What you'll learn
- コンピュータープログラムをツールとして扱うのに最低限必要なプログラミングの基礎知識を習得できます。
- 教養として知っておきたいITの基礎知識を習得できます。
- 科学の興味深い話題に触れることができます。本コースでは「AR(拡張現実)」、「視覚の不思議 錯視」、「音の不思議」を扱います。
- 科学を題材としたプログラミング学習を通じて科学的思考を身に付けることができます。科学的思考は普段の生活をより知的で賢く豊かなものにしてくれます。
Requirements
- できれば中学生レベルの数学の知識があると理解が早いです。
- 実際に自分のPCを使ってプログラミングしてみることをお勧めします。WindowsでもMacでも対応しています。
- 使用するプログラミング言語はProcessingで、インストールの方法や使い方はVol.1のレクチャーをご覧ください。
Description
学習指導案
■単元名
中級2Bコース Unit1-4 AR(拡張現実)
■単元の学習目標
AR(拡張現実)とはどのようなものか理解する。
ARに必要な3つの整合性について理解する。
ライブラリを用いてARのプログラムを作成する。
ARの応用を想定したプログラムを作成する。
■テーマ選定の理由
身近なところでAR(拡張現実)技術を用いたアプリケーションが使われるようになってきた。しかしながら、通常は単にARを利用するだけである。その仕組みを知っておくことで更なる改善を図ったり、新たな技術の応用先を考えることができる。
■単元の学習計画
カリキュラム
ARとは Unit1 30分
基本図形の表示 シングルマーカー Unit1 30分
基本図形の表示 マルチマーカー Unit2 60分
3Dモデルの表示 Unit3 60分
ARによる3Dモデルの表示 Unit4 60分
■育成したい思考力
ロジカルシンキング
ラテラルシンキング(技術の応用先を考える)
■評価計画
ARとはどのような技術かを理解している。
ライブラリを用いて簡単なARのプログラミングができる。
■応用・発展
AR技術の新たな応用先を考える。
学習指導案
■単元名
中級2Bコース Unit5-8 視覚の不思議 錯視
■単元の学習目標
様々な錯視図形をプログラムにより作成する。
錯視を体験することにより視覚のメカニズムについて考察する。
■テーマ選定の理由
錯視図形は単に見るだけでもおもしろい。しかしながら、なぜそうのように見えるのか考察することは少ない。自分で錯視図形をプログラミングし、深く考察することで人間の視覚のメカニズムを探求することは意味深い。
■単元の学習計画
カリキュラム
明るさと色の錯視図形 Unit5 60分
チェンジブラインドネス Unit6 60分
ライラックチェイサー Unit7 60分
動く錯視図形 Unit8 60分
■育成したい思考力
クリティカルシンキング。自分の目に見えているものでさえ、間違って見ている可能性があることを知る。
■評価計画
錯視図形をプログラミングできる。
反対色応答について理解している。
■応用・発展
錯視図形の条件をいろいろ変えて効果の大小を評価する。
新しい錯視図形を考えてみる。
学習指導案
■単元名
中級2Bコース Unit9-12 音の不思議
■単元の学習目標
音に関する基礎知識を得る。
プログラムのより様々な音を出す。
様々な音の実験をプログラムで出来るようにする。
■テーマ選定の理由
音楽は非常に身近なものであるが、音の基礎知識は知らないことが多い。プログラムで音を出すことで基礎知識を確認しながら身に付けることができる。さらにプログラミングで音を出せるようになれば、様々な音の実験を行うことができる。
■単元の学習計画
カリキュラム
音とは Unit9 60分
倍音とうなり Unit10 60分
錯聴
リズムマシン1 Unit11 60分
リズムマシン2 Unit12 60分
リズムマシン3
■育成したい思考力
キープイットシンプル。単純な法則が複雑な世界を創る。音階は単純であるが、実に多種多様なメロディーを創り出すことができる。
■評価計画
音の基礎知識を有している。
音のプログラミングができる。
■応用・発展
様々な音の実験をプログラムで行ってみる。
Who this course is for:
- 教養としてプログラミングを学びたいという一般の初心者の方にお勧めです。
- 大学1年生、あるいは社会人1年生でこれからプログラミングを始めたいという方にも適しています。
- プログラミングを学んだことのない中学生、高校生を持つ保護者にもお勧めです。
- 小学生高学年で算数や理科が得意なお子様を持つ保護者にもお勧めです。
Instructor
株式会社ソーシャルウィル 代表取締役
工学博士
1982年 東京大学工学部卒業。同年、(株)東芝入社。
1991年 世界最高速(当時)の半導体レーザを開発。
1991年~1993年 マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。
1992年 超高速光スイッチの新しい原理を世界で初めて検証。
1993年 (株)東芝 研究開発センターに戻る。
2000年 何もないところから一人で立体ディスプレイシステムの研究開発をスタート。
2003年~2006年 総務省委託研究「ネットワーク・ヒューマン・インタフェースの総合的な研究開発」研究リーダー。
2009年~2010年 総務省委託研究「眼鏡のいらない3次元映像技術の研究開発」研究リーダー。
2010年 世界初の裸眼立体テレビの製品化に成功。
2010年 発明協会 平成22年度全国発明表彰 21世紀発明賞受賞。
2011年 文部科学省 平成23年度文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞。
2011年 東芝社長表彰受賞。
2013年 (株)ソーシャルウィルを創立するために(株)東芝を退職。
2014年〜中高生向けプログラミング教室Ex-Gramエクスグラムを運営中。