【世界史 基礎】古代オリエント物語 Crea Academy
4.1 (5 ratings)
Course Ratings are calculated from individual students’ ratings and a variety of other signals, like age of rating and reliability, to ensure that they reflect course quality fairly and accurately.
36 students enrolled

【世界史 基礎】古代オリエント物語 Crea Academy

エジプトとメソポタミアの盛衰 文明の勃興からアッシリアによるオリエント統一まで
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36 students enrolled
Last updated 10/2019
Japanese
Current price: $90.99 Original price: $129.99 Discount: 30% off
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This course includes
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  • Certificate of Completion
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What you'll learn
  • 世界史の基礎が網羅される古代オリエント地域を学ぶことで 世界史の基礎が身に付きます
  • 現代の背後にある世界史的なバックグラウンドを知ることで 国際社会を生きる上での基礎知識を手に入れることができます
  • 日本史講座「続 マッピング日本史」までを終了した人が さらに世界に視野を広げることに役立ちます
  • エジプトとメソポタミアから生まれた文明が いかに今日の私達に影響を与えているのかが分かります
  • 一時間がなぜ60分という中途半端な数で繰り上がるのか 一週間が7日なのはなぜか 一年が365日なのはいつ分かったのかかどが分かります
  • 民族や文化について 広い意味での「人間とは何か」について考えさせられるでしょう
Requirements
  • 日本語が分かること
Description

7つの特徴

  1. 基礎知識からはじまる

  2. 舞台の軸がぶれない

  3. 国境変遷の飛びがない

  4. 語り手による物語スタイル

  5. イメージを伝えるBGM

  6. 空から物語舞台へ降りていく「全体と部分の視点」

  7. 続編物語への ”正門”


1. 一般に世界史は「紀元前2300年頃  チグリス川中流域ではセム系のアッカド族が…」のように、いきなり細かい話から始まりがち。これでは基本概念がつかみずらく、細部の博学者を生み出しがち。
こういったことを防ぐために、当講座では「本編」の前に「はじめに」編を設け、地理や民族といった「世界史を学ぶための基礎」から学ぶカリキュラムとなっています。

2.一般の世界史では、ヨーロッパの話が続いたかと思うと中国、インド、アフリカ、中東、東南アジア、アメリカ……といった風に、視点があちこちへ移りまくりがち。しかし初学者にとっては話がごっちゃになりがちで、感情移入しずらい無味乾燥な知識群に見えがち。
当講座では話の「舞台」を一貫して「古代オリエント地域」に固定し、ここをもとに民族・宗教・文化・歴史といった、世界史を学ぶ上での基礎を身につけてもらいます。

3.国の推定勢力範囲である「国境線」を示すために、一般的な世界史資料集などでは、まとめて100年分を表記するなどの省略がかけられることが多く、そのためいくつもの線が重なり合い、国々がどのように拡大・衰退したかをトレースすることが難しい。当講座では時代を分解し、「国境線」の変遷がきちんとトレースできるようになっており、国々の攻防が視覚的にわかるようになっている。

4.架空の語り手「ウガリット」による「物語」スタイルで話が進行します。なので、初学者にわかりやすい内容です。とはいえ、いつまでも内容が初心者向けのままでいるわけではありません。地理と民族の基礎を元に、政治・軍事・宗教・科学、60進法や暦の話など、今日の私達にまで影響を与える深い話がたっぷり織り込まれています。

5.時代的にも空間的にも遠い世界の物語を、より実感を持って受講して頂くにはどうしたらいいか。当講座では古代オリエントのイメージ曲から作り、語りの背後に流しています。きらびやかで神秘的、明るいようでどこか影のある、エキゾチックで不合理、一筋縄ではいかない感覚を、音楽を通した感覚でもお伝えしています。

6.舞台の軸を古代オリエント地域に固定することで、知識までもが井の中の蛙となっては困ります。そこで当講座の「地理編」にて、学習者のみなさんには「タイムマシンのついた宇宙船」に乗っていただきます。地球全体から徐々に高度を落とし「古代オリエント地域」へと到着するという視点から、全体と細部を結びつける工夫があります。話が詳細に入り全体とのつながりを忘れかけたときには、ときおりこのシーンに戻ることをお勧めします。

7.当講座では民族や地理といった「世界史の基礎知識」が集中しております。当講座のみを希望する方はもとより、今後の続編も受講希望の方にとって重要な位置を占める講座となっています。


また「マッピング日本史」「続 マッピング日本史」を終了した方に、続いて世界史の基礎を学ぶことを特にお勧めします。


講座は大きく二つに分かれています


はじめに

これは「 オリエンテーション」「地理編」「民族編」によって構成されています。物語をより印象深いものにして頂くための 予備知識が全て用意されています。


本編

紀元前3000年頃にエジプトとメソポタミアに高度な文明が生まれてから、紀元前656年頃にアッシリアがオリエント統一を果たすまでの物語です。

語り手・ウガリットが進行役を担当。古代オリエント地域の地図を舞台に、民族ごとに色分けされた国々がその上で活躍します。





Who this course is for:
  • 世界史を学びたいけれども どこから手を付けたらいいのか分からない人
  • 「続 マッピング日本史」まで終了し 今度は世界史の基礎知識を身につけたい人
  • 国際化し融合していくビジネスシーンにおいて  そのベースとなる世界の過去を知りたい人
  • 学校で世界史を学ぶ高校生・大学生や その保護者
  • 変化し続ける現代において「 世界の動きの元」になるものを知りたい人
Course content
Expand all 14 lectures 02:13:41
+ はじまり
4 lectures 47:24

これから始まる「古代オリエント物語」の概要。霊長類の中でも進化を遂げ、生息地域を広げた、人類。だがその頃はまだ「文明圏」となると、限られていた。中でも「古代オリエント地域」には、大きな文明圏が二つもあった。それらがどのように進展し、拡大を遂げ、今日の私達の生活にまで影響を与えるようになったかについて。これから始まる物語のテーマについて、全体的なオリエンテーションとなる。

Preview 03:52

この先の物語が受講生にとって一層印象深いものになるために、物語舞台の説明。舞台とは、「古代オリエント地域」を中心とした 西は地中海から東はインダス川までの一帯。まずはこの中に境界が現われる「アジア」「アフリカ」「ヨーロッパ」とは何かについて。域内の海、山、川、地域名、大きな町などについての話が続く。

Preview 14:08

前節での物語舞台についての話に続いて、この舞台上で活躍する登場人物「民族」についての話が語られるどうやって民族グループに分けるかについて。ここでは「言葉」という伝承文化を中心に分けている。その理由と利点・問題点についてなど。


民族編part1
11:38

物語の主人公である「民族」についての話が進展する。主人公は「クレア民族系統図」という 独自開発の語族ツリー。これは人類がどのような順に各民族に分かれていったのかについて、言語文化からみた推測を元に制作されている。一見近いと思われている民族が意外と遠縁であったり、その逆があったりなども、言語文化の観点から見て取ることができる。

民族編part2
17:46
+ 本編
10 lectures 01:26:17

本編の始まり。エジプトはファラオの神権政治による初期王朝。独特な象形文字を持ち、パピルスという草の繊維を加工した媒体に記述する。エジプト文字の広がりとその方向。ナイル川の氾濫予測のために生まれた太陽暦の発明、測地術としての幾何学の発生。霊魂不滅思想はアフロ・アジア語族とインド・ヨーロッパ族が同根とする共通先祖の発想であると考えられることについて。地政学的に守りに強いエジプトに対して、逆に他地域との接続面の多いメソポタミア。文明は周りの民族から絶えず狙われやすいことについて。シュメール人の活躍。粘土板に記述する楔形文字を持ち、太陰暦、7曜制などを発明、など。

BC3000年
09:32

アッカド人との戦争に負けたシュメール人。アッカド王国では、異民族どうしが共存せざるを得ない状況となる。シュメール人とアッカド人の価値観の違いが産んだと言われる、60進法誕生秘話。一方、エジプト古王国ではこの時代、大ピラミッド建造が進む。壮大な権力を持っていた政権も、王国末期には地方の州の独立が始まる。

BC2200年
08:29

ピラミッドの栄華を極めたことのあるエジプト古王国に、州独立の内乱が起こる。これを制したテーベ州の州侯が新ファラオとなり、中王国が成立。一方、メソポタミアではアッカド王国を内部から転覆させたシュメール人が、ウル第三王朝を経営。そこに近寄ってくるアムル人を、シュメール人は「山の野蛮人」と見下しているのだが・・・

BC2000年
04:44

エラム人との抗争に負けてウル王朝が崩壊すると、シュメール人が軽蔑していたアムル人による新たな政権「バビロン第一王朝」が開かれる。新たな都・バビロンはメソポタミア文明の新しい中心となる。一方、エジプトも勢力を盛り返し、中王国によって一時はピラミッドの建設が復興する。守りに固いはずのエジプトも、いよいよシナイ半島からセム系遊牧民ヒクソスが 戦車に乗って侵入してくるようになった。

BC1800年
06:11

ヒクソスにナイル川下流域から占領された中王国。テーベ政権はしぶとく抵抗を続け、とうとうヒクソス追放に成功した新王国が新たにエジプトの舵を切る。一方、エジプト・メソポタミア双方の文化を学び、唯一の鉄器を持つヒッタイトが強大化を始める。繁栄を極めてきたバビロン第一王朝はヒッタイトに負けて崩壊。そこでチグリス川流域からアッシリア王国が成立するが、カフカス山脈から降りてきたと思われるフルリ人のミタンニ王国に従属する。また、都市バビロンはカッシート人によるカッシート王国の首都となる。ヒッタイト王国とエジプト新王国という両大国が戦争を起こす。その頃、エーゲ海では「海の民」が登場する。

BC1750 1600 1500年
09:01

ペロポネソス半島の南下を始めた、ドーリア系ギリシャ人。その頃クレタ島にあったミノア文明や、半島で花開いていたアカイア系ギリシャ人によるミケーネ文明は、ドーリア系によって玉突き的に崩壊の憂き目に遭う。この争乱によって多数の難民が生まれ、彼らは海賊集団「海の民」となって豊かな地域、つまりはオリエント地帯へと向かう。中でも大戦で国力の消耗したヒッタイトやエジプトを荒らしていく。一方、シリア地域ではフェニキアやヘブライの国が栄えていく。また、ヒッタイトによってミタンニ王国が崩壊すると、アッシリア王国は再び独立する。

BC1210年
13:21

「海の民の動乱」は東地中海、ひいてはオリエント地域の経済を直撃する。「富める国」エジプトに向かうリビア人の不法入国が増加するが、エジプト新王国の政権は地中海方面の防衛戦争で手一杯であった。ようやく動乱が収束に向かうと、今度は大幅に膨れ上がったリビア人問題への対応に迫られる。ファラオは国境管理を厳しくするが、それによって争乱が起こる。これをも乗り切った新王国だったが、国内にはリビア勢力が残ってしまう。ファラオの権力は失墜、新王国は崩壊。その後、リビア人ファラオ、続いてヌビア人支配による末期王朝時代となる。一方のヒッタイト王国は動乱に対応しきれず崩壊。

内陸に位置していたアッシリアは、海の民の動乱をどうにか乗り切ると、成長を始める。アラム人を帝国各地に強制移住させたこともあり、アラム語がオリエント地域に拡散する。

また、ヘブライ王国はソロモン王が亡くなると南北に分裂。フェニキアはヒッタイトに代わって強大化するアッシリアの圧力を恐れ、地中海貿易に一層力を入れると同時に、遠いイオニア海の西にカルタゴ植民地を設ける。

BC900
07:35

ドーリア系ギリシャ人の南下がきっかけで生まれた海の民の動乱により、ヒッタイトは崩壊。エジプトはリビア難民の不法移住問題に端を発する問題を抱え、政権はリビア人、そして黒人ヌビア人へと移る。一方、海岸から離れた位置にあったアッシリアは災難を乗り越え、ヒッタイト亡き後の中継貿易の要となり、得た富によって軍事大国化をもたらす。国境を接するようになったフェニキアはアフリカに植民市カルタゴを打ち立てる一方本国を失い、地中海貿易に力を入れざるを得なくなる。アッシリアの強大化はイスラエル王国を滅亡させ、バビロンを征服し、多民族を束ねる世界帝国へと変化しつつあった。神アッシュルを君主とし民会を旨としていた政治体制は、皇帝専制体制へと変化する。大規模な捕囚政策を実行する一方で、情報収集による柔軟な政策もあわせもち、手法は後のオリエント世界へと引き継がれていく。

今やアッシリアを止めることができる可能性は、ヌビア人政権のエジプトに限られてくる。ヌビア人はエジプト文化に同化する一方、故地ナイル川上流にも勢力を保ったままでいる。

一方、ヒッタイト滅亡後の小アジアではフリギア王国が生まれる。文化面ではフリギア帽やフリギア調音階など現代にも名前が残る。

BC720
09:55

気づくと古代オリエントの中心はアッシリア帝国が位置するようになった時代。それは「海の民」の祭りの後がようやく静まりを見せ始めた頃と重なる。

エーゲ海一円にはギリシャ人が住むようになった。ギリシャ世界は暗黒時代。オリエントなどの多世界とは交流が断絶し、経済は100年も低迷する。その間、ホメロスの叙事詩が広がり彼らの民族意識・行動規範へと育っていく。フェニキアの海図は反時計回りで、フェニキア船はギリシャを経由した。こうして暗黒時代の真っ只中にもかかわらずフェニキア文字が伝わったようだ。ホメロスの作品が文字とともに一層広まる。ギリシャ宮殿の所有者は支配者から神へと移り、都市の中心も城から広場へと移っていき、ポリスが芽生え始める。アテネのアクロポリスはもともと、都市国家ミケーネを守るための砦だった。ドーリア人の支配から逃れ混乱から這い上がり始めると、砦が防衛に優れていること、海上交通の便がいいことなどによりアテネは繁栄を始める。一方、ドーリア人ポリスのスパルタは、リュクルゴスの法による土地の均等分配、長老会、民会、教育制度などで運営される。数多くの奴隷を支配するために強くなった、ギリシャ世界最強の陸軍を持つ。

その他の地域。小アジアでは金が掘り出されたことが契機でリディア王国が生まれ、西のギリシャと東のフリギアの間で交易しながら成長していく。ギリシャに鉄を輸出するイタリア半島のエトルリア人は、のちのローマに受け継がれる高度な建築技術を持った。本国をアッシリア帝国に奪われたフェニキアは、難民を使って活動領域を広げ、遠くイベリア半島から銀を輸入。植民都市カルタゴの重要度が増していく。

BC700
09:18

オリエントの東半分を支配するアッシリア帝国と対抗できうる勢力は、もはやエジプト以外ない。只エジプト王朝はすでにエジプト人が支配しているのではなく、ナイル川をさかのぼったアフリカ奥地にある、ヌビア朝のものであった。オリエントの今後のカギは、ヌビア黒人勢力が握ることになる。

アッシリアに反旗を翻したユダ王国は、エジプトへ支援を要請する。ユダ王国のあるシリア地方をめぐって、両大国は激突。

勝利したのはアッシリアで、後ろ盾を失ったユダ王国には国土滅亡の危機が訪れる。が、他の地方の反乱を抑えるために、アッシリアは軍を引き上げていった。再びやってきたときには、ユダ王国は道を開けざるを得なかった。アッシリアとエジプトは再び戦うことになる。

ヌビア政権は激しく応戦したが、アッシリアに重要都市メンフィスを落とされる。エジプトの消滅も時間の問題と思われた矢先、ここでも他の地方の反乱を抑えるためにアッシリア軍は引き上げていった。

一方、小アジアにはスキタイ人に追われたキンメリア人が現れ、フリギア王国を滅亡させる。危機を感じたリディア王国はアッシリアの力を借りキンメリア人を追い払い、さらに旧フリギア領も併合する。この勝利に自信を持ったリディア王は逆にアッシリアへの貢納を打ち切り、アッシリアと敵対するエジプトと同盟を組む。怒ったアッシリアがキンメリア勢力と同盟を組むと、リディアはあっさりとアッシリアへの従僕を認めた。

アッシリアはエジプトにまたしても遠征する。ついにヌビア朝はエジプトを手放し、故地ヌビアへと引き上げた。このことで、エジプトはアッシリア帝国に併合され、古代オリエントは初めて政治的に統一された。

その後のエジプトは親アッシリアのリビア王家が委任統治することになる。ヌビア朝はその後もエジプト奪回を試みたが、あきらめ、メロエ朝を整える。

金の取れるリディア王国では世界初の金貨を鋳造した。硬貨のデザインは時代の変遷と共に、徐々にギリシャ風になっていく。

ギリシャは、長いトンネルを抜けつつあった。


BC656
08:11