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コースの目的と全体像を確認します。また、コース成功の条件について、以下の点をお伝えします。
楽しく取り組むこと
実際のビジネスを想定しながら考えること
自分なりに指標の優先順位を決めること
まず最初に最も基本的な指標である収益性から見ていきましょう。復習も兼ねてワークマンの損益計算書を見て収益性指標を検討します。ただ、一社だけを見てその数値の評価はできないので、他社比較を通じて検討していきます。「財務分析ってこういう風にするんだ!」と実感を持ってもらいたいと思います。
■扱う事例
ワークマン/ゴールドウィン
各社の収益性を左右する最も大きな要因は何でしょうか?ここでは「市場選択」がまず重要だという説明をします。同じ会社であってもセグメントが違えば収益性も異なります。戦う市場というものの影響の大きさを意識しましょう。
■扱う事例
イオン
収益性比較の事例としてFacebookとTwitterの比較をしてみましょう。この場合は同じ市場であるにもかかわらず業績が大きく異なる事例です。日本ではTwitterのシェアが高いですが、なぜこのような業績の違いが生まれているのでしょうか?ビジネスの構造を深掘りしていきましょう。
■扱う事例
Facebook/Twitter
このコースでは1~3章においてシャープの財務分析演習をしていきます。実際の数値を見ながら、ご自身でシャープについて何が言えるかどうか考えていきましょう。
■扱う事例
シャープ/パナソニック
シャープの演習の解説をしていきます。あくまで一つの見方ですので、解説を参考にしながら自分ではどう考えるか、再度整理しましょう。
収益性といっても個社だけの話ではなく、マクロでみると日本全体の収益性という話もできます。日本全体では企業の収益性は上がっているのでしょうか?社会全体への視点も持てるとさらにレベルアップできるはずです。
次に効率性指標についてみていきます。収益性はP/L内部の稼ぐ力でしたが、効率性はどれだけの資本を使ってどの程度の業績を出しているのかを表す指標です(B/SとP/L)。ここでは活動性と資本効率性の2種類の効率性指標を説明します。
活動性と呼ばれる○○回転率や○○回転日数というのはなぜ重要視されるのでしょうか。いわゆる稼働率ともいわれますが、これはキャッシュフローに直結するからです。単純に率をよくするだけではなく、なぜ必要なのかということまで理解しましょう。
活動性指標の事例をいくつか紹介します。業界によっても水準感は異なりますので、ビジネスの内容をよく考えたうえで分析するようにしましょう。
■扱う事例
キヤノン/ニコン
トヨタ
LVMH(ルイヴィトン・モエ・ヘネシー)
今回もシャープの事例演習をしておきます。効率性指標でパナソニックと比べることで何が言えそうか、ご自身でまとめてみましょう。
■扱う事例
シャープ/パナソニック
シャープの事例演習の解説を行います。
次に効率性指標のうち、資本効率性について説明します。最近ではROE経営などともいわれますが、ファイナンス的なこういう指標についても経営的に重要になりますし、株式投資においても参照される指標になります。
事例としてドコモとソフトバンクを比較してみましょう。ROE重視かROA重視かでB/Sの形も大きく変わっていきます。どっちがいい会社なのか?というよりも、実際は経営者のポリシーの問題ですので、皆さんがどちらの企業にシンパシーを感じるか、考えてみてください(あるいは投資するならどちらがよいか)。
■扱う事例
NTTドコモ/ソフトバンク
信越化学
効率性を考えるときに、どのくらいの資本を使ってどのくらいの業績を上げるのかという意味では、色々な資本の考え方があります。例えば店舗数であったたり従業員数、店舗面積、色々と使うことが出来るでしょう。業界によっても重視される指標は異なりますが、ご自身の業界で重要になるのはどういう指標かも考えてみましょう。
■扱う事例
コンビニ3社
ジャストシステム
効率性指標のマクロ的な見方として、働き方改革の大本にもなっているOECDの労働生産性についても確認しておきましょう。単純に「生産性が低い」というのではなく、計算式を踏まえてどうしたら生産性が上がるのかをしっかり考えることが大切です。
次に安全性の指標を考えていきます。そもそも財務において「安全」とか「健全」というのはどういう意味を持つのでしょうか。聞かれてみると意外と答えられないこともあるかもしれませんので、改めてここで安全性の意味を確認しておきます。
安全性指標の中でも代表的な流動比率その他の説明をします。これは将来CFをB/Sから大雑把にとらえる考え方で、計算式よりもイメージをつかむ方が重要です。まず感覚的に理解しましょう。
■扱う事例
ファーストリテイリング
業界ごとの各種指標の傾向を確認します。大きな傾向を押さえておくことで個別企業の違和感なども気づきやすくなるはずです。
■扱う事例
信越化学/任天堂
ヤオコー/イズミ
ENEOS/イオンモール
その他の安全性指標として自己資本比率やD/Eレシオについて確認します。自己資本比率が高いだけ安心してはいけないところで、きちんと金額(実額)も押さえなければいけませんので注意しましょう。また、米国企業のB/Sのスタイルなども日本とかなり考え方が違いますのでここで紹介します。
■扱う事例
McDonald/Starbucks
安全性については、結局のところ現場を見に行って確認をするしかない面があります。それは中小企業だから、というわけではなく大企業でも様々な不祥事や粉飾が起こるものです。数値だけを見て安心するのではなく、きちんと自分の目で確かめる癖をつける必要があります。
■扱う事例
大王製紙/東芝
シャープの事例演習の最終回です。安全性指標を踏まえると何が言えるのか確認すると同時に、今までの分析を総合するとシャープの経営と今後について何が言えるのか、まとめてみてほしいと思います。
■扱う事例
シャープ/パナソニック
シャープの事例演習の解説です。ここで今までの観点をまとめておきましょう。
安全性に関して、自己資本比率の話がありましたが、足元では負債金利が安いために負債での調達が容易になっています。一方、先進国では政策金利を下げても経済が反応しない(借り入れがそれほど増えずに投資に回らない)現象も起こっており大きな問題となっています。この「日本化」と言われる現象について説明します。
本コースの特徴でもある成長性について説明します。成長市場にいれば会社の業績も上がっていくものですが、水ぶくれと成長は違います。まずは一般的な理解を押さえましょう。
■扱う事例
APカンパニー
吉野家HD
あらゆる市場は飽和するものです。それは単一事業では永遠に成長し続けることはできなことを意味しています。その企業戦略における意味合いをしっかりと押さえ、事業ポートフォリオへの視点を持ちましょう。
■扱う事例
ソニーグループ/Apple/キヤノン/ニコン
任天堂
成長性を占う上では、過去の成長率などはあまり参考になりません。過去5年で200%の成長をしているからと言って次の5年で同じだけ成長するとは言えないだろうからです。ではどのような指標を見ていく必要があるのか?ここでは研究開発費など将来への投資としていくつかの指標を紹介します。
■扱う事例
任天堂
ファンケル
村田製作所
Nike/Adidas/LULULEMON
ビジネス領域において成長スピードの在り方は変わります。確実に成長すると分かっていてもスピードが比較的緩やかにならざるを得ないケースもあるでしょう。それもまた市場を見ながら考える必要がありますが、ここでは成長スピードとスケーラビリティについて考えます。
■扱う事例
八面六臂
調剤薬局市場
成長性というと売上高や利益ばかりを考えがちですが、時価総額の伸びも現代では大きな指標になりえます。市場期待をどのように背負っているかも含めてアンテナを立てておきましょう。
財務会計が外部報告会計だとすれば市場の評価と会計は切っても切り離せません。ここではPERやPBRといった株価と会計をつなぐ指標を確認しましょう。
まず初めに株価収益率と呼ばれるPERについて説明します。株式投資でも目安にされますが、企業の将来期待を背負った数字として、自社の今後の成長ストーリーがきちんと伝わって評価されているかについて確認しましょう。
■扱う事例
エムスリー
次にPBR(株価純資産倍率)について説明します。これは時価総額と簿価純資産の比較を行い、簿価以上の評価を受けているかを測る指標です。経営的には総合的な企業力を測る指標として極めて重要なものですので、ここで意味合いを押さえておきましょう。
■扱う事例
ペプチドリーム
株式市場といっても各国様々、また日本国内にもいくつも市場があります。それぞれの特徴や一部上場のメリットなどについてフォローします。
最後のマクロ環境について、現在の株価が正しく企業の価値を反映していない可能性について触れておきます。長らく続いた金融緩和にコロナによる財政出動が重なってどの市場にもおカネがあふれている状態になっています。それが株価にどのように表れているか、今後はどうなっていくのか、簡単に説明します。
このコース最後のまとめをします。vol.1の財務三表をベースに、今回は経営指標について扱う初級編でしたが、それだけでもかなり深い財務分析が出来るはずです。普段扱う数字を再度見直し、どういう意味合いがあるか自分なりに考えるための一助にしてほしいと思います。
1.【受講者の悩みや問題】
数字が苦手、財務指標・経営指標はよく見るが、正直意味を分かっていない
上司から前期の財務指標の分析や今期の目標の為の施策立案を示されるが、何をしたらよいのかわからない
自分の会社や取引先のデータを見ても、どう理解したらよいかわからない、どこから手を付ければよいかわからない
そんなあなたのために、このコースを作りました!
2.【このコースの特徴】
たった3時間の動画コースで経営指標全般(収益性、効率性、安全性、成長性、株式市場に関する指標)の意味と役割を理解することができる
簿記の知識不要で理解できる
たくさんの有名企業の事例を紹介、演習も踏まえて実際にどう財務を見るのかイメージが湧く
成長性や株式市場に関する指標も扱っており、より幅広く実際の業務にも示唆が大きい
※逆に言うと、会計の細かい説明はほとんどありません。会計のルールを学びたい方は本コースの購入はお控えください。
→ 詳しくは補足事項をご参照ください
3.【カリキュラムの概要】
第0章:はじめに
第1章:収益性をよむ! ~この会社はなぜ稼げるのか
第2章:効率性をよむ! ~B/SとP/Lが出会うところ
第3章:安全性をよむ! ~「安全」ってどういう意味?
第4章:成長性をよむ! ~売上が伸びれば成長か
第5章:市場の評価をよむ! ~PER・PBR ~株価は企業の体温計
第6章:まとめ
■ 補足事項
基本的に決算書は2020年度(コース作成時の最新情報)を使っています
「経営指標を学ぶコース」になりますので、会計上の細かい説明は致しません。