
このコースの概要を紹介します。このコースはテクニックをセクション毎に分類して格納しています。また、各レクチャーは独立させています。ですので気になるテクニックからご受講いただけるようになっています。
はじめてUdemyで学習される方のために、Udemyでの動画の視聴方法と便利な機能を紹介します。既にUdemyで何度もご受講されている方には不要です。
複雑なメジャーを作る際に、メジャー内をスッキリさせるために便利なVARIABLE機能を紹介します。
新しいメジャー。複雑なものになると、「ここはこういう計算をしている」といった具合にメモ入れたくなりません?それできます。ここでは、メジャーの中にコメントを入れる方法を紹介します。
DAX式をチェックしても何もおかしな点はない。でも新しいメジャーを作ろうとするとエラーが出る。でもどうしてなのか分からない!それ、全角スペースのせいかもしれません。このレクチャーで解説します。
新しいメジャーが増えてくると、既存のクエリ内は大混乱に。新しいメジャー、用途ごとに整理したいと思いませんか?こちらのテクニックでできます!
新しいメジャーを移動した際に発生するエラーへの対処方法を紹介します。
DAXを入力する際のウィンドウ。クリックする度にウィンドウが大きさが変わります。見落としがちな小ネタを紹介します。
このレクチャーでは、DAX内で、文字の置き換え、置換作業を簡単にできるショートカットを紹介します。
今、御覧のようにみなさんは、DAX式を作ったとします。
でも、何かしらの理由で、この中でのこの"Dates"という単語を"Date"にする必要が出てきたとします。実務でいえば、例えば、何かお手本やベースとなるDAX式があってそれをコピペで使うのだければ、微調整が必要なシーンとかです。
そういう時、普通ならば一つ一つマニュアル作業で変えていきます。これは手間ですし、手作業なのでエラーのリスクもあります。あと、IF式やSWITCH式のような条件式の場合って、条件分岐がいっぱいあって、それだけ修正する箇所が多くて大変って時もあるかと思います。
そういう時に便利なテクニックです。
置き換えたい単語、ここでは"Dates"をカーソルで選びます。今、ピコピコ点滅しているカーソルは一つですね。ここで、ショートカットです。Ctl + shift + L。もう一度言います。Ctl + shift + L です。すると、点滅するカーソルがすべてのDatesについています。あとは、ここで修正するだけです。Dateにしたいのでsだけ削除しようと思ってもデリートってやると全部消えてしまいます。ですので、再度Dateと入れてます。終わったらエンターで、文字も置き割り、この複数選択モードは解除されます。
もちろん、間違えたと思えば、おなじみのctl + z で元に戻せます。
改めて思えば、置換というよりも、一括入力って方が正確なような気もしますが、みなさんには主旨は伝わったと思います。
以上、このレクチャーでは、DAX式内で使える置換のためのショートカットの紹介しました。
同じマスターテーブルを別個のPower BIファイルにまた一から取り込まないといけない。めんどくさいと思ったことありませんか?ここでは既存のクエリを、別個のPower BIファイルにコピーする方法を紹介します。
このレクチャーでは、クエリを「Power Query Editorには取り込むけれど、Power BIのレポートには表示させない」というテクニックをご紹介します。
なぜ、そんなことをしたいのかも踏まえて、まずはサンプルのExcelファイルの中身を見てみましょう。
こちらが今回使うExcelファイルです。
見ていただくと、2つのシートがあります。
「data」シート:これは、マーケティング活動に関する顧客データで、Power BIで分析に使う主役のデータです。
そして、「description」シート:これは、各列の意味を説明した「データのヘッダーの説明書き」です。dataのヘッダーに対応して説明があります。
ではなぜ「description」シートがあるのか?こういったヘッダーの説明データ、実務ではときどき見かけます。
特に、
異なる部署同士でデータをやりとりするときや、外部ベンダーから提供されたデータを扱うときなどに、親切な方が「この列はこういう意味ですよ」と書いてくれているケースです。
慣れている人なら項目名を見ただけで意味が分かるかもしれませんが、はじめて見る人にとっては、「この数値、何?」「このコードは何を表してるの?」といったことが起こりがちです。たとえば、このキャンペーンのところは、反応したなら1そうでないなら0です。
そうだろうな、という気がしつつも説明がないと不安ですよね。ですので、こういう「辞書的なデータ」がついていると安心です。
では実際に、このExcelファイルをPower BIに取り込みましょう。
Power BIを開いて、次に、「ホーム」タブから「データの取得」→「Excelワークブック」を選びます。
今回は「data」と「description」の2つのシートにチェックを入れて、「データの変換」をクリックします。
Power Query Editorが開きました。
通常やる、クエリ名の確認とデータ型の確認は省略します。
中身を見てみると、descriptionには「CustomerID」「Birth Year」などの列名と、それぞれの意味が説明されています。ここはあくまで参照用で、レポートとしてグラフにするようなデータではありません。
さて、ここが今回のポイントです。
この「ヘッダーの説明」クエリは、レポートに表示させる必要がありません。でも、このまま通常通り閉じて適用と押すとレポートに読み込まれます。
じゃあ、最初から読み込まなければいいじゃない?という気もしますが、Power Query Editor上でデータを加工しているとき、たとえば「この列って何の意味だろう?」と迷うことがありますよね。
そんな時に、この「ヘッダーの説明(辞書データ)」が手元にあると、すぐに確認できます。
「あ、これは 'CustomerID' のことか」「これは誕生日ではなく '誕生年' なんだな」と、さっと調べられるのは便利です。クエリを切り替えればいいので。
でも、このまま何もせずに「閉じて適用」をクリックしてしまうと、この辞書データまでレポートに読み込まれてしまいます。もちろん、読み込んでも害はないのですが、フィールドリストに出てくると、正直ちょっと邪魔ですよね。
そこで、Power BIのレポート画面に表示させないように設定しておきましょう。
やり方は簡単です:
クエリ名「ヘッダーの説明」を右クリック
「読み込みを有効にする」のチェックを外します
これで、Power Query Editor上では参照できるけれど、Power BIのレポート画面では見えなくなります。
再度右クリックして確認してみると、「読み込みを有効にする」のチェックが外れているのが分かりますね。
「この説明書き、わざわざPower BIに入れなくてもExcelで見ればいいのでは?」と思った方もいるかもしれません。でも、実務ではこんなことがよくあります。
分析作業中に「この列なんだっけ?」と迷ってExcelを探す
別ファイルを毎回開くのが面倒
ファイルを間違えて混乱する
そういうとき、Power BIの中に参照用データがあるとすぐ確認できるので、作業がスムーズになります。
あっちのファイル、こっちのファイルと行き来しなくて済むように情報を集約しておくのは、地味だけど効率的です。
ちなみに、「ヘッダーの説明」クエリも見やすくするために、「1行目をヘッダーとして使用」だけ、クリックしておきます。
そして、「閉じて適用」をクリックします。
レポート画面に戻ると、「data」だけがフィールドとして表示され、「ヘッダーの説明」は表示されていないです。でも、再度Power Query Editorにいきましたら、ちゃんと参照用データは存在します。
こうしたささやかなテクニックも、いざというときに地味に効いてくるのが実務です。「そうそう、こういうのあるよね」と思っていただけたら嬉しいです。
以上、このレクチャーでは、ヘッダーの説明といった「参照用データ」を、Power Query Editorには取り込みつつレポート画面には表示させない設定方法の紹介でした。
このレクチャーでは、Power Query Editor の「ステップのプロパティ」に説明メモを追加する方法を紹介します。
チームで同じ Power BI ファイルをメンテナンスするときや、部署や担当が変わって引き継ぐときにとても便利なテクニックです。
個人的には、これが残っていると「お、誰かが親切に残してくれたんだな」と、ちょっとほっこりします。
今見ているのは、とあるデータの Power Query Editor です。
ここでは、「追加されたサフィックス」以降の処理で、顧客の誕生年しかないデータを日付型に変換し、そこから年齢を計算する一連のステップを作っています。
もちろん、ステップを順にクリックすれば何をやっているかは確認できます。
でも、他の人が作ったクエリだと、ノーヒントで理解するのは結構ハードルが高いです。
正直、自分が作ったものでさえ、しばらく経つと「あれ、これ何のためにやったんだっけ?」ということはよくあります。
そこで、このテクニックです。
「追加されたサフィックス」のステップを右クリックして [プロパティ] を開きます。
すると「ステップのプロパティ」というウィンドウが表示されます。
ここではステップ名の変更もできますが、今回使うのは下の「説明」欄です。
ここに、何をしたかの説明を入力します。名前よりもずっと長く書けます。
例えば:
誕生年を年齢に変えるために、まず誕生年の後ろに /1/1 を追加して日付型に変換しました。
入力してウィンドウを閉じると…ご覧ください。ステップの横にインフォメーションアイコンが表示されました。
これがポイントで、「何か説明があるぞ」と一目でわかります。さらに、アイコンにマウスを乗せると説明文がポップアップで表示されます。
この機能が優れているのは、「プロパティを開かなくても説明を読める」ことです。
もし毎回開かないと読めない仕様だったら、せっかくメモを残しても活用されにくいでしょう。
でも、このアイコンとホバー表示のおかげで、実用性がぐっと上がります。
もう一つ例を見てみましょう。
「変更された型1」のステップでは、もともと誕生年はテキスト型でしたが、日付型に変更しました。
理由は、この後のステップで日付から期間へ変換するためです。
プロパティを開き、こう入力します:
後のステップで期間に変換するため、テキスト型から日付型に変更しました。
するとまたアイコンが出て、内容もすぐ確認できます。
引き継ぎの現場では、このアイコン付き説明が本当に助かります。
以前は、引き継ぎ時に口頭で説明を聞きながらメモを取っていましたが、後で見返しても「これどこの話だっけ?」と迷うことが多かったです。
今では、ステップそのものに説明が残っていれば、理解が一気に早まりますし、何より「わざわざ残してくれたんだ」と嬉しくなります。
以上、このレクチャーでは Power Query Editor のステップに説明メモを追加する方法 をご紹介しました。
地味ですが、親切心あふれるほっこりテクニックです。
このレクチャーでは、PowerBIのレイアウトをPowerPointで作成するテクニックを紹介します。
PowerBIでは、ビジュアル化によってきれいなグラフができます。そして、人によってはレポートをさらに見やすくするために、レイアウトに凝る方もいらっしゃると思います。
その時、一応PowerBIでも、図形の挿入や画面のベースカラーを変えることができます。こうやって図形を挿入して、PowerPointで行うプレゼンのようなヘッダーやフッターを作ったりもできます。
ただ、正直、私を含めて、PowerBIでこうしたレイアウトを整えるのに、どうも使いにくいと思っている方多いと思います。そもそも、慣れてないです。
一方で、PowerPointはどうでしょうか?PowerPointは日頃使いなれてて、結構凝ったデザインもできるよ、って方も多いと思います。私自身はデザインセンス皆無ですが、PowerBIの挿入リボンにあるアイテムを使うよりは、PowerPointの方が使いなれています。
ここでは、Power Pointで作ったレイアウトデザインをPowerBIで使うテクニックを紹介します。そんな大それたものではないです。
まず、PowerPointでレイアウトデザインを作ります。私はご覧のようにヘッダーとフッターがあるデザインにしました。さりげなく自分が作ったことをアピールするために署名も入れています。PowerPointでレイアウトデザインをするときのポイントがあります。デザイン/スライドのサイズ。ここが16:4で作成されていることを確認してください。というのも、PowerPointのサイズも16:9だからです。
今回、私はPowerBIの3つのページを作ろうと思っているとします。Sales Report、Inventory report、そして、Marketing Reportです。ですので私はこのスライドを3つ作ります。なお、これはPowerPointの話になりますが、コピペすると書式がくずれます。ですので、このCtlというところで、元の書式を保持とします。
そして、ヘッダーのところにそれぞれのレポート名を入れます。ちょっと文字を大きくして、図形の書式で文字の効果で少し飾ってみたいと思います。こういう細かいデザインはPowerPointじゃないとできないですよね。そもそもPowerBIでこういうことをするのに慣れてないです。
はい。では、タイトルができたところで、他のページにもコピペします。タイトルをそれぞれInventory、Marketingに変えます。
そしてこれを名前を付けて保存するたけですが、JPG形式でこのページだけにします。そして、ファイル名は、それぞれのレポート名にします。保存で全部かそれとも一部か聞かれるのでこのページのみとします。
同じく、Inventory、Marketingも同様に行います。
では、PowerBIに戻ります。何もない部分でクリックします。そして視覚化です。ちなみに、今回はたまたま何もビジュアルがない時に作っていますが、ビジュアルを作った後でも大丈夫です。これからやるのは単に背景をかけることですので、ビジュアルにはまったく影響しません。
キャンバスの背景をクリック。イメージで参照です。さきほどJPEGで保存したSales Report Backgroundをクリックします。何もおきません。こちらの透過性をチェックしてください。これが100%ということは全部透明ということです。これを0にします。そうするとバッチリキャンバスの背景が設定されました。いま、イメージのサイズ調整は全く問題なさそうです。これは元のデータをPowerPointで16:9で作ったからです。一応そのほかにも、自動調整やフィルといったオプションがありますが、どれもほぼ同じですね。
ちなみに私は同じデザインを(PowerPointを見せる)4:3で作ってJPEGにしたものを用意していますので、そちらを入れてみますね。御覧のように標準ではうまくいきません。フィルもダメです。今回の場合、自動調整でなんとかなりました。(名前消えていないかチェック)でも、経験上、デザインが崩れてしまうことが多いです。ですので、PowerPointの画面サイズは16:9で作りましょう。
では、同じ要領で、Inventory ReportとMarketing reportも入れていきます。新しいページを作りまして、ページの書式設定のキャンバスの背景です。Inventory Report Backgroundを選択します。あいかわらず何も起きません。透過性が100%だからです。なぜこれがデフォルトなのか分かりませんが、ゼロにすると、レイアウトが出てきました。
最後、Marketingです。Markeitng reportを入れて透過性を0にします。最後にページ名をそれぞれのレポート名にしておきます。はい。これでできました。
PowerPointでデザインすると凝ったデザインもできますね。各ページ同じデザインをベースにすると、全体としてデザインの面で貫性のあるレポートができます。
また、これは私も実務でやっていますが、PowerBIの会社が決めたレイアウトデザインがある会社さんって珍しいと思います。でも、PowerPointのデザインって会社でオフィシャルなものがあるっていう会社さんは多いのではないでしょうか?その場合はこのテクニックで、PowerPointのデザインがPowerBIに適用できます。
たまに、PowerPointとPowerBI合わせ技でプレゼンをしなければならない時があるのですが、この時、パワポとPowerBIのデザインが一貫性があると、しびれるくらいプロフェッショナルな印象です。
ぜひ、試せる方は試してみていただきたいと思います。
以上、このレクチャーではPowerBIのレイアウトをPowerPointで作成するテクニックを紹介しました。
このレクチャーでは、ビジュアルのタイトルとサブタイトルを使って、レポートにストーリーテリングの要素を加えるテクニックを紹介します。
今、画面にはPower BIのレポートビューが表示されています。
4つのグラフがありますね。棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、100%積み上げ横棒グラフ。
いずれも、Power BIが自動でつけてくれたタイトルのままです。
「売上の合計」
「国別売上」
「売上の推移」
「製品カテゴリ別の構成比」
こうしたタイトル、間違ってはいないんですが、ちょっともったいないです。
例えば、「国別売上」って書かれているグラフ。
これ、聞き手はグラフを見ながら、「で、どの国が一番なの?」って考えながら読む必要があります。
つまり、情報を自分で読み取らないといけないんですね。
でも実は、Power BIではタイトルやサブタイトルに、自分の言葉で伝えたいことを書けるんです。
これを使えば、グラフの読み取りを、ぐっと楽に、そして自然にストーリーとして伝えることができます。
タイトルとサブタイトルはどうやって変えるかというと、各ビジュアルをクリックして、書式の全般。そして、タイトル。タイトルの中にサブタイトルが隠れています。これをオンにすると、サブタイトルのテキストを入れることができます。
では、先ほどのグラフと全く同じもので、タイトルとサブタイルを変えたものを見てみましょう。(次のページ)こちらのbeforeのグラフのままタイトルとサブタイトルのみつけました。両方ともデフォルトの書式と文字サイズで、タイトルだけボールドにしています。いかがでしょうか?第一印象でもう違いますよね。
例①:棒グラフ(国別売上)
タイトル: どの国が最も売上を伸ばしている?
サブタイトル: アメリカがダントツで1位。2位ブラジルと3位ドイツを大きく引き離す。
例②:折れ線グラフ(売上の推移)
タイトル: 売上は右肩上がりか?
サブタイトル: 年末にかけて売上が急上昇。プロモーションの効果が見える。
例③:円グラフ(製品カテゴリ別構成)
タイトル: 売上の主力製品はどれ?
サブタイトル: Classicシリーズが全体の45%を占めて圧倒的。
例④:100%積み上げ横棒グラフ(地域別構成比)
タイトル: 地域によって売れ筋はどう違う?
サブタイトル: 北米はClassic、アジアはLightが主力。地域特性が鮮明に。
こうしてタイトルで問いかけ、サブタイトルで答えるだけで、単なるグラフの羅列が、「ストーリー」仕立てになります。パッと見て伝わる、考えなくても理解できる、そんなグラフって理想ですよね。
Power BIでデータを可視化する人は多いですが、この「タイトル × サブタイトル」のテクニック、意外と使っていない人が多いです。ぜひ、みなさんのレポートでも試してみていただきたいと思います。
以上、このレクチャーではタイトルとサブタイトルを使って、レポートにストーリーテリングの要素を加えるテクニックを紹介しました。
このレクチャーでは、Power BI のテーブルやマトリックスで列幅を一発でそろえて固定するテクニックをご紹介します。
デフォルトでは列ごとに幅がバラバラになってしまいますが、このテクニックを使えば、更新しても崩れない状態を簡単に作れます。
まずは、このテクニックで何が解決できるのかを見てみましょう。
こちらが Before ページ。あるデータをマトリックスでまとめました。営業さんごとの売上です。
ご覧のとおり、列幅がバラバラですね。これは、列に入っている営業さんの名前の長さに合わせて、Power BI が列幅を自動調整しているからです。
これは、[書式]→[列見出し]→[列の自動サイズ調整] で確認できます。
デフォルトでは自動調整がオンになっていて、“その列の一番長いヘッダーや値”に合わせて幅を決めています。
さらに、中の値にも影響を受けます。今は Sales を表示していますが、ここを Total Revenue 2024 に変えると、また幅が変わります。つまり、列幅は中身のデータの長さにも左右されます。
こうして列によって幅がバラバラになるのは、Power BI の自然な動きです。
しかし更新のたびに幅が変わって表の見た目が変わるのは、ちょっと気になります。
しかも毎回ドラッグして直すのは正直面倒ですよね。
ここから、この列幅を一発でそろえて固定するテクニックを紹介します。
このテクニックを適用したのが After ページ です。合計列こそ変わりますが、ヘッダーの幅は一定です。
数値を変えても幅は変わりません。こうすればデータ更新があっても、表の見た目を一定に保つことができます。
では、実際にやってみましょう。
まず、Before ページをコピーして、このコピーを加工していきます。
[書式]→[列見出し]→[列の自動サイズ調整] がオンであることを確認してください。デフォルトがこれなので、通常はオンになっているはずです。オフになっていたらオンにしてください。
自動調整は、今表示されている長さで幅を決めます。
ということは、全列の“見かけの長さ”を一度そろえれば、幅もそろいます。
…と言われてもピンとこないかもしれません。
要するに、中身を全部同じ長さに見せれば、同じ幅になるということです。
そこで、DAX を使ってダミー列を作ります。
DAX は苦手…という方も多いと思いますが、今回のは本当に単純で『同じ文字を繰り返す』だけです。
正直、私も初めてこのテクニックを知ったときは「わざわざ DAX を使うのか」と思いました。
でもやってみると、Power BI の仕組みをうまく利用した方法だと気づき、感心しました。
では、DAX でメジャーを作ります。
名前は「列調整」としましょう。
DAX 式は REPT という関数を使います。この関数は、あるテキストを指定回数だけ繰り返すものです。
ちなみに私自身、このテクニック以外で REPT を使ったことはほとんどありません。
まず、繰り返すテキストを指定します。テキストなので ""(ダブルクオーテーション)で囲む必要があります。
次に、何回繰り返すかを指定します。ここは調整しながらですが、一旦 20 にしてみます。
メジャーができたら、今入っている値の代わりに入れます。
ご覧のように、同じ値が繰り返し入ります。
20 だと広すぎる場合は、15 にしてみましょう。
このように、そろえたい幅を REPT の繰り返し回数で調整します。13 ぐらいがちょうどいいかもしれません。
幅が決まったら、ここからがこのテクニックの肝です。
[書式]→[列見出し]→[列の自動サイズ調整] をオフにします。
これにより、ダミー列で決めた幅が固定されます。
これで列幅は固定になりました。
あとは、調整用メジャーを外して元の Sales を入れてみます。幅は固定されていますね。
さらに Total Revenue 2024 を入れても、やはり列幅は固定されたままです。
もしヘッダーや値の桁数が変わり、列幅を再調整したい場合は、
再び自動調整をオンにして調整メジャーで幅を決め、また自動調整をオフにすればOKです。
以上、このレクチャーでは、テーブルやマトリックスの列幅を一発でそろえて固定するテクニックをご紹介しました。
最初は不思議に見えるかもしれませんが、Power BI の動きを理解すれば納得のテクニックです。
このレクチャーでは、Power BI のページをショートカットで移動する小技をご紹介します。
正直、知らなくても困らないかもしれませんが、知っておくと制作のテンポが上がって、ちょっと“おっ”と思われることもあります。
Power BI Desktop では、Ctrl + Tab で次のページ、Ctrl + Shift + Tab で前のページに移動できます。
Excel でシートを切り替えるショートカットがありますね。要領はほぼ同じです。
ただし注意点があります。
ページタブにフォーカスがある状態でないと使えません。キャンバスがアクティベート状態では使えないです。
タブを選択しただけでは移動せず、Enterキーで確定が必要です。
キャンバス上を選択している状態では効きません。
まずはマウスでページを切り替える普通のやり方を見てみましょう。(実演:マウスでクリックしてページ移動)次にショートカットを使ってみます。Ctrl + Tab …ほら、手をマウスに持ち替えずに次ページへ移動できます。
前に戻りたいときはCtrl + Shift + Tab。
マウス移動するより、断然テンポが速いです。
このテクニック、どんな時使うか?
例えば、一通りページができあがったあと、全体を通して俯瞰したいとき。
このショートカットならマウスに触れずにサクサク切り替えられます。
Excel に慣れている方は、マウス操作がもどかしく感じることってありますよね。
私と同世代の方なら、“Excelはマウス使うな”なんて言われたことがあるかもしれません。まあ、私は使ってましたけど。
実務でも、人前で Excel を使うときに、ちょっと見栄を張ってショートカットを使うことってありませんか?
Power BI はショートカットが少ないので、こういう操作をすると“おっ”と思われることもあります。
まあ、気づく人は少ないかもしれませんが(笑)、知ってると気分はちょっと上がります。
以上、ページ移動のショートカットをご紹介しました。
小技ではありますが、使いどころを知っておくと制作のテンポが上がり、操作がスマートに見えます。
ぜひ試してみていただければと思います。
このレクチャーでは、折れ線グラフのデータラベルにて、最大値と最小値を見せる、カンタンなテクニックを紹介します。
エクセルだと、データラベルの特定の部分だけを表示させるのは手動で簡単にできます。
これがPower BIだと、出すか出さないか?の二択で結構やっかいです。
ですので、折れ線グラフで、データラベルを最大値と最小値だけを出す方法は良く聞かれます。
YouTubeなんかみると、DAXを使ってやる方法がたくさん紹介されていますが、ここではDAXは使いません。
本当にDAXなしで、最大と最小だけにできるの?と感じる方もいると思います。厳密な設定ではありませんが、ほとんどのケースで実用的です。
私自身、DAXのコースをいくつか出していますが、正直DAX使うのはめんどくさいので、実務では、まずはこの近道でサッと形にしています。9割はこれで済ましています。
では、はじめていきましょう。簡単な折れ線グラフを用意しています。
データラベルをオンにします。すると、データラベルがつきました。
ここから、最大値と最小値だけにデータラベルを絞ります。データラベルの書式を展開していただいて、
書式/データラベル/オプション/ラベルの密度。デフォルトは50%です。100%にするとすべてのポイントでラベルがつきます。これを 0% に下げます。
0%とするとラベルなくなっちゃうんじゃないの?と思うんですが、こうすると Power BI が重要だと判断した点に絞ってラベルを残します。
どこかでハッキリと書いてあるわけではないですし、もしかしたら今後のバージョンアップで変わるかもしれませんが、重要と判断されるのは、私の経験上、どうやら“最初・最後・最大・最小”のようです。
これで、最初と最後のオマケ付きですが、サクッと最大と最小だけラベルをつけることができました。
さらにラベルの背景 = オン、この時、ラベルの背景の透過性90%がデフォルトですが、0%にして、ハッキリさせます。文字を白にすると、すごく分かってて、最初と最大を強調してます感が増します。
この“最初・最後・最大・最小が出がち”は、フィルターかけた時も有効です。スライサーを使ってみます。
日付スライサー(Between)を追加して、表示期間を絞り込みます。
折れ線グラフはスライサーに連動しますが、ラベル密度は0%のまま。
→ すると、“その絞り込んだ期間の”最初・最後・最大・最小が出がちになります。
つまり、見る範囲が変われば“重要点”も文脈に合わせて、Power BIが変えてくれます。
実務では、これがレビュー作業やストーリーテリングで効きます。気になる期間に絞るだけで、入口・出口・山・谷にが自然にラベルを立ててくれる。まあ、本当はこの場合、山と谷だけ出したいんですが、入り口と出口はオマケでついちゃうっているわけですが。
ちなみに、背景色をつけた状態で、密度を100%にすると、ほとんど嫌がらせなので、そのつもりじゃないなら、やめておきましょう。0%に戻します。
以上、このレクチャーではDAXを使わずに、データラベル密度0%で、最初・最後・最大・最小を表示させる方法を紹介しました。大変手頃なテクニックですので、ぜひ使ってみていただければと思います。
1. 導入
「このレクチャーでは、スライサーで選んだ内容をタイトルに反映させる“動的タイトル” の作り方を紹介します。動的タイトルは具体的に言えば、棒グラフなどで、これは何年の売上なのか?とビジュアルのタイトルに表示させることです。動的、と言っているのは、例えばスライサーで2000年の売上を2001年に変えたら、タイトルもそのように自動で変わる、という意味です。
Power BIのレポートで、スライサーで期間を選んでグラフを表示できるようにしていても、会議や共有の場でよくこう聞かれませんか?
“このデータって、いつの期間のですか?”
心の中では“スライサー見てよ!”って言いたいんですが、そこをぐっとこらえて、こういうテクニックを使います。
これを仕込んでおくだけで、レポートがぐっとわかりやすくなりますし、“賢そう”に見えるのもポイントです。」
今、ある会社の2000年から2005年までの売上データとスライサーがあります。
2. 単月と複数月の2つのケース
「実務では、こういう場合でスライサーを使う時に、大きく2つのパターンがあるかと思います。
ページ1 複数月を選べるケース
例:スライサーをスライダーにして“2000年〜2003年”のように範囲を選ばせる場合
ページ2 単月だけ選べるケース
例:スライサーをラジオボタンにして“ある1年だけ”選択させる場合
このどちらかで式の書き方が少し変わります。」
3. 複数月用のメジャー
「まずは、複数月の範囲を表示したい場合です。
DAXメジャー
Dynamic Title Range=
"売上推移(" &
MIN('Sales'[Date]) & " 〜 " &
MAX('Sales'[Date]) & ")"
""(ダブルクオテーション)や、&(アンドマーク)の使い方はエクセルと一緒です。
ポイント解説
MIN は選択された中で一番古い日付
MAX は選択された中で一番新しい日付
& は文字列をつなぐ記号
これで、“売上推移(2000年〜2005年)”のように期間を動的に表示できます。」
4. 単月用のメジャー
「次に、単月だけを選択させるケースです。
この場合は SELECTEDVALUE というDAXを使います。その名の通り、今選択されている値を表示するDAXです。
DAXメジャー
Dynamic Title Single=
"売上(" & SELECTEDVALUE('Calendar'[Month], "すべての期間") & ")"
ポイント解説
SELECTEDVALUE は、選ばれている1つの値を取得します
オプションで、コンマで続けると、選ばれている期間がない場合に表示する言葉を入れることができます
スライサーを単一選択モードにしている場合に有効です
これで、“売上推移(2023年7月)”のようなシンプルなタイトルが表示できます。」
5. グラフに適用
「次に、このメジャーをグラフのタイトルに反映します。
グラフの書式 → タイトル → fx をクリック
“フィールド値” から先ほど作った Dynamic Title を選択
保存
これで準備完了です。」
6. 実演
「では試してみましょう。
スライサーで2000年〜2005年を選ぶと……
タイトルが『売上推移(2000年〜2005年)』に更新されました!
次に、単月スライサーで7月を選ぶと……
『売上(2000年)』 というシンプルな表示に。」
7. 実務での小話
「会議や共有の場で、実際にPower BIを動かしながら打合せしているときは、スライサーを操作しているのを見てもらえるので、“いつのデータか”はすぐに伝わります。
ただ、会議の後などで、Power BIのスクリーンショットやPDFを共有したときはどうでしょう?
Power BIに慣れていない人は、スライサーまで視線が届かないんです。
だから、タイトルに期間を表示しておくと、“このデータは2003年のものだな”とか"この期間のものなのね"と一目でわかります。」
8. 実務でのメリット
「この方法、実務で本当に役立ちます。
会議中、“このデータっていつの?”という質問を防げる
PDFやスクショだけでも一目で期間がわかる
レポートの印象が“賢そう”に見える(笑)
たった1行、2行のDAXでこれができるなら、入れない手はないです。」
9. まとめ
以上、このレクチャーでは、動的タイトルを紹介しました。単純なDAXで初心者でもすぐ試せる実務直結テクニックです。
ぜひ次のレポートに組み込んでいただければと思います。
このレクチャーでは、カードビジュアルにおいて、日本独特の金額単位である 億円、千万円 の出し方を紹介します。
まず最初に整理しておきたいのが、Power BI の既定の単位表記についてです。
今、ある会社の売上をカードに入れています。
デフォルトだとPower BIが自動で、単位を丸めてくれますね。書式/ビジュアル/吹き出しの値を見てみます。表示単位は自動。開くと、千、百万、十億、兆と用意してくれています。
でも、残念ながら日本独特の億、千万はないです。
これはどういう仕組みかというと、国際的には、ゼロを3つ、千単位で区切ることになっているからです。今度は表示単位を無しにします。そして、この売上にコンマを入れます。すると、コンマは千単位で入れられていますね。ですので、千の次は、カンマ2つでゼロを6つ。百万。その次はカンマ3つでゼロを9つで十億です。
この時、1億 は、ゼロが8個です。ですので、Power BIの標準の書式ではサポートされていません。
では、どうするのか?
ここからは、手っ取り早い方法と、ちょっと手間をかける方法の2つを紹介します。
手っ取り早い方法から紹介します。
まず、億単位で表示するためのメジャーを作成します。
売上(単位:億円) = DIVIDE([売上金額], 100000000) ゼロは八個ですのでご注意でください。
この「売上(単位:億円)」をカードビジュアルに置きます。
はい。これで、カテゴリラベルで、これは億円単位の売上と出ていますし、単位も億円になっていますね。カテゴリラベルをボールドにするとより単位が強調されます。もしくは、カテゴリラベルをオフにして、今度はタイトルで「売上(単位:億円)」としてもよいです。タイトルをボールドにしてみましょうか。
小数点以下の設定も通常のメジャーの単位設定と同じですね。
はい。まずこれが手っ取り早い方法です。ちなみに、千万で出すのは、表記を千万にするのと、Divideの割る数を千万にするだけです。千万は、ゼロが七つです。これだけなので、ここでのデモは割愛します。
次にちょっと手間をかける方法です。こういうタイトルやカテゴリラベルに頼らない方法です。
では、新しいメジャーを作るのですが、さきほどのメジャーにちょっと手間をかけるだけですので、コピーして、新しいメジャーです。タイトルに追加でwith FORMATと入れます。
その名の通り、FORMAT 関数を使います。
先ほどのメジャーをFORMATで挟みます。そして井桁で表示する単位を指定。そしてFORMAT式を閉じた後に、アンドマークで億円を追加します。この井桁で表示したい数値の単位を表現するのは、エクセルと同じです。もし詳しく知りたい方は、エクセルのカスタム書式でネットで検索してみていただければと思います。
では、このメジャーを新しくカードを作って入れてみます。バシッと一億円で出ましたね。
もし小数点以下をいれたければ、小数点以下を追加します。2桁まで入れてみましょうか。はい。
億円表示(小数なし)
売上(億円 表示) =
FORMAT( [売上(億)], "#,##0" ) & " 億円"
億円表示(小数1桁)
売上(億円 表示_小数1桁) =
FORMAT( [売上(億)], "#,##0.0" ) & " 億円"
たまに、なぜ FORMAT を使うのかって聞かれることがあります。では、ってことでFORMATを解除してみます。
すると、小数点以下が延々と出ています。でもこれって書式設定で変えられるじゃないの、ってことでメジャーをクリックして書式をみてみます。すると書式がテキストです。なぜかというと、この億円っていうテキストを足したからです。
テキストですのでこの辺りのコンマや小数点以下の設定がグレイアウトされています。このようにせっかく億円単位出ても、表記が望んだようにならないために、FORMAT関数をかませる必要があります。では、またFORMATを戻します。
千万円単位でやりたい場合は、ここを千万円として、割る数を千万にすればOKです。千万はゼロ7つです。
以上、このレクチャーでは、カードビジュアルにおいて、日本独特の金額単位である 億円、千万円 の出し方を紹介しました。
このレクチャーはテクニックというよりも、こういうこともできる、というのをお伝えします。
レクチャータイトルの通り、Power BIでGIFが使えます。
私自身、単なる先入観か、そもそも何に使うか分からないのでやらなかったか、とにかくPower BIでGIFを使う、なんてことは思ってもみませんでした。そう考えているみなさんもいらっしゃるかな?と思い、ここでは紹介します。
さて、私はご覧のGIFが手元にあります。
これをまずは、Power BIに画像として読み込みます。
挿入の画像です。スタイルのイメージ。画像のソースにて、画像のアップロードであることを確認したら、イメージの参照をクリック。すると御覧のような感じで簡単にGIFを読み込めます。ちなみに、昔はこうしてGIFを読み込むと、こんな感じで動かずに単に静止画でした。今は、普通にアップロードしたらちゃんと動きます。
会社のロゴなんかでGIFがある場合、レポートに入れたらかなりいい感じです。せっかく会社がそうした素材を用意してくれてるなら、使わない手はないですね。
さて、画像は簡単です。今度は、ボタンとしてGIFを使ってみましょう。ボタンはアクションと紐づけることもでき、画像のように単に見せるだけではなく、ちゃんとレポートの部品としてワークします。ただ、ちょっとだけコツがあります。
同じく挿入ですが、今度はボタン。空白を選択。ここでGIFを反映させるには、スタイルのフィルをオンにします。参照をクリック。さきほどのGIFを選択します。すると、一部しか見えてません。しかも全体を見せようとするとかなりデカくなってしまいます。
ここで使うのは、イメージのサイズ調整でデフォルトの自動調整から、フィルに変えます。すると、サイズを小さくしても全体が見えるようになります。あるあるですが、透過性をゼロにするのを忘れないようにしましょう。フィルはデフォルトで透過性50%です。このまま使っちゃうことよくあります。
あと、周りの囲み線要らないですよね。同じくスタイルの罫線をオフです。
今、2つのGIFがレポートにあります。こっちは単なる画像。こっちはボタン。ボタンですので、アクションをつけられます。例えば、今、このレポートにはホームというページがあるとします(ホームというページを作る)。で、このボタンをクリックして、アクションをオン。型をページの移動。そして、接続先をホームにします。
すると、このおうちのようなGIFをクリックすると、ホームというページにいける。こういう使い方もできます。
以上、このレクチャーでは、Power BIでGIFが使えるという紹介をしました。
このレクチャーでは、こちら、列ツールの列で並び替えを使って、ビジュアルに表示するデータの順番をコントロールする方法を紹介します。
2つの例を通じて、紹介します。
まず1つ目。
既に今、データを取り込んだPower BIファイルがあります。テーブルビューにいきます。
あるショッピングモールの月毎の来場者数を示しています。Monthが月。Visitorsが来場者数です。で、(フィルターで示す)ポイントはこのMonthがAprとかAugみたいに月の名前になっていることです。
で、この時、月毎の来場者数の推移をみたいと思って、折れ線グラフを作り、X軸にはMonth、Y軸にVisitorsを入れます。
すると、御覧のようにX軸の順番がおかしいです。アルファベット順に並んでいます。これはPower BIがX軸をどう並べていいのか、並び順の基準がデータに含まれていないためです。そんな時に使えるのが、この「列で並び替え」です。
これを使うことで、何基準で並べるかを指定できます。
さて、またテーブルビューにいきましょう。
Monthの横にMonthNoという列があります。これで、順番を制御します。Jan.が1Febが2となっていますね。
こんな風にデータに並び順を指定する列を仕込んでおきます。
レポートビューにいきます。
並び順を整えます。まず整えたいデータ、この場合はMonthをクリック。次に、列で並び替えをクリック。何をベースに並び替えるかを指定します。この場合はMonthNoです。はい。これでOKです。ビジュアルに変化がありませんが、一旦Monthをアンチェックしてもう一度チェックしてみましょう。これで並びが整いました。
場合によっては、既にビジュアルに配置されているとすぐ反映されないことがあります。その場合は今回のように、一度外して、再度入れ直していただければと思います。
このテクニック、例えば、日本だと会計年度が4月で始まる会社さんが多いですよね。そんな時、4月を1として並び替えると、4月はじまり、3月終わりの折れ線グラフが作れるようになります。
以上が1つ目の使い方です。
1つ目の使い方は元データに1列仕込む必要があります。
2つ目は、元データとは別に順番を示すテーブルを用意する方法を紹介します。
このまま続けます。
スライサーを追加して、StoreCategoryを入れます。で、この並びはAから始まるApparel、Bから始まるBooksといった形でアルファベット順です。でも、会社さんによっては、社内レポートで決まった並べ方がある時ありますよね。例えば、昔からある部署が頭に来て、新規が後に続くみたいな。社内政治の関係で、それやっとかないとちょっときまづい、といった感じで。Power BIの仕様上仕方ないんです、とか言い訳してやりすごすいった感じ。まあ、私のことですが。
さて、それはともかくテーブルビューにいきます。この場合、1つの方法としてはさきほど紹介したように、StoreCategoryの順番を示す列を設けるのが一つ。もう一つは新しく、順番を制御するためのテーブルを用意します。レポートビューに戻ります。
で、今から新しくテーブルを作るのですが、ちょっと楽をしたいのでテーブルビューでStoreCategoryをクリックして、列のコピー。エクセルを開いてペースト。重複の削除。これでStoreCategoryのデータが用意できました。
そうしましたら、そのままホームのデータの入力。これで新しいテーブルを用意します。
名前は、StoreCategoryNoとしましょうか。列はStoreCategoryと、StoreCategoryNoとします。
StoreCategoryには、さきほどエクセルで用意したものを貼ります。
で、StoreCategoryNoの方は、並べたい順番を入れます。0から初めても、1から初めてもOKです。
今回は、Entertainmentを1として、最後にApparelがつくようにしましょうか。これで読み込みです。
すると新しいテーブルができました。
モデルビューにいきます。さきほど作った新しいテーブルをStoreCategoryをキーにリレーションを組みます。
この時、StoreCategoryが重複する形で、1対多の関係になるようにリレーションを作ります。自動でできていますね。Power BIはこの辺り非常に賢くて、多くの場合、自動でいい感じのリレーションが作成されます
レポートビューに戻りまして、スライサーの中身をTrafficの方のStoreCategoryから新しく作ったテーブルの方のStoreCategoryに置き換えます。
元のStoreCategoryのデータには、並び順を設定した列はないです。ですので、並び替え設定をしたテーブル側の列を使う必要があります。
この時点では、まだアルファベット順です。でも、このテーブルには順番をコントロールする、StoreCategoryNoがありましたよね。それを列で並び替えで選択すると、御覧のように順番が変わりました。もちろんスライサーは使えます。
このように新しいテーブルを追加することにより、順番をコントロールする方法もあります。この方法は既に既存のレポートがあって、その順番を変えたい時なんかいいですよね。もともとのデータはいじらなくていいので、実務ですぐ使えます。
さて、最後にもし、この順番をあとからまた変えたいってなった時の調整方法を紹介してこのレクチャーを終えます。その場合は、ホームのデータの変換。Power Query Editorが開きますので、先ほどのStoreCategoryNoにいきます。そしたらこの適用したステップのソース。横にギアアイコンありますのでこれをクリック。
すると、テーブルの作成というウィンドウが開きますので、ここで再度調整できます。今度は、Foodを一番にしてみましょう。当たり前ですが、同じ順位のものがあるとエラーになります。前のMonthNoでも同様ですが、月だとさすがに12を2つ入れるってことないです。ただ、今回のような項目名だったり、順番を設定する対象が多いとうっかり同じ順位を入れちゃうミスをすることがあるので気を付けていただければと思います。
閉じて適用とします。すると、スライサーの中身でもFoodが一番最初になりましたよね。
うまくいっています。
以上、このレクチャーは、列ツールの列で並び替えを使って、ビジュアルに表示するデータの順番をコントロールする方法の紹介でした。
これでコースは終了です。これまでご受講いただきありがとうございました!
///Power BI Desktopに関するテクニックを1つのコースにまとめました!///
みなさんこんにちわ。講師のマスカワシゲルです。このコースは、私のPower BI Desktopコースの中でバラバラに散らばっているお役立ちテクニックを1つのコースにまとめたものです。
///注意!もう知っている内容かも///
ですので、もうほとんどコース観てるよ~というみなさん、ありがとうございます!そんなみなさんには必要がないかと思います。観たことがあるテクニックです。一方で、いくつか観てるけど全部じゃないな~という方、またはお役立ちテクニック、一回まるっとおさらいしてみるか~という方にはぴったりのコースです
///どのレクチャーから受講してもOK!観るだけでOK!///
気になるところからつまんでいけるように各レクチャーは独立させています。また私の他のPower BIコースと違い、手を動かしながら観ていただく必要はありません。実務の中で、あっこれ使えるかも?と思いだしていただければOKですので、まずは気軽にさっと観ていただければと思います。
お役立ちテクニックでもっと便利にPower BI Desktop使ってみませんか?それではコースでお会いしましょう!