
会議で「で、結局何が言いたいの」と言われる。原因を考えろと言われても、思いつくままに挙げるだけ。理由を3つ並べたのに、上司に「それ全部同じことだよね」と言われる。そんな場面で止まっていませんか。
この講座は、ロジカルシンキングの用語を暗記するための講座ではありません。講座で約束する変化は、「思いつくままに話すのをやめて、分けてから話せるようになる」ことです。知識を増やして終わるのではなく、実際の仕事で説明・比較・判断するときに使える形まで進めます。
■ なぜ、知識だけでは仕事で使えないのか
現場で困るのは、言葉を知らないことだけではありません。本や動画で個別の用語を覚えても、目の前の資料や案件に当てはめる順番が無ければ、結局は感覚に戻ってしまいます。
そこで本講座では、最初に見る場所を決め、次に数字や事実を分け、最後に自分の言葉で結論を作ります。判断の途中を飛ばさないので、正解だけを覚えるのではなく、条件が変わったときにも同じ手順を使えます。
■ この講座で目指す到達点
講座を通して、次の行動が取れる状態を目指します。
・問題を末端まで分け、数字で確かめられるものとそうでないものを仕分けられる
・MECEを2つの基準(もれ・だぶり)で点検し、直せる
・理由が同じ抽象度でそろっているかを判定できる
・前提と結論のあいだの飛躍を、3つの型で指摘できる
・結論を先に置いた1枚を作れる
・相手の主張を、崩す4つの問いで点検できる
中心にあるのは「思いつくままに話すのをやめて、分けてから話せるようになる」という一つの変化です。また、問題を末端まで分けて確かめる順番を決め、理由が同じ抽象度でそろっているかを判定し、結論を先に置いた1枚を作り、相手の主張の飛躍を3つの型で指摘できるという成果へつなげます。
■ 早い段階で、まず一度やってみます
冒頭の演習で「この講座の地図と、3週間の進め方/ロジカルシンキングは、4つの工程です/【Quick Win】売上10%減を、8個の末端まで分ける」を扱い、講師の手本に沿って最初の判断を1つ作ります。最初から自分の会社の資料や難しい案件を用意する必要はありません。講座内の題材で手順を確かめてから、自分の仕事へ置き換えます。
■ 講座の進み方
・導入:この講座の地図と、3週間の進め方/ロジカルシンキングは、4つの工程です/【Quick Win】売上10%減を、8個の末端まで分ける
・分ける:「分ける」の前に、問いを決めます/ロジックツリー — 分け方は2つだけ/MECE — もれとだぶりを、2つの基準で点検する/分けることの成果は、確かめる順番が決まること
・筋を通す:筋が通っている、とはどういうことか/「それ全部同じことだよね」と言われる理由/前提と結論のあいだが飛んでいる、3つの型/【AI演習】自分の理由が、同じ抽象度かを判定させる
・伝える:結論先行は、削ることではありません/ピラミッド — 結論1つ、理由は3つまで/SCQA — 長い資料の入口だけに使う/話すときと、書くときで、変えること
・崩す:崩す — 4つの問い/反論と、否定は違います/自分の資料は、なぜ崩せないのか/【AI演習】自分の資料を、崩させる
・まとめ:総合演習:1つの案件を、4工程で通す/使いすぎると、嫌われます/小テスト/次の一歩 — 明日の会議から使うために
各セクションは、前の章で作った見方や材料を次の章で使う順番になっています。途中の演習では、講師の手本を見る、自分で同じ手順を再現する、自分の題材へ置き換える、という流れで進めます。式や枠組みだけを示して終わらせず、どの情報を拾い、何を比べ、どこまで言えればよいかを一つずつ確認します。
■ この講座の特徴
1. 一つの変化に絞っています
扱う範囲を広げすぎず、「思いつくままに話すのをやめて、分けてから話せるようになる」ために必要な順番へ絞りました。周辺分野を網羅することより、受講後に一つの仕事を自分で進められることを優先しています。
2. 実際のレクチャー名どおりに進みます
掲載ページだけで大きな効果を約束しません。カリキュラムにある題材・演習・まとめの範囲で学びます。講座に無いツール、制度、手法を、説明文だけに足してはいません。
3. 判断の根拠を言葉にします
数字やフレームワークを出して終わるのではなく、「なぜその結論にしたか」「何が変われば結論も変わるか」を言える形にします。仕事で質問されたときに、答えだけでなく根拠まで示せる状態が到達点です。
4. AIは答えを決める人ではなく、抜けや反論を見つける補助として使います
AIを使う場面でも、最終判断は受講者自身が行います。入力する情報、確かめる前提、採用しない出力を区別し、AIの回答をそのまま貼り付けない進め方を扱います。特定の有料機能に依存せず、講座内で示す範囲で進めます。
■ 講座内で使うもの
・ロジカルシンキングシート(分けるツリー/抽象度のそろえ/結論先行の1枚/崩す4つの問い/完成形)
・プロンプト集_ロジカルシンキング.pdf(5本)
・テンプレ_結論先行の1枚.pdf
資料がある場合も、数字や文章を自動で正解にするものではありません。考える順番をそろえ、抜けを減らし、自分の結論を残すために使います。自分の資料を持っていない方は講座内の題材で進め、持っている方は同じ欄へ置き換えられます。
■ この講座が向いている方
会議で説明する立場の人。中小企業の経営者、管理職、企画や営業の担当者。話が長いと言われる、結局何が言いたいのか分からないと言われる、提案が通らない、という人
「学んだ言葉はあるが、仕事の場面で使い切れない」「数字や資料を見ても、次に何を確かめるか決まらない」「会議で結論と根拠を短く説明したい」という方に向いています。
■ この講座が向いていない方
①ケース面接・コンサル転職の対策 ②論理学・記号論理の学習 ③フレームワークを網羅的に覚えたい人
また、受講するだけで成果が保証される講座を求める方、個別案件の最終判断を講師に代行してほしい方にも向きません。講座が提供するのは、カリキュラムの範囲の知識・演習・判断手順です。
■ 受講後に残るもの
見終わったあとに残すのは、用語の一覧ではありません。「思いつくままに話すのをやめて、分けてから話せるようになる」ための手順と、自分の言葉で説明した結果です。講座の題材で一度通したあと、自分の仕事に置き換え、同じ順番で見直せる状態を目指します。
最初から完璧な答えを作る必要はありません。まずは冒頭の演習で一つ判断し、次の章で根拠を増やし、最後に全体を一つにつなげてください。