車載組込み開発のための暗号技術入門
自動車開発ではサイバーセキュリティ対策の要件が出てきており、車載ECU開発でのセキュリティ対応が必要になってきています。本講座では、車載組込み開発エンジニアが備えておくべきサイバーセキュリティの考え方や暗号技術を中心に解説します。
Created by 株式会社 サニー技研
What you'll learn
- 自動車のサイバーセキュリティ対策の歴史と車載ECUに導入されるセキュリティ機能概要
- 自動車組込み開発に関する内容を中心とした暗号技術と使い方、暗号の種類による強度の違い仕組み
- AUTOSAR SecOCの仕組み
- AES、ECB、CBC、CMACなど、セキュリティ用語の意味と機能
- ハッシュ関数とMAC情報の改ざんを防ぐ技術
- 情報セキュリティに関する一般的な基礎知識
- Root of trust(信頼の基点)
- UN-R155/UN-R156やISO/SAE 21434について概要説明はしますが、詳細な解説は含みません。
Requirements
- 一般的な情報セキュリティの基礎や暗号技術も含めた内容となっていますので、自動車のサイバーセキュリティに興味があれば誰でも学習できます。
Description
本講座の特徴
初めて暗号に触れる方を対象とした入門講座です。
車載組込み開発エンジニアが備えておくべきサイバーセキュリティの考え方や暗号技術を中心とした学習内容です。
自動車のサイバーセキュリティ対策の必要性や、法規制の歴史的な流れ、自動車へ導入されるセキュリティ機能の概要などの幅広い知識を習得します。
自動車組込み開発に関する暗号を中心に、暗号とは何か、暗号の使い方、暗号の種類による強度の違いや仕組みなどを学習することで、サイバーセキュリティ対策として登場する技術の必要性を理解することを目的としています。
本講座の音声解説はナレーションソフトによる合成音声を使用しています。倍速再生でも聞き取りやすいものとなっています。
Who this course is for:
- 車載ECU開発に携わっており、初めてセキュリティや暗号に触れる人
- AUTOSAR SecOCの仕組みについて学びたい人
- 自動車のサイバーセキュリティに興味のある人
- 自動車の組込み開発エンジニアの人
- 暗号技術を基礎から学びたい人
Instructor
車載通信, CAN通信, LIN通信, AUTOSAR, ソフトウェア開発
株式会社サニー技研は、「つなぐ」技術で社会へ価値提供するソフトウェア・ハードウェア開発会社です。
自動車向け車載通信のエキスパート企業として、20年以上に渡って、自動車メーカー、部品サプライヤー向けに車載通信ソフトウェアを中心としたソリューションをご提供しています。
CAN通信、LIN通信、AUTOSARなど車載ECU開発に欠かせない通信ソフトウェアの他、評価ボード、通信バスアナライザツールなどの製品開発・製造・販売をしています。
これまで培ってきた車載通信の知識や知見が、受講者の皆様のお役に立てれば幸いです。