
「人事評価制度を作ってほしい」と言われて、気が重くなっていませんか。
人を評価するのは、それだけで重たい仕事です。評価は、するのもされるのも嫌だという人が一定数います。全員が納得する制度はできません。それでも、無いよりはあった方がはるかにいい。この講座は、その立場から始まります。
講師は、社会保険労務士として地方の中小企業の人事評価制度づくりを数多く支援してきた、株式会社働きたくなる会社研究所の石田隆利です。理想の制度を語るのではなく、中小企業がゼロから人事評価制度を作り、現場で回せる形に仕上げるまでを、本編7セクションとボーナスレクチャー、全49本で順番どおりに解説します。
■この講座で扱う内容
・セクション1 なぜ人事評価制度を仕組み化するのか:評価を嫌う人は必ずいるという現実、承認欲求と衛生要因、プロジェクトメンバーは最低3名という作成の絶対ルール
・セクション2 プロジェクトの立ち上げと年間計画:キックオフミーティング、責任者と事務担当、先に決めておくルール、作成導入期と運用改良期のスケジュール
・セクション3 評価の土台づくり:経営理念と売上目標から能力を定義し、行動まで細分化。現在と未来の組織図、作業の書き出し、5W2Hによる最低限の基準、優秀な人材像
・セクション4 A4両面評価シートの設計:誰が誰を評価するか、評価対象期間と段階数、ポータブルスキルと専門スキル、SABCDの5段階、重要度、裏面のマインド項目、次期の目標宣言
・セクション5 賃金テーブルとの連動:給料の5つの要素、年齢級と勤続年数級、各種手当と割増賃金の原則、初任給と最高給料額、賃金レンジ、評価級マトリックス
・セクション6 導入前の移行措置:試用期間と給与明細2枚、昇給・降給の異常値チェック、賃金規定への反映、差額保証
・セクション7 評価者の育成と運用の定着:3本柱の研修、1on1評価面談、評価がゆがむ6つの罠、聞くが9割の面談、従業員説明会とSMARTな目標、評価者会議
■受講にあたって
この講座は、そのまま使える完成品の評価シートや賃金テーブルを配布するものではありません。会社ごとに価値観も業種も規模も違うからです。お伝えするのは、考え方と作り方の順番、そしてやってはいけないことです。制度づくりには、早くて6ヶ月、通常は12ヶ月ほどかかります。1本ずつ見ながら、自社の状態をひとつずつ確かめて進めてください。
講座内の賃金の数値は一例です。最低賃金や割増賃金など法令に関わる部分は、導入時点の最新情報を確認し、個別の判断が必要な場合は専門家にご相談ください。