
全体を把握するため「アルハンブラの想い出」の全曲演奏を聴いていただきます。
効率的な学習の進め方についての解説です。
受講の際のコースプレイヤーの操作の仕方についての解説です。
【ご注意ください!】
両方ともファイル名は英語ですが、日本語版と英語版があります。
【Please be careful! ]
Both file names are in English, but there are Japanese and English versions.
【トレモロ練習の際に気を付けたいこと】
・爪は必ず磨きましょう。(ギタリストサンドペーパーを使いましょう。)
・指と爪の両方が当たる場所で弦を爪弾き、指で弦を感じるようにしましょう。
・なるべく指の動きを大きくしない(第1関節から先で弾く感覚)で、
かつ、なるべく大きな音で弾きましょう。
・最初はゆっくり練習し、だんだん速くしてゆきましょう。
・等間隔で音が出るように弾きましょう。
・必ずメトロノームで練習しましょう。
最も基礎的なトレモロ奏法習得の為のトレーニングです。
・冒頭~4小節
左指をかなり拡張させる必要があるので、しっかり広げて押さえましょう。弾く順番に押さえてゆき、すべて一度に押さえる必要がないことに注意しましょう!
どのフレーズも原則的にクレッシェンド・デクレッシェンドで弾く最後はラレンタンド気味にゆっくり弾きましょう。
・5~8小節
低音の維持は大切ですが、5小節3拍目と6小節の3拍目は指を離さざるを得ません。
素早い左手の移動が必要です。
・9~12小節
9小節3拍目はセーハの形でずらして弾きましょう。10小節の3拍目は1拍目の低音が切れしまいますが、代わりに④弦の開放弦で補う形で演奏しましょう。11小節1拍裏拍のスラーは2,4番でハッキリと急がずに弾きましょう!11小節からのセーハはきついけれど、頑張って押さえましょう。
・13~16小節
13小節3拍目の左2指を弦から離さず、ガイドとして弦上をスライドして、14小節の押さえに入りましょう。14小節の押さえがやや難しいですが、しっかり指を立てて押さえましょう。
・17~20小節
17小節の3拍目はしっかり指を立てて押さえて音を出しましょう。19小節の3連符は急がずにしっかり弾きましょう。
ここ迄解説した内容を演奏で確認しましょう!
・21~24小節
この小節から長調に変わりますので、明るい音(例:やや硬い音)で演奏しましょう。
この4つの小節は常に左1指が4弦2フレットに触れている状態で演奏しましょう。
・25~28小節
この曲で音量が最大になる箇所です。低音もメロディーもしっかり大きな音で演奏しましょう。ただし、物理的に大きな音ではなく、美しい音色で演奏することが大切です。
28小節をしっかり大きな音で弾いておき、次の小節でp(ピアノ)に落とす演出が大切です。
・29~32小節
31小節の2拍目は左4指の動きが重要です。しっかり最後の音まで弾いてから指を動かしましょう。また、1拍目を弾いている間に左2指も準備しておきましょう。
・33~36小節
33~34小節は低音がメロディーです。堂々と威厳を保って演奏しましょう。35小節1拍目裏拍は左指をしっかり拡張させて3連符を演奏しましょう。また、その後の低音もしっかり指を拡張させて演奏しましょう。
・37~41小節
37、38小節で低音が同じ音を弾く個所はクレッシェンドかデクレッシェンドを選択して演奏しましょう。(クレッシェンドもデクレッシェンド無い演奏はいけません。
・42~44小節
ここは低音を威厳を保って演奏することが大切です。しっかり、低音を弾きましょう。特に44小節は低音でクレッシェンド又はデクレッシェンドで弾きましょう。
・45~49小節
48小節と49小節は全く同じ音で構成された小節ですので、何らかの表現を加えましょう。
・50小節~最後
50小節は押さえが難しいので、音を弾く順番に弦を押さえながら弾いてもよい、位の気持ちで演奏しましょう。
又、50小節は、太陽が日が沈む直前に放つ光のようなイメージでしっかりと弾き切り、次の小節に移ってゆきましょう。53、54小節のド♯はテヌート気味に演奏するとおさまりがよい演奏になります。最後の3小節はけっして急がず、一つ一つの音にしっかり気持ちを入れて演奏しましょう。
ここ迄解説した内容を演奏ビデオで確認してみましょう!
【全体の構成について】
この曲の構成は
第1部:短調→短調(繰り返し)、
第2部:長調→長調(繰り返し)、
第3部:エンディング
という構成になっています。
*オリジナル版では第2部終了後、D.Cで最初に戻り、第2部に入ってからエンディングに入ってゆく構成です。
第1部も第2部も繰り返しがありますので、繰り返すときに工夫が必要です。
例えば、繰り返して最初の4小節はp(ピアノ)で演奏する、あるいはその逆にf(フォルテ)で演奏するなど、繰り返した事がきちんと伝わるように演奏しましょう。
【全体の構成感について】
●第1部
9小節がマックスになるように演奏しましょう。
●第2部
26小節がマックスになるように演奏しましょう。
●エンディング
エンディングは42小節と50小節にマックスがあります。
【具体的に音楽表現する上で大切なこと】
・イメージ、想像を膨らませる
よく、この作品は「作曲者のタルレガがアルハンブラ宮殿に行ったときのことを曲にしたものです。」と解説されています。ですから、トレモロは宮殿の噴水を表現しているのではないか?と言われています。
しかし、もし自分がそう感じなければ別の想像をして演奏することも可能です。
たとえば、海岸に寄せる波や、山に吹く風、あるいは感情の起伏など、色々と想像できますので、自分の感性を大切にしましょう。
・音楽は理屈ではない
音楽は理屈を説明するものではありませんので、自分が感じる気持ちを素直に演奏に反映することが一番聴衆に伝わりやすいと言えるでしょう。
例えば、楽しい、悲しい、嬉しい、寂しいなどの感情を感じながら演奏できるとよいと言われています。
では、どうやって感じるものを表現するか?です。
・具体的にやってみましょう!
まず、目をつぶってください。
1ある映画のシーンとして・・・・
【音楽表現で、もう一つ大切なこと】
他の人の演奏をまねることです。
これは、自分が「いいな」と思える他の人の演奏表現をまねて自分の演奏に取り入れてみるということです。そうして、・・・・
【この作品について】
スペインの作曲家フランシスコ・タルレガが作曲したクラシックギターの名曲「アルハンブラの思い出」はクラシックギターを弾く人は一度は挑戦したい名曲です。
全編に渡りトレモロという特殊奏法を用いて作曲された、この作品は「愛のロマンス」と並んでクラシックギターの名曲として、ギターを弾く多くの人に愛されてきました。
トレモロという奏法は自転車の乗り方と同じで、一度習得してしまえば、忘れることが無い(常に練習し続けなくても弾ける)ため、一度完成させてしまえば、一生涯のレパートリーにすることが出来ます。また、この作品は初めて聴く人にとって、驚きをもって受け入れられることが多い作品と言えますので、レパートリーにする価値が高い作品と言えます。
【なぜこの曲をレッスンコースにしたか?】
この作品はトレモロという特殊奏法をマスターすることは勿論、左手の押さえもかなり難しい箇所があり、楽譜を読んで弾くことが難しい為、諦めてしまう方が非常に多く、私も大変残念に思っていました。
その為「左手の押さえが分からない」「楽譜から左手の押さえを読み取れない」という方へプレヤーズ・ビュー(演奏者から見た左手の押さえ)で撮影すれば、簡単にわかるのではないか?との思いからプレヤーズ・ビューを採用し(解説ビデオはプレイヤーズ・ビューではなく、正面からの撮影です)、音楽表現の面も加えてレッスンコースに仕上げました。
また、学生の時に札幌市でギターの巨匠ナルシソ・イエペスの演奏を聴き、その、あまりの迫力に感動し、それ以来、この作品の習得に努め、演奏を徹底的に研究し、実践したノウハウの集大成としてこのコースを作成致しました。
*ご注意ください~全てのビデオがプレイヤーズ・ビューではなく、左手の押さえの解説ビデオ(左手、右手、楽譜の3画面によるビデオ)のみプレイヤーズ・ビューによるビデオです。
【レッスンの進め方】
*ビデオは以下の順に再生されますが、受講される方のレベルに合わせて、適宜、飛ばしたり、順番を入れ替えていただいて結構です。
1、「楽譜と演奏アドバイス」をダウンロードしてプリントアウト
楽譜は画面でも確認いただけますが、是非、プリントアウトしてご覧ください。
2、トレモロ奏法の基礎練習
トレモロが初めての方も、このビデオでトレモロの基礎をマスターしましょう!
3、フレーズ毎の弾き方のレッスンビデオ
フレーズ(4小節)毎に左手の押さえや表現などの解説をしています。このビデオでしっかり演奏のポイントを掴みましょう。
4、音楽表現のレッスンビデオ
楽曲全体の構成、演奏の構成感、具体的な音楽表現方法などを解説しています。
5、「プレイヤーズビューの左手」「右手」「楽譜」の3分割画面ビデオで、主に左手の押さえをしっかり確認しましょう。
上記3の解説を参考にしていただき、このビデオで主に左手の押さえをしっかり確認しましょう!
6.模範演奏
音楽表現を含めた模範演奏です。あくまでも、一つの音楽表現ですので、ご自分でさらに発展させていただくとよいでしょう。
このレッスンコースで貴方だけの、世界に一つの「アルハンブラの想い出」を演奏しましょう!
【受講者の声】
~ひとつひとつ手順を追って、しっかり学ぶことができます。 説明が本当に丁寧で、爪の磨き方から弾き方の細かいコツ、アドバイスまで教えてくれるので、とても分かりやすかったです。 オンラインでここまで学べるとは、感動です!~
~自分はギターを習っています。溝渕浩五郎編のカルカッシ教則本第4部まで進みました。アルハンブラは弾けている・・・と自分なりに思っていました。ところが、基礎の基礎部分である全弦開放でのトレモロ練習で速度70で問題なし、5ずつアップしていくと85でiが若干弱い弾弦になることを発見、再度テンポを落として確実に同じ強さ、音色、等間隔になることを意識して練習しました。パターン2のpが6,5,4,3弦の往復が加わると速いテンポ(90以上)等間隔をキープするのが怪しくなるのを発見。またまた、テンポを落として確実に練習を進めています。とても勉強になっています。~
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