた環境で学びました。
どうぞよろしくお願いいたします。
略歴
・コンサルタント歴20年ぐらい、直近15年は人材育成コンサルタントに特化
・1999年 一橋大学 社会学部 修了
・2008年 IMD 経営学修士(MBA) 修了
・2022年 一橋ICS 経営学博士(DBA) 修了
・既婚、二児の父