What you'll learn
- Python3の最も基礎的な内容(文法事項)の習得
- Python処理系,基本的なツールの扱い方の習得
- モジュールの取り扱い方法の習得(独自のモジュールの作成も含む)
- プログラミングに関する基本的な概念(制御構造,データ構造,I/O,オブジェクト指向プログラミング)を学ぶことができ,他の言語(C++,Java)の学習をはじめるにあたっての基礎力も得られます.
Requirements
- 中学校卒業以上の基礎学力
- パソコンの基本的な操作に関する知識と技能
- Excel の VBA や,JavaScript などによるスクリプティングの体験(忘れていても大丈夫です)
- あとは学習を継続できる「精神的な持久力」
Description
このコースではPython3の最も基礎的な内容について学びます.
特に,多くの書籍や教育コースでは指導・解説を省略する部分を徹底的に実習しながら身につけます.
また,Pythonの文を逐一入力して実行する形の実習を基本としているめ,Pythonの文法を明確に認識して確実に理解することができます.
与えられたサンプルコードやノートブックなどをそのまま実行するだけでは得られない深さと明確さで,Pythonを理解できます.
基礎的な内容にフォーカスする関係上,GUI構築やデータ処理,人工知能に関する内容は扱いません.ただし,以下のような基礎的な項目全般を,体験しながら確実に学んでいただきます.
・データタイプとデータ構造
・繰り返し/条件分岐の構文
・端末入出力
・ファイル入出力
・関数定義
・日付・時刻情報の取り扱い
・正規表現の考え方
・オブジェクト指向
・分割プログラミング(モジュール作成)
ビデオ教材の再生時間の合計は11時間です.このコースの内容を学んだ後は,GUI構築,データ処理,人工知能関連の各種ライブラリを自力で取り扱い,現実的なレベルでアプリケーション構築に進むことができます.
本コースでは実際のコーディングの画面を提示しますので,できるだけ大きなディスプレイで受講してください.(スマホなどの小さな画面は受講に適しておりません)
本コースは大学や専門学校で実施する実習授業のスタイルに準じていますので,各レクチャーの時間がかなり長いです.各レクチャーの受講においては,適宜休憩を入れたり,複数の日に分割して受講するなど工夫して,精神的な負担にならないように心がけてください.
【コース更新】2020年05月
演習課題の要望をたくさんいただきましたので,各要所に演習問題のPDFを追加しました.
Who this course is for:
- Pythonを使ってこれからプログラミングを学ぶ方
- Pythonに関する書籍や教育コースを購入したが,学びに挫折を経験した方
- 人文科学系大学を卒業した方(あるいは在籍中の方)で,データ処理のためにPythonを学ぶ方(高校生でも情報処理関連分野を得意とする方は大丈夫です)
Instructor
メインフレーム系業務システムの開発,TCP/IPネットワークの構築と運用を経て,立命館大学大学院で博士号(工学:博乙第488号)取得.
現在は関西の大学,大学院,専門学校で講師としてJava,Python,Prolog,HTML5の教育に従事しながら,人工知能系分野で研究活動をしている.
研究活動では主にPythonとPrologを用いて,人工知能系アプリケーションの開発方法を模索している.(自然言語インターフェース,知識ベース,データマイニング,機械学習)