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Clojure完全入門:関数型とREPL駆動開発で学ぶ実践プログラミング
202 students

Clojure完全入門:関数型とREPL駆動開発で学ぶ実践プログラミング

JVM上で動くモダンLisp。不変データ・並行性・マクロまで、Clojureの思想と実装を一気通貫で習得する
Last updated 7/2026
Japanese
Japanese [Auto],

What you'll learn

  • Clojureの設計哲学と歴史的背景を理解し、いつ採用すべきかを判断できる
  • REPLを駆使した対話的開発フローを身につけ、フィードバックループを最短化する
  • ベクタ・リスト・マップ・集合といった永続データ構造を自在に操作できる
  • map・filter・reduce・トランスデューサで関数型データ変換パイプラインを組める
  • Atom・Ref・Agent・STMを使い分け、安全な共有状態を実装できる
  • core.asyncのチャネルで非同期・並行処理を宣言的に記述できる
  • マクロでコードを生成する方法を学び、Lispの真の力を引き出せる
  • プロトコル・レコード・multimethodによる柔軟な多態性を設計できる
  • スレッディングマクロや関数合成で読みやすく保守性の高いコードを書ける
  • SpecやMalliで宣言的なデータ契約を定義し、堅牢なシステムを構築できる

Course content

6 sections44 lectures4h 58m total length
  • Clojureの誕生と歴史5:44

    Rich Hickeyが2007年にClojureを世に送り出すまでの道のりを、時系列でたどります。彼が既存言語に対して抱いていた不満、状態管理と並行性への問題意識、そしてLispの伝統をJVM上で再構築するという決断の背景がわかります。主要バージョンの軌跡や、言語進化の節目を支えた追加機能を追いながら、長い沈黙の自己投資を経て、なぜClojureが「実用的なLisp」として独自のポジションを築けたのかを一本の物語として理解できます。

  • はじめてのprintlnとREPL6:26

    REPLを開いてprintlnで文字列を出力する、Clojureに触れる最初の一歩を踏み出します。短いメッセージを表示しながら、コンソールへの出力と評価結果(nil)の違い、そしてprn・println・print・pr-strの使い分けを体験します。最後は改行やタブのエスケープに触れ、pr-strでセーブデータ用の文字列を作り出す例まで動かして、文字列リテラルとエスケープといった基礎を最初に押さえます。

  • defによる名前束縛と変数の考え方4:47

    defを使ったトップレベル束縛で、Clojureにおける「変数」の扱い方を学びます。名前やステータスといった値を名前に束縛し、後からその値を参照したり組み合わせて一文を作ったりするコードを動かしながら、可変変数を持たないClojureの「再代入ではなく再束縛」という考え方を出力を通じて体感します。最後は複数の値を束縛して一枚のプロフィールカードを組み立てる演習で、defの構文と評価順序を定着させます。

  • 数値型:整数・浮動小数・有理数・BigInt5:23

    整数・浮動小数・有理数・BigIntegerという、Clojureの豊富な数値型をREPLで実際に触ります。42・3.14・1/3・N接尾辞付きの大きな数を評価し、(type x)で型を確かめながら、1/3 + 1/6が誤差なく足し合わされることや、巨大な数をN接尾辞でBigIntとして扱う仕組みを目にします。最後は複利計算を有理数で書き、誤差なく結果が得られることを自分で確認します。

  • 文字列・文字・キーワード・シンボル8:15

    文字列・文字・キーワード・シンボルという、Clojureが扱うテキスト系・記号系の値を一通り体験します。ダブルクォートの文字列、バックスラッシュ記法の文字(\あ)、コロン始まりのキーワード(:name)、引用符付きシンボル('power)を順に評価し、それぞれの型と用途の違いを確かめます。str関数で日本語を連結し、キーワードがマップのキーになる例にも触れたうえで、四つの値を組み合わせて一枚のカードを完成させます。

Requirements

  • 何らかのプログラミング言語(Java・Python・JavaScript等)での基本的な経験
  • 変数・関数・データ構造といった一般的なプログラミング概念への親しみ
  • JDKをインストールできる環境(Windows・macOS・Linuxいずれも可)
  • ターミナルやコマンドラインでの基本操作に抵抗がないこと
  • 新しいパラダイム(関数型・Lisp)を学ぶ知的好奇心と忍耐

Description

This course contains the use of artificial intelligence.

ソフトウェア開発の複雑さが爆発的に増大する現代において、Clojureは「シンプルさは美徳である」という強い信念に基づいて設計された数少ない言語の一つです。Rich Hickeyが提唱した不変性とデータ指向の哲学は、Web、データ処理、金融、機械学習基盤など多様な領域で実証され、世界中の企業の重要システムを支えています。JVMという世界最強クラスのランタイムに乗りつつ、Lispの表現力とREPL駆動開発の即応性を兼ね備えたClojureは、関数型プログラミングを「理論」ではなく「日常の道具」として体験させてくれる稀有な選択肢です。本コースは、その思想と実装の両面に深く踏み込みます。

本コースの構成には明確な狙いがあります。コーディングを扱う各セクションはまず、その領域が「なぜそう設計されたのか」を語る短い概念レクチャーで幕を開け、続けてREPLで手を動かすハンズオンのコーディングレクチャーへと進みます。出力・基本データ型から始まり、演算と条件分岐、関数定義、ベクタ・リスト・マップ・集合といったコレクション操作へと、概念と実践を交互に織り交ぜながら基礎を一段ずつ固めていきます。中盤以降は高階関数、map・filter・reduce、スレッディングマクロ、comp/partial/juxtによる関数合成、トランスデューサ、そしてAtom・core.async・マクロ・プロトコルといったClojureならではの上級技法へと、同じリズムで踏み込みます。そしてコースの終盤は、STM・Atom・Ref・Agentの状態モデルの四象限、遅延シーケンスのチャンク評価の仕組み、トランスデューサの設計思想、Spec・Malliによる宣言的データ契約、そしてREPL駆動開発とリッチハッカー文化といった、Clojureを「ただのLisp」以上の存在にしている深い概念レクチャー群でじっくりと締めくくります。

対象は、他言語(Java、Python、JavaScript、Rubyなど)での基本的なプログラミング経験があり、関数型パラダイムやLisp系言語に本気で取り組みたい方です。前提知識として高度な数学やJVMの深い理解は不要ですが、変数・関数・データ構造といった一般的な概念に親しんでいることを想定します。受講後は、Clojureで実用的なスクリプトとアプリケーションを書き、REPLを駆使した対話的開発フローを身につけ、不変データと純粋関数を中心としたコード設計ができるようになります。

本コースの特徴は、構文の表層的な解説に留まらず、なぜClojureがこの設計になったのかという「Why」を一貫して掘り下げる点にあります。永続データ構造の内部からマクロのコード生成まで、抽象の層を一つずつ剥がして見せます。関数型プログラミングに本気で向き合いたいエンジニア、複雑性に疲れたシステム開発者、新しい思考の道具を求める知的好奇心の持ち主に、ぜひ受講していただきたい一本です。今すぐ登録して、Lispの伝統とモダンなJVMエコシステムが交差する地点で、プログラミングの新しい風景を体験してください。

Who this course is for:

  • 関数型プログラミングを本格的に学びたい現役エンジニア
  • JavaやKotlinの経験者で、JVM上で動く別の言語を探している方
  • Lispの系譜とモダンな実用言語が交差する地点に興味のある開発者
  • Pythonやデータエンジニアリングの経験者で、データ指向設計を深めたい方
  • 複雑性に疲れ、よりシンプルで堅牢な開発手法を求めるソフトウェア技術者