What you'll learn
- ユーザビリティという概念と、その重要性が理解できる
- 被験者を使ったユーザビリティテストの観察、記録、分析を体験し、基本的なやり方やコツが理解できる
- 被験者を使ったユーザビリティ評価の基本的な分析方法やコツが理解できる
- 被験者を使ったユーザビリティ評価の基本的な準備作業やコツが理解できる
- 被験者を使ったユーザビリティ評価の基本的な実施方法やコツが理解できる
Requirements
- PDFをダウンロードして印刷していただきます。PDFを表示/印刷できる環境が必要です。
Description
今や当たり前の考え方となってきたUX(ユーザー・エクスペリエンス)デザインですが、非常に多くの手法が提案されており、何から始めればいいのか迷ってしまうほどです。
UXデザインの手法は、大別するとアイデアを見つける手法と、そのアイデアの効果を検証する手法に分けられます。アイデアを見つける手法はあくまでも支援ツールなので、豊かな発想力を持っている人であれば手法を使わなくても面白いアイデアを思いつくことはできます。ただ、そのアイデアを検証せずにそのまま商品化してしまうと、まったくユーザーに受け入れられないおそれがあります。
そう考えると、様々なUXデザイン手法のすべてを実施する余裕がない場合には、まずはアイデアの効果検証手法から始めるのが適当です。その代表的なものがユーザビリティ評価です。
本コースでは、UXデザインのうちユーザビリティに特化して詳しく解説しています(UXデザイン全般について知りたい方は『UXデザイン講座 UXデザイン基礎入門』をご覧ください)。初級者の方にはユーザビリティ評価導入の参考として、中級者以上の方にはノウハウやコツの共有という意味で役立てていただけると思います。
最初に概要をお伝えした後、「ユーザビリティテストの観察/記録」「ユーザビリティテスト結果分析」「ユーザビリティテストの準備」「ユーザビリティテストの実施」で実践的な評価のやり方を解説します。先に観察/記録や結果分析が来ているのは、まずアウトプットに近い部分を理解していただいたうえで、そのために必要な準備、実施方法について考えていただきたいためです
最後に被験者4名分のテスト映像をすべてご覧いただけるようにしました。細かい解説はありませんが、観察、記録、分析のトレーニングにご活用ください。
なお、一部『UXデザイン講座 UXデザイン基礎入門』と内容が重複する部分があります。
Who this course is for:
- ユーザビリティ評価について学びたい方
- よりユーザビリティの高い製品・アプリ・Webサービスなどを目指している開発者、デザイナー、ディレクター
- UXデザイン、ユーザビリティ、人間中心設計などに興味があるものの、どこから手をつけていいか迷っている方
- 自分なりにユーザビリティ評価を実施したものの、これでいいのか疑問や不安を感じている方
- ユーザビリティ評価の経験者で、さらにスキルを高めたいと思っている方
Instructor
- 1993年3月 千葉大学大学院修士課程工学研究科工業意匠学専攻修了
- 1993年4月〜1997年12月 富士ゼロックス株式会社 ヒューマンインターフェース アンド デザイン開発部にて、操作性デザインを担当
- 1998年8月〜2012年11月 株式会社ヒューマンインタフェース 各種製品のユーザビリティ評価業務を担当
- 2005年 多摩美術大学造形表現学部デザイン学科プロダクトデザイン分野 非常勤講師
- 2013年6月〜 株式会社キトヒトデザイン 代表取締役 各種製品のユーザー調査、ユーザビリティ評価、UX/UIデザイン、セミナー講師など
- 2017年〜 デジタルハリウッド大学非常勤講師(UI/UX)