What you'll learn
- 乳がん術後に起こる問題点がわかります。
- 乳がん術後に大切なリラックスする方法がわかります。
- 術後の過ごし方を理解して実践することで、リハビリが必要な人が少なくなります。
- 術後を上手く過ごすことで、日常に戻るまでの期間が早くなります。
Requirements
- 特に必要な知識などはありません。
Description
乳がんの手術、これから受けられる方、この動画でしっかり勉強して安心して手術を受けて下さいね。
手術が終わられた方、本当にお疲れさまでした。
乳腺専門医の谷野裕一です。
手術が無事に終わりホッとする一方で、「体はどれくらい動かしていいの?」「腕が上がりにくくなったらどうしよう」「腫れや痛みが心配…」など、術後の生活に様々な疑問や不安を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
実は、術後の過ごし方、特に**「リラックス」と「活動の加減」**が、その後の回復を大きく左右します。痛みや不安から無意識に体をかばうことで、肩周りが固まってしまったり、逆に早く元気になろうと活動しすぎて、傷の腫れ(むくみ)や痛みを招いてしまったりすることも少なくありません。これは、部分切除など比較的小さな手術の場合でも起こりうることです。
このコースでは、私が日々多くの患者さんにお伝えしている、
体が固まるのを防ぐ、具体的なリラックス法(簡単にできる肩の力を抜く方法など)
術後の腫れ(むくみ)がなぜ起こるのか、そのメカニズム
腫れを防ぎ、安全に活動レベルを上げていくための具体的な目安(日常生活での注意点、入浴など)
といった、術後の回復をスムーズにするための「秘訣」を、分かりやすく動画で解説します。難しいリハビリが必要になる前に、日常生活で少し気を付けるだけで、体はずっと楽になります。
このコースは、乳がんの手術を受けられたご本人だけでなく、患者さんを支えるご家族やパートナーの方にも、ぜひご覧いただきたい内容です。正しい知識を持つことで、ご本人の不安が和らぎ、周囲の方も安心してサポートできるようになります。
このコースが、あなたの術後の不安を少しでも和らげ、穏やかでスムーズな回復への一歩となることを心から願っています。焦らず、ご自身のペースで、一緒に回復への道を歩んでいきましょう。
Who this course is for:
- 乳がんの手術をこれから受ける人、受けて間もない人。乳癌診療に関わる医療者。
Instructor
医学博士 / 日本外科学会専門医 / 日本乳癌学会 乳腺専門医・指導医
公立那賀病院 臨床腫瘍科 科長
プロフィール
和歌山県立医科大学卒業後、慶應義塾大学病院 外科、および米国メリーランド州立大学に留学。 メリーランド州立大学では、乳がんのホルモン治療薬および抗がん剤の開発研究に従事し、最先端の乳がん治療研究に携わる。北里大学医学部准教授、神戸大学附属病院乳腺内分泌外科特命教授を経て、現在は、公立那賀病院 臨床腫瘍科 科長として、乳がん診療の最前線に立つとともに、 YouTube、講演会などで、乳がんに関する正確な情報発信にも力を入れている。
これまでに数多くの乳がん患者さんの診断、治療、術後ケア、再発予防に携わり、 手術、薬物療法、放射線療法など、幅広い治療選択肢の中から、 患者さん一人ひとりの病状、ライフスタイル、価値観に合わせた診療を実践している。オンラインセカンドオピニオンを立ち上げ、個別な診療の相談にも応じている。
私の願いは、乳がんと診断された方が、 「自分らしく、納得のいく人生を歩む」ことを支援することです。
この講座について
YouTubeは、決められた事柄に集中的に勉強するには向いていません。 このUdemy講座では、乳がんに関する情報を、 体系的に、網羅的に、そして、わかりやすく解説します。