
クラウドAIとローカルLLM、それぞれの向き不向きを整理し、この講座の判断基準(外に出せないものだけ手元で動かす)を確認します。
Ollamaとの違いを踏まえ、この講座でllama.cppを教材に選ぶ理由(推論パラメータが全て見えること)を説明します。
公式サイトから、CUDA対応のビルド済みllama.cppと、必要なランタイムをダウンロードします。
cudart(ランタイム)とCUDA Toolkitの違いを、実際に試した検証結果とともに整理します。
HuggingFaceからGGUF形式のモデルファイルをダウンロードし、動かす準備を整えます。
ダウンロードしたモデルを、llama-cliで実際に起動して応答を確認します。
トークン予測とKVキャッシュの仕組みを、図解で理解します。
コンテキスト長の定義と、llama.cppのオプションとの対応関係を整理します。
`-lv 4`オプションを付けて起動し、GPUに何層読み込まれているかを起動ログから確認します。
`-ngl 0`でGPUを使わずに起動し、速度の違いを体感します。
GPUに全層を載せて起動し、VRAM使用量と速度をタスクマネージャで確認します。
`-c`オプションの値を変えながら、コンテキスト長とVRAM使用量の関係を確認します。
`-ctk`/`-ctv`オプションでKVキャッシュを圧縮し、VRAM使用量が減ることを確認します。
わざと小さいコンテキスト長で起動し、上限を超えたときのエラーを確認します。
会話を続けたときに送信量がどう増えるか、上限に達したときの挙動を整理します。
`llama-bench`を使って、自分のマシンでの生成速度を計測する方法を学びます。
ここまで使ったオプションと、まだ扱っていないオプションを一覧で整理します。
RAG(検索して渡す仕組み)の考え方と、検索方法はベクトル検索に限らないことを説明します。
日本語対応の埋め込みモデルを、候補の比較を交えて選定します。
チャット用と検索用、2つのllama-serverを起動します。
最小構成のRAG実装(`minimal_rag.py`)を、関数ごとに読み解きます。
RAGを使わずに質問し、モデル単体では答えられないことを確認します。
同じ質問をRAGありで聞き、資料を根拠に正しく答えられることを確認します。
ネットワークを切断した状態でも、ローカルLLMが変わらず動くことを確認します。
ローカルLLMの向き不向き、コストと精度のトレードオフを整理し、導入判断の流れを確認します。
会社の機密情報や顧客データを、ChatGPTのようなクラウドAIに入力してよいか迷ったことはありませんか。
多くの会社では、社外のAIサービスに社内文書を渡すことが禁止されているか、少なくとも慎重な判断が必要です。かといって、AIを何も使わないのはもったいない。この講座は、その板挟みに対する現実的な答え、「外に出せないものだけ、手元で動かす」という判断軸を、実際に手を動かしながら身につける講座です。
①この講座で学ぶこと
・llama.cppを使って、Windows PC上でGPUを活かしながらローカルLLMを動かす方法
・コンテキスト長・KVキャッシュなど、LLMが文章を生成する仕組み
・GPU配分・コンテキスト長・KVキャッシュ圧縮など、自分のマシンのVRAMに合わせてチューニングする方法
・最小構成のRAG(検索して回答に使う仕組み)を組んで、社内文書にAIで答えさせる方法
・クラウドとローカルそれぞれの使いどころ・コスト・精度のトレードオフを踏まえた導入判断
②なぜllama.cppなのか
ローカルLLMを動かすツールとしてはOllamaが有名で、多くの人はOllamaで十分です。この講座があえてllama.cppを教材に選ぶのは、推論のパラメータがすべて見える形で露出しているからです。GPUへの配分、コンテキストの長さ、KVキャッシュの圧縮といった設定を、隠さずに触りながら理解を進められます。llama.cppが優れているという話ではなく、仕組みを理解する教材として向いている、という位置づけです。
③こんな人におすすめ
・社内でAI導入・評価を任されている、情報システム部門やDX推進の担当者
・会社の機密情報や顧客データをクラウドAIに入力できず、対応に困っている人
・ローカルLLMの仕組みを、実際に手を動かしながら理解したい人
・GPU・コンテキスト長・KVキャッシュなど、AIの動作原理を実務の視点で学びたい人
・社内文書に答えさせるRAGを、最小構成で一度試してみたい人
④受講に必要なもの
・Windows PC
・NVIDIA製GPU(CUDA対応)
・コマンドプロンプト/PowerShellで、示されたコマンドをそのまま打てること(プログラミングの経験は不要です)
・準備段階(llama.cpp本体・モデル・uvの取得)でのみインターネット接続が必要です。準備が終われば、推論自体はオフラインで行えます
技術の深さで勝負する講座ではありません。何にAIを使い、どこで線を引くか。その判断を、自分の手で下せるようになることがゴールです。