【Scratch(スクラッチ)5】数式を使って、通学路を登校させる、持久走対決をする、空き地に作図する
What you'll learn
- Scratchの基本機能を習得する
- 画面上でキャラクターや物を、筋書き通りに自在に動かすことができる設計思考法を学ぶ
- 数式や図形の知識を使い、アニメやゲームを考案・設計できる基礎力を身につける
- 速さ、時間、道のり(距離)の数式を使って、プログラミングする。
- 多角形の角度の計算方法を学び、プログラミングに応用する。
Requirements
- Scratch のアカウントを持っていること。
- Webブラウザが使用できるパソコンまたはタブレット端末、インターネット接続環境
Description
「小太郎君の忍者修行シリーズ(Part1~Prat3)」では、小太郎に、様々な修行を挑戦してもらいました。本コースでは、小太郎君の友達の小春ちゃんにも登場してもらい、3つの課題に挑戦してもらいます。このコースでは、様々な、ゲームやアニメをつくる上で、理解が必要な数式を使って、課題を完成させます。
1.小太郎君の通学
「道を曲がる」、「交差点で止まる」、「踏切で電車の通過を待つ」といった、私たちには当たり前のことを、小太郎君にさせるためのプログラミングを作ります。忍者の小太郎君の通学路には、曲がり角、踏切、信号などが存在します。小太郎君が、無事通学するには、通学路の状況によって、小太郎君に、適切な判断と行動を起こさせる必要があります。どのような場合に、どのような順番で、なにをさせるのか、小太郎君の頭脳となり、プログラムを設計します。速度、時間、道のり(距離)の数式理解が必要です。
2.小太郎君と小春ちゃんの持久走対決
走る速度が違う小太郎君と小春ちゃんが持久走対決をしたら、どのような勝負になるか、想像してみましょう。複数人のランナーが参加するマラソン大会で起こりうるシーンを想像し、二人の持久走シーンをプログラミングします。二人の勝負をエキサイティングにするためには、どのようなルールを設定したらいいのかなども考えてみます。
3.小太郎君、図形を書く
みなさんは、白紙の上に、様々な多角形を正確に書くことはできますか?多角形を正確に書くには、作図の知識が必要です。ここでは、小太郎君に、空き地の上に、多角形を書いてもらうプログラミングを作成します。図形を0から作れた時の感動を味わってみてください。
Who this course is for:
- プログラミング初心者、未経験者
- プログラミングを教える立場の教師、講師
- 子供と一緒にプログラミングを楽しみたい保護者
- パソコンを使ってゲームやアニメをつくりたいと思っている方
- 脳トレの手段を探している子供からシニアまで
- 算数好きで、算数を使った趣味を持ちたいと思っている方
- プログラミング教材を元に、算数の理解を深めたいと思っている方
- プログラミングをきっかけに自分の思考力を高めたいと思っている方
Instructor
みなさん、はじめまして。私は、(株)イーストーリーのCEO、細村です。私たちは、プログラミングに馴染みがない一般の方々が、最短ルートで、日常の学びや遊び、コミュニケーションを楽しむためのプログラミングをサポートしています。PCやスマートフォン上で、ゲームやクイズ、アニメ、グリーティングカード、ロボットなど、様々な作品ができるようになると、自分の遊びや学び、趣味やコミュニケーションの世界が大きく広がります。私たちは、一般の人達が、自分のつくりたいものを自由につくって表現する、作る楽しみの提供に主眼におき、講座を提供しています。
これまで、コンピュータが理解できる英数記号のプログラミング言語を入力しないと、プログラムを完成することはできませんでしたが、今は違います。人間がどのようなプログラムをつくるのか、仕様を指示をするだけで、コンピュータ側でプログラミング言語を自動生成してくれるようになってきてます。コンピュータへの仕様の指示方法として今着目されているのは、テキストプロンプト(プロンプトとは命令)と、ビジュアルプログラミングです。
今トレンドのAI(人工知能)であるChatGPTは、テキストプロンプト。テキストで仕様を指示すると、AIがプログラム言語を自動生成してくれます。ChatGPTで自動生成するのはプログラム言語ですので、プログラムの出来を瞬時に判断するには、プログラム言語の理解が必要で、ChatGPTがつくったプログラムの動作を確認するには、プログラムの稼働環境が必要。プログラム経験が未熟な人がChatGPTをうまくつかいこなせないのは、正しいプログラム言語を出力するテキストプロンプトの入力が難しい、出力したプログラム言語が正しいか瞬時に判断できないといった要因があります。
対して、ビジュアルプログラミングによる仕様の指示は、視覚的、直感的。ユーザは、プログラムの仕様をイメージに変換して処理を組み立てます。ビジュアルプログラミングツールの代表格はScratch。ドラッグ&ドロップのシンプルな操作と簡単な文章の組み立てにより、簡単なものから複雑なものまで、ユーザの使用レベルに応じてプログラムが作れます。ビジュアルプログラミングでは、画面上にプログラミング言語を表示しません。ビジュアルプログラミングを行う画面と同一画面にプログラムの実行画面があるので、プログラムを作りながら、プログラムを実行させ、プログラミング言語にいっさい触れることなくプログラムを完成します。
人間の脳は、情報をイメージ抜きで覚えた場合、言葉や数字を単なる記号として、脳にしまいこむことになるため、理解や記憶が遅くなるといった特徴があります。ビジュアルプログラミングがわかりやすくとっつきやすいのは、イメージをプラスした情報が脳にとって理解しやすいからです。
私たちは、Scratchをつかったビジュアルプログラミングから、講座を始めました。私たちが運営するサイトである、make-Pドットコムでは、Scratchをつかった教材をご案内し、asobucoドットコムでは、日本最大数のScratch作品を公開しています。今後、私たちの講座では、ビジュアルプログラミングにプラスしてAIのクリエイティブな活用法もご案内していきますが、大切にしたい柱は、「一般の人がつくりたいものを自由につくって表現する、作る楽しみ」のサポート。昨今は、インターネット、デジタルを介してのコミュニケーションが、人々の人生の一部になっています。私たちは、皆さまの豊かで楽しいデジタル活用ライフを応援していきます。