【Scratch(スクラッチ)3】ベテランSEが教えるアニメーションの小技Part2-見る人を驚かす見た目の変化と動き
What you'll learn
- 【Scratch (スクラッチ)コース1】で学んだことを深堀し、表現力アップのための小技を習得する。
- Scratch (スクラッチ)を使用したアニメーションストーリーのまとめ方についてイメージできるようになる。
- アニメーションをおもしろくするには、動きをイメージすることが原点であることを体感する。
- 筋道をたてて考える効果的なトレーニングとなり、論理的な思考力が鍛えられる。
- 動きや見た目の変化を効果的に活用したアニメーションが作れるようになる。
- 簡単なアニメーションやキャラクターゲームがどのようにプログラミングされているのイメージできるようになる。
- 登場人物などの見た目や動きを変化させる手順と手法が理解できるようになる。
- 登場人物を複製する3つの手法を習得することで、アニメーションの表現力アップが可能になる。
Requirements
- Webブラウザが使用できるパソコンまたはタブレット端末、インターネット接続環境
- Scratch のアカウントを持っていること。
Description
このコースは、【小太郎君の忍者修行シリーズ】3部作(Part1~Part3)のPart2です。小太郎君の忍者修行シリーズでは、小太郎君が一人前の忍者になるために、様々な術をマスターしていくショートアニメーションを作ります。小太郎君が術を完成させるためには、イメージどおりに見た目や動きを表現する手法と手順を、筋道をたててよく考えることが必要です。
Part2で小太郎君がマスターする課題は、「分身の術」と「水の術」です。分身の術は、自分自身をいっぱい増やして動かす術、水の術は、1滴の水から雨をふらす術です。それらの術をマスターすることで、見る人に驚きを与える表現を探求していきましょう。
※この【小太郎君の忍者修行シリーズ】コースは、受講生のみなさんが、「筋道をたてて考える」力を養うことを重視して作っています。
プログラミム設計は、算数や国語などの応用です。算数で、一気に解くことができない応用問題に遭遇した場合、値によって、計算式を変えたり、複数の計算結果をもとに計算したりして、最終的な値を導きだす工程が発生することがあります。国語においても、筋道の通った文章を書くためには、文章構成をしっかり組み立て、文脈をとらえた文章をつくっていく工程が発生します。それらの工程は、暗記力だけでカバーできる工程ではありません。筋道をたてて自分の頭で考えることが必要です。
プログラム設計も同様です。結果を導くための手順と手法について筋道を立てて考えていくことが最も大切なことです。「小太郎君の忍者修行シリーズ」は、小太郎君にとっては、忍者になるための修行ですが、受講生の皆さんにとっては、筋道をたてて考える良いトレーニングになるとと思います。そして、このコースを修了すれば、表現力豊かなアニメーションづくりのための小技も身についていることと思います。Scratchをつかったアニメーションは、小技の引き出しがどれだけあるかによって、アニメーションの表現力が変わってきます。
また、このコースでは、Scratchをつかったアニメーションづくりの原点であるアニメーションストーリーの発想の仕方についても、若干、触れていきたいと思います。
さあ、楽しみながら、アニメーションの表現力を極めましょう。
Who this course is for:
- はじめてプログラミングに挑戦する子供からシニアまでプログラミングに興味がある方
- プログラミングを教える立場の教師、講師
- 子供と一緒にプログラミングを楽しみたい保護者
- 脳トレの手段を探している子供からシニアまで
- システムを作った経験はないが、将来的には作れるようになりたいと思っている方
- パソコンで、アニメーションやアート、メッセージカード、ゲーム、絵本など、作品づくりをしたいと考えているすべての方
Instructor
みなさん、はじめまして。私は、(株)イーストーリーのCEO、細村です。私たちは、プログラミングに馴染みがない一般の方々が、最短ルートで、日常の学びや遊び、コミュニケーションを楽しむためのプログラミングをサポートしています。PCやスマートフォン上で、ゲームやクイズ、アニメ、グリーティングカード、ロボットなど、様々な作品ができるようになると、自分の遊びや学び、趣味やコミュニケーションの世界が大きく広がります。私たちは、一般の人達が、自分のつくりたいものを自由につくって表現する、作る楽しみの提供に主眼におき、講座を提供しています。
これまで、コンピュータが理解できる英数記号のプログラミング言語を入力しないと、プログラムを完成することはできませんでしたが、今は違います。人間がどのようなプログラムをつくるのか、仕様を指示をするだけで、コンピュータ側でプログラミング言語を自動生成してくれるようになってきてます。コンピュータへの仕様の指示方法として今着目されているのは、テキストプロンプト(プロンプトとは命令)と、ビジュアルプログラミングです。
今トレンドのAI(人工知能)であるChatGPTは、テキストプロンプト。テキストで仕様を指示すると、AIがプログラム言語を自動生成してくれます。ChatGPTで自動生成するのはプログラム言語ですので、プログラムの出来を瞬時に判断するには、プログラム言語の理解が必要で、ChatGPTがつくったプログラムの動作を確認するには、プログラムの稼働環境が必要。プログラム経験が未熟な人がChatGPTをうまくつかいこなせないのは、正しいプログラム言語を出力するテキストプロンプトの入力が難しい、出力したプログラム言語が正しいか瞬時に判断できないといった要因があります。
対して、ビジュアルプログラミングによる仕様の指示は、視覚的、直感的。ユーザは、プログラムの仕様をイメージに変換して処理を組み立てます。ビジュアルプログラミングツールの代表格はScratch。ドラッグ&ドロップのシンプルな操作と簡単な文章の組み立てにより、簡単なものから複雑なものまで、ユーザの使用レベルに応じてプログラムが作れます。ビジュアルプログラミングでは、画面上にプログラミング言語を表示しません。ビジュアルプログラミングを行う画面と同一画面にプログラムの実行画面があるので、プログラムを作りながら、プログラムを実行させ、プログラミング言語にいっさい触れることなくプログラムを完成します。
人間の脳は、情報をイメージ抜きで覚えた場合、言葉や数字を単なる記号として、脳にしまいこむことになるため、理解や記憶が遅くなるといった特徴があります。ビジュアルプログラミングがわかりやすくとっつきやすいのは、イメージをプラスした情報が脳にとって理解しやすいからです。
私たちは、Scratchをつかったビジュアルプログラミングから、講座を始めました。私たちが運営するサイトである、make-Pドットコムでは、Scratchをつかった教材をご案内し、asobucoドットコムでは、日本最大数のScratch作品を公開しています。今後、私たちの講座では、ビジュアルプログラミングにプラスしてAIのクリエイティブな活用法もご案内していきますが、大切にしたい柱は、「一般の人がつくりたいものを自由につくって表現する、作る楽しみ」のサポート。昨今は、インターネット、デジタルを介してのコミュニケーションが、人々の人生の一部になっています。私たちは、皆さまの豊かで楽しいデジタル活用ライフを応援していきます。