What you'll learn
- 術後経過観察の目的を理解します。
- 術後経過観察の標準とそれ以外を理解します。
- 術後の乳房周辺を自分でチェックすることの意義を理解します。
- 不要な検査を減らし、安心して過ごすための正確な情報を得て、楽しく過ごせるようになってください。
Requirements
- 特に知識は必要ありません。
Description
乳がんの治療、本当にお疲れ様でした。
手術や薬物療法を乗り越え、ほっとしたのも束の間、「これから再発したらどうしよう…」「どんな検査を、どのくらい受ければいいの?」「日常生活で気をつけることは?」など、多くの不安や疑問を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
この講座は、乳がんの術後を過ごされているあなた、そして、そばで支えるご家族のために、乳腺専門医の谷野裕一が、術後の経過観察(フォローアップ)に関する正しい知識を分かりやすくお伝えするコースです。
「たくさん検査を受ければ安心」とは限りません。
最新の医学的根拠(エビデンス)に基づき、
なぜフォローアップが必要なのか?(目的とゴール)
標準的なフォローアップ(問診・視触診・マンモグラフィ)の内容と重要性
自分でできる大切なこと「乳房自己検診」の正しい方法
血液検査、腫瘍マーカー、CT、骨シンチなどの「その他の検査」の考え方
それぞれの検査のメリットとデメリット(被ばくや不安、費用対効果)
主治医との上手なコミュニケーションのコツ
日常生活で心がけたいこと
など、あなたが知りたい情報を網羅的に解説します。
この講座を受講することで、術後のフォローアップに関する漠然とした不安や疑問が解消され、ご自身にとって本当に必要なケアは何かを理解できるようになります。正しい知識を身につけ、過度な心配から解放され、前向きに、そして安心してあなたらしい毎日を送るための一歩を踏み出しましょう。
乳腺専門医の視点から、丁寧に、そして温かく、あなたの術後の歩みをサポートします。
Who this course is for:
- 乳がん体験者、これから手術を受ける方、その家族。乳癌診療に関わる医療者。
Instructor
医学博士 / 日本外科学会専門医 / 日本乳癌学会 乳腺専門医・指導医
公立那賀病院 臨床腫瘍科 科長
プロフィール
和歌山県立医科大学卒業後、慶應義塾大学病院 外科、および米国メリーランド州立大学に留学。 メリーランド州立大学では、乳がんのホルモン治療薬および抗がん剤の開発研究に従事し、最先端の乳がん治療研究に携わる。北里大学医学部准教授、神戸大学附属病院乳腺内分泌外科特命教授を経て、現在は、公立那賀病院 臨床腫瘍科 科長として、乳がん診療の最前線に立つとともに、 YouTube、講演会などで、乳がんに関する正確な情報発信にも力を入れている。
これまでに数多くの乳がん患者さんの診断、治療、術後ケア、再発予防に携わり、 手術、薬物療法、放射線療法など、幅広い治療選択肢の中から、 患者さん一人ひとりの病状、ライフスタイル、価値観に合わせた診療を実践している。オンラインセカンドオピニオンを立ち上げ、個別な診療の相談にも応じている。
私の願いは、乳がんと診断された方が、 「自分らしく、納得のいく人生を歩む」ことを支援することです。
この講座について
YouTubeは、決められた事柄に集中的に勉強するには向いていません。 このUdemy講座では、乳がんに関する情報を、 体系的に、網羅的に、そして、わかりやすく解説します。