
この講座の対象と全体の流れ、そして何を測って何を上げるのかを確認します。
精度を上げる前にまず測る、という順序がなぜ必要かを確認します。
数ある評価の手立ての中から、この講座がRagasを選ぶ理由を確認します。
5つの指標がそれぞれ何を測っているかと、低かったときにどこを疑うかを確認します。
実演環境にローカルを選ぶ理由と、クラウドAPIに移すと何が変わり何が変わらないかを確認します。
採点を担うモデルの設定を変えると、結果がどう変わるかを確認します。
複数の判定役を同じ質問セットで走らせ、出てくる違いを確認します。
比較の結果からこの講座で使う判定役を決め、その決め方そのものを確認します。
チャット用と埋め込み用のサーバーを起動し、応答が返る状態まで整えます。
全段階を同じ基準で比べるための、固定の質問セットを用意します。
評価スクリプトが何を受け取って何を返すのかを、コードを開いて確認します。
改善前の構成でRagasを実行し、これから比較していく基準値を確認します。
文書をどう区切るかという設計が、検索の結果に効く理由を確認します。
チャンクサイズを変えて測り直し、スコアの変化を確認します。
オーバーラップを変えて測り直し、スコアの変化を確認します。
測った結果から、この講座で使うチャンク設計を決めます。
ベクトル検索が取りこぼす質問の種類を、実際の例で確認します。
キーワード検索の代表であるBM25が、何を手がかりに順位を付けるかを確認します。
ベクトル検索にBM25を足し、2つの順位を統合して動作を確認します。
日本語をBM25に渡すための分かち書きの中身と、その結果を確認します。
Hybrid構成でRagasを実行し、基準値からの変化を確認します。
検索で集めた候補を並び替え直す処理が、何を解決するのかを確認します。
並び替えに使うモデルをどう選んだか、その判断の基準を確認します。
並び替え用のサーバーを起動し、応答が返る状態まで整えます。
Reranking構成でRagasを実行し、最初に立てた予想と照らし合わせます。
文書を6ファイルから86ファイルに増やした条件で測り直し、同じ手法の効き方がどう変わるかを確認します。
精度を上げる代わりに増えるVRAM・応答時間・測り直しの時間を確認します。
ここまでの結果を踏まえ、どこまで精度を上げるべきかの判断を整理します。
並び替えモデルを自分で変換できるかどうかを、2段階で見分ける方法を確認します。
実際に変換を実行し、変換したファイルが正しく動くかを確認します。
本コースにはAIの使用が含まれています。
「チャンクサイズを変えてみた。Hybrid Searchも足してみた。前より良くなった気はする」——その「気がする」を、数字に変える講座です。
RAGの精度を上げる手法は、すでに数多く紹介されています。一方で、入れた結果が本当に良くなったのかを測る手順は、あまり語られません。測らずに手を入れると、効いていない改善を積み上げたまま気づけなくなります。
この講座は、先に測ってから上げます。Ragasという評価フレームワークで5つの指標を数値にして、チャンク設計・Hybrid Search・Rerankingを1つずつ足しながら、毎回同じ質問セットで測り直します。
この講座で扱うこと
Ragasの5指標(Context Recall・Context Precision・Faithfulness・Answer Relevancy・Answer Correctness)で精度を数値にする
採点を担う判定役のモデルを、実際の使われ方で確かめてから選ぶ
全段階を同じ基準で比べるための、固定の質問セットを用意する
チャンクサイズとオーバーラップを変えて測り直し、数値を根拠に設計を決める
ベクトル検索の弱点をBM25で補うHybrid Searchを組み込んで測る
検索した候補を並び替え直すRerankingを組み込んで測る
文書を6ファイルから86ファイルに増やした条件で測り直し、同じ手法の効き方がどう変わるかを見る
VRAM・応答時間・測り直しにかかる時間という、精度と引き換えに増えるものを確認する
なぜ「測ってから」なのか
数値が無いと、次に何を試すべきかが決まりません。指標を分けて測ると、問題が検索側にあるのか回答側にあるのかが切り分けられます。この講座では実際に、検索側の指標が満点になっても回答側が上がらない場面や、期待した手法が数字を動かさない場面が出てきます。そこも隠さずそのまま見せます。うまくいった記録だけを並べても、自分のデータで測るときの役に立たないからです。
クラウドAPIでRAGを組んでいる方へ
実演は手元のllama.cppサーバーで行いますが、環境に固有の内容は3本・約13分だけです(「環境を準備する」「並び替えモデルを選ぶ」「Rerankerサーバーを起動する」)。残りの約80分は、ローカルでもクラウドAPIでも同じ内容です。評価コードは接続先を差し替えるだけで動き、チャンク設計もBM25の組み込みもPython側で完結します。どこを変えればクラウドAPIで動くかは、一覧にしてリソースとして配布しています。
ただし1点だけ、先にお断りしておきます。「並び替えモデルを選ぶ」の回は、選定基準そのものが「自分でGGUF形式に変換できるかどうか」です。手順だけでなく、判断の枠組みそのものがクラウドAPIを使う方には当てはまりません。読み替えれば使える、という性質の回ではありません。だからこそ、購入前にお伝えしておきます。
こんな人におすすめ
RAGの基礎を知っていて、社内でAIの導入・評価を任されている方
社内文書に答えさせるRAGを作ったものの、精度が良いのか悪いのか判断できずにいる方
クラウドAPIでRAGを組んでいて、精度を数値で評価する手順を身につけたい方
チャンクサイズやHybrid Search・Rerankingの採否を、勘ではなく数値を根拠に決めたい方
手元に検証環境が無くても、測り方と改善の考え方を先に理解しておきたい方
受講に必要なもの
画面を見るだけでも最後まで理解できる構成です。手を動かす場合は、Windows PCとNVIDIA製GPU、uv、チャット用と埋め込み用のモデルファイルが必要になります(詳細は要件欄に記載)。
精度は、上げる前に測る。それだけで、次に何を試すべきかが見えるようになります。