顔認証システムを作ってみよう改訂版__画像から個人を特定 - 自宅で再現する本格派顔認証システム
What you'll learn
- 顔認識・顔認証の仕組み
- 写真画像での顔認識
- USBカメラでのリアルタイム顔認識
- 顔検出の種類
- HoG特徴量による検出方法など
- 顔認識・顔認証フレームワークの使い方
Requirements
- Google アカウントの取得
- (可能であれば)USB接続のできるカメラ、またはPC付属のWEBカメラ
Description
この講座では自宅のパソコンで顔認識(顔認証)のコードを作ることを目的としています。コンピュータでプログラムを動かしたことのない方でも動画の解説の通りに設定していけば動かせます。プログラミングの経験がある方は、パラメーターのチューニングを行ったりして改造してみましょう。必要なものはパソコンとWebカメラだけです(カメラが無くても静止画で体験することは可能です)。GPUは必要ありません(あればスムーズに動きます)。Windows、Mac、Linux(Ubuntu) などの環境で作ることができます。まず動かしてみたいという方は、教材コードをダウンロードして走らせてみましょう。
また、Webカメラでのリアルタイム実行はコマンドプロンプト(Macや Linuxはターミナル)上で行います。この操作に抵抗のある方は、写真画像だけとなりますが、Webブラウザ(Google Chrome)上で顔を識別プログラムを走らせることができます。チャレンジしてみてください。
このコースでは顔認識用の「フレームワーク」という独自のプログラムを使用しています。フレームワークとは、柱や間取りが決まった建売住宅のようなもので、一からプログラムを書くのがあまりにも手間取るので、分かり切ったところは一まとめにしているものです。これは丁度、電話機のようにボタンを押せば使えるといったものです。私たちは電話機の中身の構造はわかりませんが、電話のかけかたは教えてもらえればわかります。今回のコースはそのような感じです。そして英語に抵抗がある方は「当該目的を達成するためのボタンを押しているのだ」と思ってコード実行してみてください。
Pythonコードの教材付
Who this course is for:
- 画像認識に興味のある方。
- 顔認識・顔認証に興味のある方
- プログラミング初級者~中級者
Instructor
Michiyasu Uchiyama
JDLA(日本ディープラーニング協会)認定 E資格取得
AIというと「研究所」で行うものに感じますが一般人は扱えないのでしょうか?そういった疑問から当コースでは「パソコン」を使ってどこまで再現できるのか、個人向け講座として挑戦してみることにしました。
大学数学など習ったことがないため全て独学で習得しましたので、機械学習初心者の方も気軽に質問してみてください。まずは紙と鉛筆のレベルから「手で触れる」AIを体感してみましょう。
(初めて機械学習というものに接した頃、ネットで公開されているコードを必死に動かしていましたが、サンプルデータではうまくいっても、自前のデータでは全く効果がありませんでした。しかし、コードレベルで理解していくと、簡単に正答率が上がりました。そのとき機械学習というものの中身を「手で触った」という感じがしたのです)
今はフレームワークもあり、ネット上のサンプルを実行すれば簡単に結果を得られますが、ひとたび実用化を計ろうとするとすると、たちまち使い物にならなくなります(例えばMnistの手書き数字の認識は、実用面では、ほとんど効果を発揮しません)。しかし機械学習がどのような理屈で動いているのか知っていれば、プログラムを加筆修正することができます。
途中で分からなくなってきたときは...
人工知能・機械学習初心者の方は、以下の順序でコースを受講していただくと分かりやすいと思います。イラストを多めに用いた解説を行っています。
画像認識(ディープラーニング)
習うより慣れよう Visual AI さわって覚える人工知能「ディープラーニング編」
ニューラルネットワークを大量の絵を使ってわかるように解説しています。紙と鉛筆で計算できるようになります。
↓
GAN(生成モデル)
条件付の手書数字を生成しよう。Conditional GANで学ぶ生成モデル
初級~中級です。その後、CycleGANやStyleGANに進むとわかりやすいと思います。
↓
自然言語処理
AI機械翻訳(付録:日本語対応ソースコード付)
まずはRNN(再帰型ニューラルネットワーク)で自然言語処理を身に着けておきましょう。