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はじめてのファイナンス【2026年版】現在価値・NPV・IRR・資本コストの入門
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はじめてのファイナンス【2026年版】現在価値・NPV・IRR・資本コストの入門

中小企業診断士 独立系FPが教える|設備投資の稟議で使う現在価値・NPV・IRR・回収期間・WACC|架空の2案を最後まで判断する演習|AI演習つき・手計算はしない
Last updated 9/2026
Japanese

What you'll learn

  • 将来のキャッシュフローを現在価値に直し、なぜ割り引くのかを3つの理由(機会・リスク・物価)で説明できる
  • 複数年のキャッシュフローを表にして、割引率6%で合計の現在価値を計算できる
  • NPV・IRR・回収期間を表計算とAIで出し、3つが食い違ったときにどれを優先するか理由つきで言える
  • 投資判断に使う差額キャッシュフローを、減価償却の節税効果(タックスシールド)と運転資金の増加まで含めて組める
  • 埋没原価と機会原価を見分け、判断に入れてよい費用と入れてはいけない費用を判別できる
  • 負債コストと株主資本コストの違いを説明し、WACCを割引率として使える
  • AIに投資案を評価させ、税金・減価償却・運転資金・割引率の抜けを自分で見つけて正せる
  • 投資の可否を、前提を明示したうえで4文・1分で説明できる

Course content

7 sections • 30 lectures • 3h 39m total length
  • 1-1 この講座の地図と、3週間の進め方2:35
  • 1-2 ファイナンスは「将来のお金を今の値段に直す」技術2:06
  • 1-3 【Quick Win】1年後の100万円は今いくらかをAIと出す3:39
  • 講義資料0:15

Requirements

  • 予備知識は不要です。簿記も財務分析も知らなくて進められます。計算は足し算・引き算・割り算と、「1.06を5回かける」までです
  • 表計算のシートを開ける環境(演習のサンプル投資案データは表計算のシートの形式で配ります)
  • 自社の投資案が手元になくても構いません。架空の案A・案Bの数字のまま最後まで進められます
  • AI演習は Claude・Gemini・ChatGPT の3つを並べて使いますが、無料で使える範囲で足ります。自社の案件を貼る場合は、社名・取引先名・個人名は置き換えてください
  • 使う英字は NPV・IRR・WACC・AI 程度です。初出のたびに日本語で言い直します

Description

「この設備、買ったほうがいいですかね」。現場からそう聞かれて、なんとなく回収できそうだから、と答えていた時期が私にもありました。稟議書を作る側に回ると、今度は数字をどう組めばよいかで手が止まります。利益で組んでよいのか。何年で回収できれば合格なのか。NPVとかIRRとか、言葉は聞いたことがあるけれど、自分では出せない。


この講座は、その場面のためだけに作りました。投資するかしないかを、現在価値で判断できるようになる。約束するのはこの1つです。


■ 先に、扱わないことをお伝えします


簿記や仕訳は扱いません。企業価値評価、つまり会社の値付けやM&Aの話も扱いません。それは別の範囲です。個人の資産運用も扱いません。この講座は、会社が設備や新規事業にお金を出すかどうかの判断に絞ります。


もう1つ。手計算はしません。IRRを電卓で解く手順や、株主が求める利回りを統計から推定する方法には踏み込みません。入門で挫折する一番の原因がそこだからです。表計算とAIに出させて、出てきた数字の意味だけを押さえます。


■ ファイナンスは「将来のお金を今の値段に直す」技術です


会計は過去を記録します。ファイナンスは将来を今の値段に直します。1年後の100万円と今の100万円は、同じ価値ではありません。年5%で割り引くと、1年後の100万円は今の952,381円です。この「割り引く」が分かれば、NPVもIRRもWACCも、全部その延長にあります。


講座では、この考え方を4つの道具に分けて進めます。①お金の時間価値(第2章)②NPV・IRR・回収期間の3つの判断基準(第3章)③判断に使う差額キャッシュフロー(第4章)④割引率の正体である資本コスト(第5章)。第6章で、この4つを使って1つの投資案を最後まで判断し、1分で説明する型に落とします。


■ 架空の投資案2つを、そのまま配ります


使うのは、案Aと案Bという架空の投資案です。案Aは設備更新。設備に800万円、あわせて運転資金が50万円増えるので、出ていくお金は850万円。5年間、毎年230万円が入り、5年目だけ運転資金が戻って280万円。案Bは販路拡大。400万円を投じて、4年間、毎年150万円が入ります。


この2案は、わざと答えが割れるように作ってあります。割引率6%で計算すると、NPVは案Aが1,562,066円、案Bが1,197,658円で案Aが上。IRRは案Aが12.3%、案Bが18.5%で案Bが上。回収期間は案Aが3.70年、案Bが2.67年で案Bが上。3つの基準で順位が完全に食い違います。どちらもNPVはプラスなので、「やる価値はあるが、どちらを選ぶか」という、実務でいちばん困る場面をそのまま体験できます。


数字は表計算のシートにして配ります。割引率を変えると答えがどう動くかも、その場で試せます。実在の会社ではなく、この講座のための設定です。


■ 視聴開始から6分で、最初の実感があります


第1章の3本目で手を動かします。配る指示文をAIに貼って、1年後・3年後の100万円が今いくらかを出させる。返ってきた952,381円という数字の意味を、自分の言葉で1文にする。それだけです。ここで「なぜ将来のお金は今より安いのか」が腹に落ちれば、あとの章は全部その応用です。


■ 都合の悪いことも、先にお話しします


・NPVがプラスでも、その投資で利益が出ると約束するものではありません。前提として置いた割引率とキャッシュフローの見立てが違えば、答えは変わります。第6章では、計画が何%悪化するとNPVがゼロになるか(この案Aでは20.4%)まで出して、どこまで耐えられるかを言葉にします

・税率30%、割引率6%、株主が求める利回り9%は、すべて例として置いた数字です。実際の税率は会社ごとに違い、業種別の割引率の水準もこの講座では示しません

・AIは、この分野でよく間違えます。第5章のAI演習では、わざと4つ(税金・減価償却・運転資金・割引率)を欠かした指示文を投げます。AIはNPVを2,952,146円と自信を持って返してきますが、正しく組むと1,562,066円。差は1,390,080円、倍近くずれます。AIに出させたものを、自分で見つけて正すところまでやります

・すでに払った調査費を理由に赤字の案件を続ける。運転資金の増加を投資額から落とす。こうした判断の崩れ方も、実例で扱います


■ 手を動かす資料


サンプル投資案データ(表計算のシート・6タブ=投資案の比較/案Aの組み立て/現在価値の表/感度分析/WACCの計算/自社データ差し替え用)、投資判断のAI指示文5本(Claude・Gemini・ChatGPT の3つ併記)、投資判断の1枚報告テンプレート(結論→いくら価値を生むか→利回り→どこまで耐えるか、の4文型)です。自社の案件があれば数字を差し替えるだけで同じ表ができます。数字を持っていない方も、案A・案Bのまま最後まで進められます。


■ 誰のための講座か


大手・中堅企業の若手から中堅で、設備投資や新規事業の稟議に関わる方。企画、営業、製造、情報システム、職種は問いません。この投資はやるべきか、という判断に数字を出す立場の方に向けて作りました。あわせて、中小企業の経営者・後継者で、設備投資の判断をする方にも届くように作っています。


私は中小企業診断士で、複数の会社を経営しながら、経理代行の現場で中小企業の設備投資の実際を見てきました。稟議で実際に何を問われるか、運転資金を投資額に入れ忘れると何が起きるか。教科書より少し手前の、現場で困る場面から話します。


見終わったとき、あなたの手元には、自分で組んだ投資案のキャッシュフロー表、NPV・IRR・回収期間の3つが並んだ比較表、そして投資の可否を1分で説明する4文が残ります。本編は全28本。週に2回、1回に5本ほど見ると、3週間で終わります。まずは第1章の3本目で、1年後の100万円が今いくらかをAIと出すところから始めてください。

Who this course is for:

  • 設備投資や新規事業の稟議に関わり、「この投資はやるべきか」の判断に数字を出す立場の方(企画・営業・製造・情報システム、職種は問わない)
  • 投資の可否を「なんとなく回収できそう」で判断していて、根拠を数字で言えない方
  • 現在価値・NPV・IRRという言葉は聞くが、自分では出せない方
  • 稟議の数字を利益で組んでしまい、キャッシュフローとの違いが分からない方
  • 設備を入れ替える、店を出す、といった投資の判断を自分でする方