
本コースにはAIの使用が含まれています。
【対話で使えるようになった、その次へ】
Claude Code を対話で使うのと、プログラムから組んで毎晩自動で回すのとでは、気をつけることがまったく違います。人が画面を見ていないので、何を許し、どこで止め、いくらまで使うかを、最初に決めておく必要があるからです。
本コースでは、Claude Agent SDK で調査役・実装役・レビュー役のチームを組み、GitHub Actions と夜間バッチで回し、費用・安全・評価・監視まで固めるところまでを、動くサンプルコードで進めます。
【収録中に実測して分かったこと】
2026年9月、Claude Code 2.1.251 と Python 版 claude-agent-sdk 0.2.157 で、すべてのサンプルを実際に動かして確かめました。その中で、公式の説明だけでは気づきにくい落とし穴がいくつも見つかりました。
・既定の設定のままだと、動かした人の個人設定が毎回読み込まれ、エージェントの振る舞いまで変わりました。1往復の文脈は、何も読み込まない場合の約2万8千トークンに対して、約8万9千トークンでした
・ログイン中の Claude のコネクタ(Gmail・Drive・カレンダー・Slack など)の説明だけで、毎回約7万トークンが乗っていました。使う MCP を明示すると、同じ1往復が568トークンまで減りました
・allowed_tools は「確認なしで許す道具」の一覧で、使える道具を絞るものではありませんでした。Windows では Bash 向けのフックを素通りする経路がありました
・費用の上限を0.01ドルにすると、実際には約0.018ドルで止まりました。上限はぴったりの天井ではありません
・Windows 単体でサンドボックスを有効にしても、作業フォルダの外に書き込めました。知らせは警告1行だけでした
数字は収録環境での実測で、環境によって変わります。本コースでは、自分の環境で同じことを測るためのサンプルも配ります。
【この講座で作るもの】
・組み込みの道具で1つの仕事を最後まで終わらせる、最初のエージェント
・危ない操作を止め、記録を残し、終了を知らせるフック
・親が子に仕事を配って結果を集める、調査・実装・レビューのチーム
・失敗したら止まり、二重に走らず、途中から再開できる夜間バッチ
・決めた型の JSON で結果を返させ、後工程につなぐ仕組み
・固定の課題と自動の合否判定で、変更のたびに測る評価
最後に、これらを1本につないだ総仕上げを動かします。収録ではレビュー役の判定が返ってこない回がありましたが、こちらのテストで合否を決める作りにしていたため、正しく判定できました。判定役を信じ切らない設計を、実例で確かめます。
【扱わないこと】
Claude Code の基本操作と、MCP サーバーの作り方は扱いません。MCP は既存のサーバーを「使う側」だけを扱います。
【この講座で使う版について】
Claude Code と Agent SDK は、細かい版ごとに仕様が変わります。本コースの説明は2026年9月時点の版で確かめたものです。版の変化に気づくための記録と評価の仕組みも、講座の中で作ります。
【2027年度からのIPA新試験制度との関係】情報処理推進機構(IPA)が2026年9月30日に公開した基本情報技術者試験の新シラバス案(Ver.0.1・2027年度から適用予定)には、本講座で扱う「マルチエージェント(サブエージェント)」「エージェント向け指示ファイル」が用語として挙げられています。本講座はIPA試験の対策講座ではありませんが、新シラバス案に含まれる範囲を、実際に手を動かしながら学べます。なお、シラバスは案の段階であり、正式版で変更される可能性があります。最新の情報はIPAの公式ページでご確認ください。