
当講座の趣旨主旨。なぜ「文学部」講座なのか? 大学文学部内における学科の本流・傍流関係を「渓流モデル」によって説明。本来的には本流が作家育成、傍流が文学鑑賞、語学関係などに岐かれる。文学部本流である「作家育成」として、当コースは「小説執筆の技術」をテーマに語られる。
小説と作文の違い。何をもって「小説」と呼ばれるのか。作文と諸ジャンル小説は地続きの実体であることの、定規モデルによる説明。
小説を書くために必要な技術。作文技術と小説技術の融合。三角定規モデルによる解説。
個人的な経験を超えた、時代と地域を問わない普遍的な小説執筆法の構築が必要な理由などが語られる。
小説執筆の技術、すなわち「執筆タブレット」について。「小説の三角定規」をあてがうことによりタブレットの必要度合い概算を見分けられるようになる。
小説執筆の段階をタブレットによって詳細する。着想とイメージング、物語制作段階に使う「金型」の紹介、金型への「焦点」打ち込み、「大焦点」の中に見えてくるタイトル案、小説は「執筆」ではなく「推敲」でつくりあげることについて、など。
第3章では制作の実際を示すことによって小説の 具体的な描き方を示す。著作権の関係で外部作品を取り上げずらいため、作品は全て小出のものを使用する。
一般小説(私小説寄り)例として、当作品を取り上げる。「小説の定規」により作品の位置、「小説の三角定規」によって作文技術+小説技術の比率イメージを示す。「執筆タブレット」を傍らに、制作の実際段階を具体的に解説していく。
「小説スケール」により「SF寄り一般小説」の位置にある作品例として「いつか来た道」を取り上げる。前回の作品よりも一層小説技術を必要とすることが「三角定規」によってわかる。「タブレット」の一段階ごとに、作品制作の詳細を示していく。今回は「金型」に「起承転結」を使用。場面化の具体例を特に詳しく説明。大焦点を観てタイトル案イメージをどのように具体的に考えていくか、などまでが語られる。
小説技術の要求度が高い、SF作品の制作例として当作品を取り上げる。ふと降りてきたひらめきがどのように作品になっていくかの実例を、タブレットを使って詳しくレポートしていく。宇宙空間と次元、神についてなど、一見抽象的な話をどう具体的な物語にして場面化していくかの工程を紹介していく。
加えて、着想―イメージを昇華していく方向は文芸に限られるわけではない。他の芸術に昇華する例についても示す。
まとめとして、小説は表現レンジが広く、自由度が大きい分野であることについて。小説を描く意味について。「作者の」作品とは、その人にしか描けない。これは生きる意味に直結している。表現者としての新しい毎日についてまでが語られる。
「作家に変身の作文」(初級・上級)講座で文章の実力をあげた人へ。その腕前を自分の「著作」を描くことで、自ら「作家」になってみましょう。本来的には大学文学部における「本流カリキュラム」である、作家育成コース。これまで全く小説を描いたことのない人が、自らの世界を描くことができるようになります。