PR動画の絵コンテを学ぼう|基礎から中級まで|提案にも社内制作にも使えるノウハウ
What you'll learn
- 動画の提案のための絵コンテの描き方
- イラストを早く描くコツ
- 資料やプレゼンに使えるイラストを描くスキル
- 提案にイラストを使うための発想法
- イラストをうまく見せるテクニック
Requirements
- 特にありません
Description
企業ものPR動画の絵コンテの描き方が分かる講座です。
動画を作ろうとする企業様への提案
社内でPR動画の企画を進めるとき
に役立つ内容です。
ビジネスの現場でも、動画を活用することが一般的になりました。
これまで動画に縁がなかった企業も、動画を作りたいと考えるようになっています。
「突然動画を作らないといけなくなった」というご相談もよくいただきます。
その一方で、
「動画を作ってみたいけどよく分からない」という声も少なくありません。
初めて動画を作りたいと考える場合は、見積もりをとっても、よく分からない。
制作会社から説明を受けても、頭の中にイメージできない。
事前にどんなものが出来上がるのかが分からないことが、不安なのです。
意外と、動画の専門家も、絵コンテが苦手だったりすることは多いのです。
【絵コンテは、企画段階に活きる】
動画の効果が未知数なため、まずは社内で作ってみようと考えるケースもよくあります。
実際、スマートフォンで撮影しても画質は遜色ありませんし、動画編集も意外とできてしまいます。
しかし問題は、撮影前です。
「どんなものを作ればいいのか」
「頭の中のぼんやりしたものをどう具体的にするのか」
こういった企画段階、社内で意見をまとめる段階のハードルが高いのです。
ここで登場するのが、絵コンテです。
【絵コンテを30年近く描いてきました】
私は30年近く、映画制作・動画制作で一貫して絵コンテを活用してきました。
企画段階で絵コンテを描いてアイデアをまとめ、
提案段階でも絵コンテを見せて話をまとめ、
撮影でも絵コンテを使ってカメラマンと効率的に話を進めます。
作品に合わせて描き方を変え、
相手に合わせて見せ方を変えてきました。
描いた絵コンテは、そのほとんどすべてをカメラマンに見せて実際に撮影しています。
相手に見せるために絵コンテを描いてきたわけです。
【動画制作に欠かせないのは、関係者のイメージの共有】
映画をつくるときは、監督が自分の思うように進めればいいことも多いです。
一方で、企業で動画を作るときは、<関係者間のイメージの共有>が欠かせません。
誰か一人が分かっていればいい、とはいかないのです。
動画制作には、大きく3種類のプレーヤーが登場します。
動画を作ってもらいたいクライアント
動画を作る制作会社(制作者)
動画を提案する代理店(営業マン)
絵コンテは、これらプレーヤーたちの頭の中を繋ぐことができます。
【絵コンテは、ロジック】
絵コンテは絵を使って表現しますが、決して「センス・感性」などに頼ったものではいけません。
絵コンテは、口頭で説明できるものである必要があります。
絵コンテはロジックなのです。
よく勘違いされますが、美しい絵を描くことが絵コンテの目的ではありません。
絵コンテを使って、ぼんやりした会話を具体化していくことに意味があります。
実際、打ち合わせで絵コンテを描きながら、共通のゴールが「見えてくる」なんてこともよくあります。
【絵が描けない、苦手な人向けの内容です】
今回は、絵を描くことに抵抗がある方を対象に講座を作りました。
円を描いたり、四角を描いたりするところから、人物の描き方や絵の装飾まで幅広く解説しました。
実際に描く様子も収録しているので、描き順もご覧いただけます。
できる限り多くの業界の方の参考になればと願って話しています。
【この講座は、全部で4つの内容から成り立っています】
<第1章>絵コンテについての考え方、役割について
ここは絵コンテの企画方法と言えます。
とても大事な部分ですが、正直最初は退屈に感じるかもしれません。
他の部分を聞いた後で最後にお聞きいただいても構いません。
<第2章>絵コンテを描く手順
絵コンテを描くステップと、絵コンテを描く道具について解説しています。
私が使っている道具、ツールをすべてご紹介しています。
すぐに具体的な話を聞きたい方はここからお聞きいただいてもいいかと思います。
<第3章>絵の描き方
この講座のメイン部分です。
基本となる人間の顔の描き方から、うまく見せるテクニックまでかなり時間を使って解説しました。
ただ、絵だけ描いても伝わるわけではないので、他の章と合わせてお聞きください。
<第4章>サンプル絵コンテ
最後に、ここまでのスキルを使って実際の提案を想定した絵コンテ事例を3つご紹介しています。
* * * *
「こんなことしたい」とぼんやり考えていること。
これを具体的に目に見える形で表現してみませんか。
【ご注意!】
イラストレーターを目指すコースではありません!
すでに絵を描くのが得意な方には向きません。
ストーリーものの映画を作りたい方には向きません。
Who this course is for:
- 提案に絵コンテを加えたい方
- 動画を提案する立場の方
- 資料やプレゼンでイラストを使いたいビジネスマン
- 人に説明する際にイラストを使いたい営業マン
- 絵が苦手だけど仕事にイラストを使いたい方
- 動画を作るサービスをお持ちの方
Instructor
カルフのように主宰・映画制作体験プロデューサー・絵コンテコーチ
広島県の瀬戸内沿いの田舎町で育つ。1995年に20歳でおじいちゃんよりビデオカメラをもらい、知識ゼロ・仲間ゼロ・カメラ1台から映画制作を始め、2001年に「映画工房カルフのように」を立ち上げる。
その経験を活かし、小・中・高校生から社会人まで、これまで映画作りアドバイスした人数は1000人以上。2008年「初心者のためのゼロから始める映画制作講座」などセミナー講師も務める。
映画の作り方情報を初心者向けに分かりやすく体系化したサイトは500ページを超え、特に「絵コンテの描き方」が有名。初めての人だけを対象とした映画制作ワークショップは2003年から20回を数える。2012年からは、日本各地での映画制作体験ワークショップも開始。大手映像専門学校での参考サイトでもあり、GATSBY学生CM大賞2008の「映像制作に役立つリンク」に選ばれた。メディア掲載歴も豊富で、2009年にBSフジのワッチミー!TV×TVにて取りあげられる。NHKやスルガ銀行ほか、法人での講座も開催している。よみうりカルチャースクールほかで講座も開設した。
独自の「初めて映画制作術」は、20以上の大学・高校の授業や研究室などで採用されている。有名私立中学・高校へのアドバイス経験も多く、作成した「映画の作り方」教材が、学習院大学図書館ほか、各地の高校・大学蔵書にもなっている。
監督作20作、プロデュース12作、その他助監督としてフィルム映画にも関わる。第23回東京ビデオフェスティバル入賞、第15回読売国際漫画大賞入選。小坂本町一丁目映画祭Vol.8 オープニングムービー。第一回JASRAC音楽文化賞受賞(映画「アオギリにたくして」制作委員会として)。各地の国内映画祭でも上映多数。企業オンラインCMを数十本請け負い、インタビュー映像も30本以上制作。『映画が作れるようになるメールマガジン』は600号を超え、毎週欠かさず続いている。
好きな映画NO.1は『ロッキー』。2007年3月『ロッキー・ザ・ファイナル』宣伝で来日したシルベスター・スタローンに会い、夢の一つを達成。
仕事も家庭も趣味も両立し、「好きな時に気の合った仲間と作りたい作品を作る」日々を送る。これまで21ヶ国を旅した旅人でもある。
◎著書に『iPhoneでお金をかけずにビジネス動画を作れるようになる本』『iPhoneで作ろう ビジネス動画の教科書』『事例で学ぶ1分間PR動画ラクラク作成ハンドブック』(ペンコム)がある。