リーダーのための会計入門セミナー 元グロービス・現役MBA講師が教える、ケースで学ぶ決算書の「使い方」講座
What you'll learn
- 損益計算書の最重点チェック項目を理解して、会社の「健康状態」を判断できるようになる→
- ライバルと比べて、自社の儲けが多いか少ないか判断し、売上アップの打ち手のヒントが見つかる
- 貸借対照表から、会社の「リスクのとり具合」をチェックし、アクセルを踏むとき・ブレーキを踏むときの判断ができるようになる→
- 設備投資や人材の採用など、「おっかなびっくり」ではなく、「ここまでなら大丈夫」というラインがわかる
- 営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローの意味合いが分かる→
- その会社が停滞しているか成長しているかの「本当の姿」を見抜くことができる
- 銀行や株主など外部の資金提供者からの調達の意義を理解し、それに応える方法が分かる
- 外部の人に自社の状況をわかりやすく、自信を持って説明することができる
- 決算書「だけ」を見るのではなく、決算書と戦略とのつながりを読み解いている
- 他社の決算書から、その会社の戦略の重要ポイントを読み取り、成功パターンを真似することができる
Requirements
- 特にありません。会計をビジネスに役立てたいという気持ちがある人向けの講座です。
Description
●ケースメソッドで楽しく学べるとは?
この講座では、MBA独自の学習手法、「ケースメソッド」を採用しています。単にレクチャーだけでなく、判断力を養うのに最適です。ケースの主人公は、カフェをオープンしたばかりの女性。ビジネスを拡大するためさまざまな課題に直面しますが、それを乗り越える意志決定の方法論を学ぶことができます。まるでそれは、経営者に必要な会計スキルをシミュレーションできるような物で、楽しみながら気がつけば実力アップになっているのです。
このケースメソッド、海外のハーバード・ビジネススクールはもちろん、国内ではグロービス経営大学院でも使われて、優秀な経営人材を輩出する原動力になっています。
なお、ケースメソッドのパートは、フォントサイズが小さくなってしまうので、pdf形式でも提供します。
●ごあいさつ
こんにちは。シンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。
「会計が苦手」というのは多くのビジネスパーソンから聞く悩みで、かつての私もそうでした。
ところが、海外のMBAに留学して、この悩みが一気に解決されたのです。
それまでの私は、会計というのは帳簿つけのことと思っていました。簿記をかじると仕訳(しわけ)や減価償却などの用語が出てきて、「本当にビジネスに役立つのか?)と疑問でいっぱいです。
しかし、MBAで学ぶ会計は違います。決算書を作る作業は専門家に任せて、出てきた数字と指標分析で判断することを徹底的に鍛えられたのです。
たとえば、自己資本比率。これが低すぎると借金が多いことを意味し、倒産のリスクが高まるというのは聞いたことがある方も多いでしょう。でも、MBAの観点から見ると、それ「だけ」ではありません。むしろ、借入というリスクをとってビジネスを拡大した結果と見ることもできるのです。実際、急成長中のIT企業が借金額が多いというニュースにもなっています。
このような、経営人材を目指す人に本当に役立つ内容を、「MBA式スキルアップ」としてお届けしたいと思って作成したのがこの講座です。実はこの講座、コロナ禍の前は対面のセミナー形式でお届けし、これまで5,000人を超える受講者の方から高い評価をいただいています。また、東証プライム上場企業の社員研修にも採用されたことからわかるとおり、経営人材を目指すビジネスパーソンに必要な内容が盛り込まれています。
今回、コロナ禍をキッカケにオンライン化をすることになり、Udemyでお届けすることになりました。
●電卓を使うパートはいい意味での「どんぶり勘定」で
会計講座ですから、途中で電卓を使って計算していただくパートがあります。とはいえ、簿記や経理と違って、最後の一桁まで合っている必要はありません。「どんぶり勘定」は一般的には悪い意味ですが、大所高所から物事の全体像をつかむという観点では、経営人材に必要なスキルです。この会計講座でも、電卓を叩きつつも、あまり細かい点にこだわりすぎないことをお勧めします。
なお、計算問題の回答例をpdf形式で配布しますので、もし計算方法を確認したくなったときも大丈夫です。
●これまでの受講者の声
この講座は、もともとは対面で実施していた人気講座を動画化した物です。私が主催する「マネー・カレッジ」で学んだ、過去5,000人以上の方の中から、代表的な声をピックアップしたのが下記です。
・わかりやすくてよかったです。とくに、”会社の方向性から「本当の姿」を読み解く”は、財務諸表を見てビジネスモデルが分かることに驚きました。
・自分で考える方式だったことと、要点が絞られた内容だったので、受講した内容を参考にまた自らで勉強できる
・とっつきやすいカフェをテーマに進んでいったので、イメージしやすかった。これを元に自分の業界を比較してみようと思う。もう少し時間をとり、より深く会計にフォーカスしたセミナーがあると良い
・BSの見方や各指標についてよく本で見るが、用語を知るだけでその本質・意味を十分理解できていなかった。今日は日頃疑問に思っていた点をクリアにできてスッキリした
Who this course is for:
- 「会計が苦手」と感じているビジネスパーソン
- 会議で会計の要望が出てきて焦ったことがある人
- プロジェクトリーダーになって数字に基づいた判断が求められる人
- 管理職になって損益を見る立場になった人
- 将来、損益に責任を持つ経営人材を目指す人
- 起業・副業などで、小さくとも経営の責任を持つ立場の人
- MBAの幅広い知識を体系的に学びたい人
Instructor
●経歴
筑波大学卒業後、米国系人事コンサルティングファーム、ワトソンワイアットにてコンサルティングをおこない、成果主義人事制度の導入にて活躍する。
担当したクライアントは、数十名規模のベンチャーから数千人の外資系企業まで様々だが、根底にある、「人事は人を縛るルールではなく、人が自律的に動けるようにするツールである」、とのコンセプトは揺るぎないところであった。
1999年、人事制度という枠組みを超えた人材マネジメントの知見を求めて、EU統合のまっただ中にある欧州へと旅立つ。ところが、留学先のロンドンにおいて、異なる価値観を持つ人材マネジメントの難しさの洗礼を受ける。
これをきっかけに、異文化組織のマネジメントの泰斗、ロンドン・ビジネススクールの故スマントラ・ゴシャールに師事。卒業プロジェクトのケースライティングにおいて親しく指導を受けながら、多様な人材を率いるリーダーシップに関する考察を深める(2001年MBA取得)。なお、この卒業プロジェクトは後にゴシャールの絶筆となった「意志力革命 目的達成への行動プログラム」(ランダムハウス講談社刊)に採り入れられ、同書中で木田にも献辞が捧げられている。
帰国後は、社会人向けMBAスクールのグロービスにて「グロービス経営大学院」の立ち上げをゼロからリードし、苦闘の末に前身的なプログラム、GDBAを 2003年4月に成功裡に開校する。これにより、同社において毎年1回与えられる「プレジデント・アワード」(社長賞)を受賞する。なお、同校は、2006年4月に文部科学省の認可を受けて経営大学院となり、やがて国内MBA学生満足度ランキングでナンバーワンの座に輝いたのはご存じの通り。
2006年、経営学の分野で有効性が実証された教育手法を使い、「情報の非対称性」を解消することをミッションとして「シンメトリー・ジャパン株式会社」を立ち上げる。
ビジネス教育における得意分野はカリキュラムのグランドデザインからプログラムの設計、教材の開発まで多岐にわたるが、講師としても受講者から圧倒的な支持を受け、「見かけや経歴はクールですけれど、話してみると熱い人でした」等のコメントが多く聞かれる。
ライフモットーは、”Stay Hungry, Stay Foolish”
●著書と執筆活動
・心をつかみ人を動かす説明の技術、日本実業出版社
・ほんとうに使える論理思考の技術、KADOKAWA
・これなら買える! 投資信託、ダイヤモンド社
・プログラミングとロジカルシンキングが一気にわかる本 アルゴリズムで論理の流れが見えてくる、翔泳社
After graduating from University of Tsukuba, he engaged in consulting at the HR consulting firm Watson Wyatt, where he played a significant role in the implementation of performance-based HR systems.
The clients he managed varied from small-scale ventures to large foreign corporations, but he consistently maintained the underlying concept that "HR should not be a set of rules that bind people, but a tool to enable autonomous action."
In 1999, seeking deeper insights into talent management beyond the traditional HR system frameworks, he ventured to Europe, which was amid EU integration. However, in London, his chosen place of study, he faced the challenges of managing talent with diverse values.
This led him to study under the late Sumantra Ghoshal, an authority on managing multicultural organizations, at the London Business School. Receiving close guidance while working on his graduation project, he deepened his understanding of leadership and managing diverse talents (earning an MBA in 2001). His graduation project was later incorporated into Ghoshal's posthumous work, "The Individualized Corporation: A Fundamentally New Approach to Management," which also includes a dedication to him.
Upon returning to Japan, he led the establishment of the "GLOBIS Graduate School of Management" at Globis, spearheading the launch from zero and successfully opening the preliminary program, GDBA, in April 2003. This led to him receiving the annual "President's Award" at the company. The school was accredited by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science, and Technology as a graduate school of management in April 2006 and eventually rose to the top of national MBA student satisfaction rankings.
In 2006, he founded "Symmetry Japan, Inc." with the mission of eliminating "information asymmetry," using teaching methods that have been proven effective in management education.
His expertise in business education covers a wide range, from the grand design of curricula to the design and development of programs and teaching materials. As an instructor, he has received overwhelming support from participants, often described as, "He looks cool and professional, but when you talk to him, he's very passionate."
Life motto is, "Stay Hungry, Stay Foolish."