【うつ病患者家族へ】自分の心の健康を守るための5大要素 ~家族の健康がうつ回復の必須条件~
Requirements
- 特にありません
Description
~うつ病家族には、うつ病本人とは別の問題が山積みです~
家族がうつ病になったら、どうすればいい?
というフレーズでインターネットを検索したりAIに質問すると、
以下のような内容がたくさん出て来ます。
◆そっと見守りましょう
◆ゆっくり休養を取らせましょう
◆無理な励ましは禁物です
どれもすべて大切なことですが、抽象的過ぎて家族は混乱します。
現実に目の前に極限まで消耗したうつ病患者がいるのですから、
見守るしか出来ず、休ませるしか出来ません。
でもそのまま放っておいていいのか、という疑問もありますし、
支え続ける家族には疲労と不安が蓄積し続けます。
それでも教科書通りの「療養生活」を続けることで、
今度は家族側がうつ病と似たような症状を呈し始めます。
たどり着く先は燃え尽きか、共倒れです。
うつ病患者には特有の問題や特徴があるように、
彼らを支える家族側にも、家族にしか分からない悩みがあります。
そして家族が問題を抱え続けることは、うつ病の回復の足止めにもなりかねません。
うつ療養生活で家族が出来ること/すべきことは、うつ病を回復させることではありません。
家族自身がつぶれないことです。
そのために知っておいていただきたいこと、
ご理解いただきたいこと、習得いただきたいスキルを
5つに分けてご紹介いたします。
当講座の構成は以下の通りです。
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Section1:【知ろう】うつ病はうつらない!
Section2:【学ぼう】家族側のセルフケアがうつ予防の特効薬
Section3:【見守ろう】患者本人と「ほどよい距離」を保てていますか?
Section4:【手放そう】やり過ぎていませんか?ケア生活における家族の役割
Section5:【向き合おう】家族をうつから守るのはコミュニケーション
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セクションごとに実践いただくためのワークや理解度テストを設けていますので、これらも活用しながら、ご自身のご家庭に合わせた最善の対処方法を見つけていただきたいと思います。
Who this course is for:
- 精神疾患患者と同居してケアしながら生活している方
- パートナー・夫・妻が精神疾患になった方
- 「家族がうつ病になったから自分もうつ病になるのでは」と不安に感じている方
- 精神疾患になったパートナーとの距離感に悩んでいる方
Instructor
心理カウンセラー、精神保健福祉士。
精神疾患の家族を支える生活を20年続ける中で、ケアラー(ケア生活を支える人)への支援がない現状に危機感を抱き、ケアラー専門のカウンセリングを提供する「惠然庵(けいぜんあん)」を21年に開始。
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こんにちは、メンタルケアラーカウンセラーの西岡です。
私の講座に興味を持っていただきありがとうございます。
いきなりですが、こんな未来を想像してみてください。
◆悩みや問題が起きた時、落ち着いて自分が出来る対策を考えることが出来る
◆困ったことがあった時、周りの人に頼ったり相談して気持ちを話せる
◆家族やパートナーに何か問題が起きても、自分の幸せや夢は諦めない
◆どうなるか分からない未来や未知の状況に対してポジティブに向き合う
◆周りに流されない、他人と比較して落ち込まない
◆オンリーワンの自分を誇りに思う
どんな感情を感じましたか?
「こうなれたらいいな」
「でも自分には無理だろうな」
「なれたらいいけど大変なんじゃないかな」
あるいは「こんな風になれるはずがない、怪しい……」と思ったかもしれません。
お気持ちはわかります。多分以前の私なら同じことを感じたと思います。
自分に落ち込んだり、腹を立てたり、自信を失ったり。それが続くと生活も人生も何もかも意味が無いように感じてしまいます。
意味が無くても朝は来る。朝が来れば起きてやるべきことをしなければいけない。それを繰り返すだけの毎日に価値を感じられず、そのうち苦痛でしかなくなってしまいます。
自分がその状態の上に家族がうつ病など精神疾患になったらどうでしょうか。支えるどころか受け止められずにパンクしてしまいますよね。それが共倒れです。
うつ病など精神疾患は突然やってきますから尚更です。
私も同じことを経験しました。家族が支えなきゃ、と気を張る反面、辛くて苦しくて孤独で誰かに助けてほしいと思い続けていました。しかしそれを叶えてくれる「誰か」はいませんでした。
約二十年かけて、今は安定しずっとやりたいと思っていたことを仕事に出来ています。
ただここまで来るまで長かった……(笑) そして寄り道や苦労、ケンカはたくさんありました。
それを無駄とは思いません。しかし推奨もしません。当然ですね。
私と同じ境遇だったり立場だったり悩みを持っている方には、最短距離で最適解を見つけていただきたいです。
そのためのカウンセリング手法が「メンタルケアラーカウンセリング」です。
家族がうつ病になった時、ケアラー(家族をケアしながら生活する人)が一番強く思うことは『早くうつ病が治りますように』という願いです。
しかしどんなに願っても、家族が直接うつ病を治すことは出来ません。病気を治すのはお医者さんの仕事で、治療を受けるのは患者本人です。家族はそれを支えるしか出来ません。
「しか」と書きましたが、これが実は一番大変です。
自分が直接効果的な行動を取れるわけじゃないのに、病気が引き起こす二次的・三次的な問題に対処するのは全て家族です。いいとこどりの逆で「悪いとこどり」です。
その上周囲は患者本人に配慮する代わりに家族には遠慮なく色んなことを要求してきます。その全てを受け止め対処し続けなければいけません。
なのに家族には悩みを相談出来る専門家も専門機関もほとんどありません。あったとしても最後には「家族がしっかり支えてあげてください」で締めくくられます。この一言がどれほど家族を苦しめるか、言ってる側には分かりません。
皆から頼りにされながらだれにも頼れず、問題の核心には触れることが出来ない家族は、では、何を目指せばいいでしょうか。
それは、自己成長です。
このしんどい経験を活かして、自分自身のために自分が成長するための取り組みをすることです。
それは結果として家族を理解し支えることにも繋がります。
私は20年、ずっとうつ病の夫と生活しています。
その間、必要な情報にほとんど触れることが出来ず、誰かに相談することも出来ず、一人で七転八倒していました。
どうしたらいいだろう……と自分なりに考えた結果が、自分が専門家になる!という答えでした。
そして四十も過ぎてから、専門学校に通って国家資格(精神保健福祉士)を取得しました。
と言ってもケアラー皆さんに同じことをしてください、ということではありません。
家族としてのたうち回った私の経験と、専門家としての知見と経験・スキルを全て皆さまの未来のために役立てられたら、と思っております。
メンタルケアラーカウンセリングは、大きく分けて3段階です。
まずは今の「何をどうすればいいか分からない、同じ考えばかりぐるぐるしている」状態から抜け出します。
そしてご自身と向き合い、受け入れて関わる人に自分の本当の姿をオープンにすることが出来るようになるのが第2段階です。
そして最後は自分が「こうなりたい!」という軸を発見し、それに沿って行動することで自分らしい解決策を自分で考えることが出来るようになります。
そのための第一歩を踏み出すことが、皆さまの最初の、そして最大の一歩になります。
冒頭と逆戻りしますが、あなたは今どんな生活を送っていますか?
やってもやっても効果が出ないことを繰り返して、自分の運命を呪ったり、自分に嫌気がさして、でも逃げ出すどころか手を抜くことも出来ずに、毎日疲れ果てているのではないでしょうか。
頑張っても成果が出ないと感じるのは、やっていることがダメなわけでも、もちろん皆さん自身のスキル不足ではありません。我慢が足らないとか気合が足らないとか言うのはもっとちがいます。
そう考えてしまうお気持ちはとてもよくわかります。私自身がそうでした。
◆どうしたらいいのか分からない
◆何が出来るのか分からない
◆何を目指せばいいのかもわからない
と思い続けながら青息吐息の毎日でした。
そして気づきました。
『答えを教えてくれなくてもいいから、せめて一緒に考えてくれる人がいたらいいのに』
これなんですよね。
自分が欲しいものは、多分自分にしか分からない。けれどそれを見つけるまでのステップや方法が分からない。
だから一緒に考えてくれる人、出来たら専門家が欲しい。
今、私が「一緒に考える専門家」になりました。
是非皆様のお力になりたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします!