文章術シリーズ1 小論文の基礎 パラグラフ・ライティング入門 国際標準のライティング技術で文章の説得性を大幅にアップ!
What you'll learn
- 世界標準の文章技術であるパラグラフ・ライティングのスキルが身に付きます。
- より論理的で説得力のある文章の執筆ができます(ただし当コースで学ぶのは短文)。
- 文章を書く時間が短縮され、文章作成作業が効率的になります。
- 外国人(特に欧米系の教育を受けた人)とのコミュニケーションがスムースになります。
- 仕事で書く文章が今までと同じ内容であっても説得性が増し、評価が高くなります。
- 同じ情報をまとめても、分かり易く説得力のある文章が書ける分だけ、ライバルに先んじることができます。
Requirements
- 受講には特に必要な条件などはありません。
Description
この講座は書籍『小論文・レポートの書き方 パラグラフ・ライティングとアウトラインを鍛える演習帳』の著者が講師となり、読みやすく説得性の高い文章を書くのに有用なパラグラフ・ライティングについてレクチャーします。講師は、実務において報告書や企画書(提案書・プロポーザル)の執筆の経験が豊富で、同時に大学の客員教授として修士・博士課程の指導や論文審査を行っています。
豊富な実例で小論文・論文やレポートなど、他人を説得するための文章を書く時の基本であるパラグラフ・ライティングのコンセプトを学び、演習を通してスキルを身につけましょう。文章力が向上すれば、同じ情報に基づいて書く文章であっても説得性が高くなり、このスキルを知らない人よりも良い評価を得られる可能性が高くなります。
パラグラフ・ライティングのスキルを身につけると、
- 文章の主張や論理性が明確になり、説得力が高くなります。
- 段落ごとの主題をまず明確にする習慣が付くので、速く正確に文章が書けるようになります。
- 海外の文章の多くはパラグラフ・ライティングのスキルを前提としていますから、外国人とのコミュニケーションも容易になります。
「自分は国語が得意だったので、文章は大丈夫」と思うのは間違いです。読者を納得させるためのパラグラフ・ライティングのようなスキルは、日本の国語教育のカリキュラムには入っていません。
国際化が進みつつある現在、外国人向けの文章には必須のパラグラフ・ライティングのスキルを身につけて、コミュニケーション力もアップしましょう!(この講座には英語での文章の書き方は含まれていません。)
説得性の高い文章の事例
例1と例2を比べてください。例1は間違ってはいないものの何を言いたいのかが明確でないことがわかると思います。これに対し例2は趣旨もわかるし、説得力がある文になっているのがわかります。実は例2はパラグラフ・ライティングのルールに沿って書いた文です。このようなルールさえ覚えておけば、自分の書いた文がルールにのっとっているかどうかをチェックするだけで、かなり客観的に見て説得力のある文を書けるようになります。
例1
「バオバブはアフリカ大陸には1種類だけが分布しているが、マダガスカルにはさらに7種、そしてオーストラリアには2種が分布している。バオバブの不思議な形はあちらこちらで神話や伝説を生み、サン=テグジュペリの有名な小説、『星の王子様』にも登場する。そしてバオバブは樹皮がロープに、葉は野菜として、そして実は飲料に用いられている。」
例2
「バオバブは多目的に使われる木である。では実際にバオバブがどのように使われているか見てみよう。西アフリカでは、幹の下の方の樹皮がはがれたバオバブの木をよく見かけるが、これは現地の人たちがバオバブの皮をはいでロープにしているためである。またバオバブの葉は食用となり、緑色のソースを作るのに使われている。そして実はビタミンCが豊富で、種子の周りについた部分を水に溶かし、砂糖を加えた飲み物が売られている。このようにバオバブの木は、人々によって道具としても、食用としても、いろいろな用途で使われている。」
この講座でカバーされていないこと
説得性の高い文章を書くためには多くの要素がかかわってきます。この講座ではその一部だけを取り上げています。ご自分のニーズに合っているかを確かめた上で受講ください。
この講座で扱うスキルはパラグラフ(段落に相当)の構成の仕方までです。通常の文章はもっと大きく、多数のパラグラフからなりますが、大きな文章の構成についてはこの講座では触れていません。
小論文を書くためのテーマの選び方のように、「何を書くか」ということもこの講座では触れていません。
講座は動画とサンプルのPDFファイルから構成されています。動画は音声だけ聞いていただければ基本的なことはわかるように作ってあります。通勤途中などにイヤホンでご利用ください。
今後の文章術シリーズについて
この講座は「文章術シリーズ1」となっているのでもお分かりのように、今後リリースする予定の続編講座のいわば、準備講座という位置づけです。この講座を受講するだけでも、段落の数が少ない短い文章の作成スキルは向上しますが、大きな文章を効率よく、説得性を持って執筆するためのスキルは今後の講座で紹介する予定です。
現在開講中の講座としては以下があります。本講座で紹介するスキルを身につけていることが、以下の講座の前提となります。
「文章術シリーズ2 アウトラインを鍛えて、よどみなく流れる説得力の高い文章が書けるようになろう」
Who this course is for:
- スーパーサイエンスハイスクールで論文の書き方指導をする先生
- 報告書や企画書、仕様書などを書く必要がある社会人
- 商品レビューなどを書くブロガーの方
- 旅行・グルメなどのコンテンツを雑誌やWEB用に書くライターの方
- 「もっと分かり易い文章を書きたい」と思っているお役所の方
- 入試のための小論文の書き方を指導する高校や学習塾の先生
- 海外留学や海外勤務を予定している方
- 文章力で、競争力を向上したいと思うビジネスパーソン
- 大学受験や就社試験で小論文を書く人
Instructor
有限会社人の森は、多様性を尊重し、「学ぶ」、「つながる」、「生み出す」機会を提供することにより、より豊かな社会の実現を目指す会社です。国際開発協力、企業の国際化対応、プロジェクト・マネージメント、起業、マーケティング・ブランディングをはじめ、幅広い分野で研修コースや、コンサルティングを提供しています。
取締役2名は大学院にて、客員教授や講師を務めるなど、コンテンツの幅広さに加えて、ティーチングの経験も豊富。
ユーデミーではコースごとに最適なスタッフがコンテンツを作り、講師を務めます。